GIFアニメを衛星写真で? 巨大な地上絵を描いては塗りつぶして作った作品が話題に

英国のアーティスト INSA が、衛星写真を使ったGIFアニメーション作品を発表しました。

英国のアーティスト INSA が、衛星写真を使ったGIFアニメーション作品を発表しました。

INSAは街中の壁などにいわゆるグラフィティを描き、写真を撮ったら塗りつぶしてまた撮影、を繰り返して制作する奇妙なGIFアニメ作品 GIF-iti で知られる人物。各国での展示のほか企業コラボも多数手がけており、最近ではアップルの iPad Air 2 コマーシャルにも作品と本人が(一瞬)登場しています。

そのINSA がウイスキーのバランタインをスポンサーに制作したのは、東京ドームより広い巨大な地上絵(地上グラフィティ?)を描き、衛星写真で作るGIF-iti作品。完成までの様子はメイキング動画をごらんください。

一コマを描くために数十人がかりで丸一日かかるだけあって(計576人時)、複雑なアニメではなく数コマの繰り返しパターンですが、撮影日によって明るさの違う海面など、グラフィティ以外の部分のパタパタ感がなんとも不思議な効果を生んでいます(光の明滅で気分が悪くなったことのあるかたはあまり凝視しないよう注意してください)。バランタイン提供のこの作品は一日が1コマ分ですが、宇宙から見える都市や文明の盛衰も、100年や1000年単位で見ればどこかのコマーシャルだったり、最後にゴール旗がピョコっと揚がるためだけの仕掛けとして描かれているのかもしれません。

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