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「薄毛に効くドライヤー」が登場か プラズマクラスターに育毛効果?

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シャープは同社独自技術である「プラズマクラスター」に、育毛効果が確認されたと発表しました。これは薄毛治療の専門クリニックである「新宿桜花クリニック」に委託した試験において確認されたもの。

被験者のひとりである30代男性の場合、剃髪した後にプラズマクラスターイオンを照射した箇所と自然放置状態の箇所でと比較したところ、3ヶ月後には照射箇所の増毛本数が約20.9本に対して、自然放置箇所は8.2本という結果に。シャープは増毛効果として「有意な増加が確認できた」としています。

プラズマクラスターとは、自然界と同じ水素プラスイオンと酸素マイナスイオンを人工的に作り出し、プラスとマイナスのイオンが水に包まれるようになる技術のこと。シャープは、プラズマクラスターには「除菌・脱臭効果」「静電気除去効果」「肌・髪の保湿効果」という基本作用があるとしており、今回の試験は髪の保湿効果の可能性を探るものとのこと。

臨床試験は新宿桜花クリニックを擁する株式会社ナショナルトラストが担当。20〜70代の男女115名を被験者にして約3ヶ月間で行われています。

効果の検証にあたっては、頭部の左右1箇所ずつを直径2cmの円状に剃髪。臨床試験専用イオン発生装置を使い、右側の剃髪部分のみに、毎日約20分間プラズマクラスターイオン(濃度約150万個/立方cm)を照射しています。

評価項目は毛髪本数と頭皮水分蒸散量(保湿効果)の2点。被験者データを平均した結果は、3ヶ月後の増毛本数は自然放置した側と比べて約2.5倍だった、としています。

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具体的なデータとしては、毛髪の平均本数が公開されました。自然放置した左側は初期219.0本、3か月後に227.2本だったのに対して、イオン照射を行った右側は初期の224.0本から3か月後に244.9本に増加。自然放置は3ヶ月で8.2本増毛したのに対して、イオン照射した場合は20.9本もの増毛本数があったことから、2.5倍としています。

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また、頭皮の水分蒸散量や油分量などを評価する頭皮環境改善検証は、株式会社総合医科学研究所にてランダム化二重盲検並行群間比較試験を実施し、プラズマクラスターイオンが含まれる風と含まれない風で、頭皮環境測定を比較しました。

これらに関してもそれぞれの項目で改善が見られる結果となっており、イオンを照射した被験者では、非照射の被験者に比べ「頭皮水分蒸散量」「頭皮油分量」「フケかゆみ原因菌(マラセチア菌)」の抑制が見られると発表。
さらに被験者の実感(VAS評価結果)として、イオン照射を受けた被験者は「髪のボリュームアップ」や「頭皮のかゆみ、においが気になる」「抜け毛が気になる」などの項目において良好な傾向を確認、頭皮のバリア機能向上が確認できた、としています。

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ただし、今回の試験はあくまでも髪の毛を作る細胞の活性化による「育毛」であり、細胞自体が新たに生み出される「発毛」ではありません。ここは注意が必要なポイントです。

またもう一点、今回の臨床試験は専用のイオン発生装置を用いている点にも注意が必要です(上写真は発表会で展示があった実験用機器)。これはシャープ側から「既存のプラズマクラスター技術を搭載した機器を使っても、照射できるイオン濃度が低く、頭皮に届く量が少ないので、育毛効果は期待できない」といった旨の解説があったためです。

つまり現時点で発売されているプラズマクラスタードライヤーを使うと薄毛に効果がある、というわけではありません。しかし育毛関連の市場に関しては、増毛剤などは既に大きな市場を形成しています。また今回こういった発表をしたことからも、シャープが市場性ありと見ている確率は高そう。ここにフォーカスした新製品の登場に期待したいところです。

(2016年10月14日Engadget日本版「「薄毛に効くドライヤー」が登場か。シャープがプラズマクラスターの育毛効果を発表、フケやかゆみの原因菌も抑制」より転載)

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