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万引き犯の顔を店側が晒すことは許されるのか

2014年08月18日 22時28分 JST | 更新 2014年10月18日 18時12分 JST
MANDARAKE, INC

シドニーから3大会連続で五輪に出場した元陸上選手と、一緒に考え、議論を深めます。議論は週刊誌AERAの連載で紹介します。いただいたコメントを抜粋・要約することもありますがご了承ください。

 犯罪者の居場所情報をあかすことは良いのか悪いのかということに先週ご意見をいただきました。今週はもう少し踏み込んで、犯罪者を世の中が裁くことはいいのか悪いのかという話をしたいと思っています。

 先日、「まんだらけ」というお店が店内で万引きをしたと思われる犯人に対して、もし商品を返さなければモザイクを外し、顔をネットで公開すると警告をしたということが話題になりました。

 万引きと言えば、それで店舗が潰れてしまうほど経営に影響を与えると言われていて、いくら警告をしてもなくならないと嘆いている方にお会いしたこともあります。ちょっとやそっと脅したぐらいでは、万引きは減らないのかもしれません。

 万引き犯に対し、戒めの意味を込めて公開を警告するということは報復としては許されるようにも思えます。またそれらを周囲に知らしめることで抑止効果も期待できます。

 一方で、民間で万引きをした人に報復をすることはやり過ぎではないかという声も聞こえてきます。確かにこれで顔が本当に晒されてしまえば、さまざまな実生活にも影響が出るでしょうし、そもそもインターネットで晒されてしまえば基本的には消すことができなくなります。社会的制裁としては行き過ぎではないかという見方もできます。また、本当にその人が犯人なのかどうかということを突き止めるのが警察や裁判所の役割なわけですが、そのプロセスを省いて民間で犯人と思われる人を裁いてしまうことの危険性もあるでしょう。ほとんどそうだったとしても万に一つの冤罪を考えると危険ではないでしょうか。

 ネット上でよく話題になる"晒す"という行為にも近いものを感じます。きゃりーぱみゅぱみゅさんの時もありましたが、パブリックな場に晒すことで、社会的制裁を促す手法は、賛否がいつも分かれるように思います。

 

 万引き犯の顔を店舗側が晒すことは許されるのか。皆さんの意見をお待ちしています。

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