ダース・ベイダーのヘルメットが保冷庫になった その素晴らしく割り切った仕様とは

徹底した監修などで、劇中の形状や塗装を忠実に再現した点がポイント。

10月29日、AQUAブランドのハイアール・アジアがスター・ウォーズ関連製品の発表会を開催。R2-D2型移動式冷蔵庫に続き、ダース・ベイダーのヘルメットを象った『「ダース・ベイダー」MASK保冷庫』が発表されました。本日より予約受付を開始し発売開始は12月20日予定、価格は3万9800円(税別)。

徹底した監修などで、劇中の形状や塗装を忠実に再現した点がポイント。もちろん、ルーカスフィルムとディズニーの公式ライセンス製品。開ける際には、ブレス(呼吸)音やライトセイバーの抜刀音なども楽しめます。

収納した内容物を取り出す際には、頭部を押せばOK。タイトル画像のように「保冷マスク」が上面に移動し、中の飲み物を取り出すことができます。

なお、頭部のサイズを劇中設定に忠実とするべく、保冷庫のサイズは350ml缶 1本分のみ。素晴らしく割り切った仕様です。

本体の大きさは305×325×400mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.3Kg。消費電力は約10W。保冷庫としての構造もペルチェ式と、このあたりはベーシックな構成。

一方、徹底したこだわりをみせるのが造形。公式サイトでも「ディテールまで忠実に再現」とアピールしますが、発表会ではハイアールアジアの伊藤嘉明社長より「R2-D2冷蔵庫と同じく、自分が欲しかったから作ったアイテム」と紹介。

とくにダース・ベイダーを強く印象づける黒の塗装にはこだわり、塗料は燕三条の塗装業者と共同で塗装工程を詰めた、とのエピソードも披露されました。

また発表会では、バリエーションモデルとして、ストーム・トルーパーモデルとC-3POモデルも用意する点も紹介。発売時期と価格は未定ながら、試作機が展示されました。

ただしこれら2モデルはベイダーモデルとは異なり、オープン時の効果音はありません。

このようにMASK保冷庫シリーズは、R2-D2冷蔵庫に勝るとも劣らないこだわりを見せるタイムです。事情を知らなければ本末転倒にも思える保冷庫としての仕様も、原作設定の再現を追求したゆえのもの。

実物の雰囲気は、スター・ウォーズファンのみならずとも見ただけで気概を感じられるもの。家電量販店での販売もなされるため、可能であればぜひ実物をチェックしてほしい仕上がりです。

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