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もし、テロリストが人質をとって立てこもったら

2014年12月18日 22時16分 JST | 更新 2014年12月18日 22時16分 JST
aruba200 via Getty Images

シドニーから3大会連続で五輪に出場した元陸上選手と、一緒に考え、議論を深めます。議論は週刊誌AERAの連載で紹介します。いただいたコメントを抜粋・要約することもありますがご了承ください。

 あなた自身が厳しい局面に面していると、想像してみてください。A国の警察組織を束ねるトップとして、とても難しい判断を迫られているのです。

 昨日テロリストが学校に押し入り、人質を盾に立てこもっています。テロリストの要求は、昨年、あるテロ事件で逮捕された主犯格の男を釈放することです。認めなければ建物の中にいる100人の子どもたちの命を脅かすことを示唆しています。そして犯人に要求された期限まで、あと1時間と迫っています。

 実は昨年、隣国B国で同じような事件がありました。B国ではテロリストの要求に応じ、主犯格の一人を釈放しました。おかげで人質になっていた数十人の命は助かりましたが、犯人たちはうまく逃げてしまいました。おそらく今回の事件は、味をしめた犯人が、その前例を模倣したのでしょう。

 もし1時間後に主犯格を釈放しなければ、建物の中にいる子どもたちの命は危ない。さらに、特殊部隊を突入させても間に合う可能性は小さく、犯人に発砲すれば、子どもたちが巻き添えになるリスクもあります。

 一方、釈放してしまえば、さらなる前例を犯人に与えてしまうことになります。テロリストの行動を助長するどころか、前例を与えたことを他国から非難される可能性もあります。

 あなたが勤めている警察組織の建物前には、子どもたちの両親が座り込み、泣きながら懇願しています。あなたの決断次第によっては、笑顔にも、悲痛な叫び声になることもありえます。全ては自分の判断に委ねられています。

 かなり意地悪なシュチュエーションですが、ここで皆さんに質問です。あなたは犯人の要求に従い、主犯格を釈放しますか、それとも犯人の要求を突っぱねて子どもたちの犠牲を容認しますか。

 ぜひご意見をお聞かせください。

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