ゴミ屋敷の主人を退去させられる法律に賛成ですか

ゴミ屋敷の問題がニュースで取り上げられることがあります。

シドニーから3大会連続で五輪に出場した元陸上選手と、一緒に考え、議論を深めます。議論は週刊誌AERAの連載で紹介します。いただいたコメントを抜粋・要約することもありますがご了承ください。

ゴミ屋敷の問題がニュースで取り上げられることがあります。以前から同じような問題はあるものの、抜本的な対策を講じることは難しいようです。周辺に住んでいる人にとっては、たまったものではないでしょう。いざ引っ越そうにも、持ち家だと売るに売れないという状況になりかねません。

さて、仮定の話をします。

ある町に有名なゴミ屋敷があります。20年ほど前からあり、屋敷の主人はゴミを集めてくることで有名でした。行政にはこれまで何度も苦情が入っており、その度に行政代執行を行いゴミを片付けてきました。でもしばらくすると、主人はまたゴミを集めてきて、1年後には元どおりのゴミ屋敷になってしまっていまいます。

ついにたまりかねた住民が国に働きかけ、新しい法律が制定されました。周辺の住民の3分の2以上が著しく迷惑を被っていると訴え、かつその根拠が認められた場合、対象となる人を強制的に退去させることができる、というものです。

ゴミ屋敷周辺の住民は大いに喜びましたが、一方で反対する声も出ました。3分の2の賛成で追い出すことができるなら、周辺の住民が結託して追い出すこともできます。法律によると根拠を求められるそうですが、判定する人によって捉え方も違うかもしれません。また、誰かを追い出すための議論をすること自体が、その人との関係を悪化させるかもしれません。

このような意見に、ゴミ屋敷周辺の住民は猛反発しました。ゴミ屋敷のせいで周辺の地価はすっかり下がってしまい、家を売ろうにも買い手はいないと言います。引っ越すことができないないなら、問題の原因を追い出すほうがいいに決まっているし、それは認められるべきだと主張しています。

さて、ここで質問です。周辺住民の投票で問題の人を追い出すことができる法律に賛成ですか、反対ですか。意見も添えて教えて下さい。

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Twitter:@daijapan

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