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『Hanako』読モ × Engadgetのひな祭りスマホ夜話、ただし来場者はほぼ男子

2014年03月13日 00時59分 JST | 更新 2014年05月12日 18時12分 JST

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Engadget 日本版では、3月3日にスマートフォンに関することをあれこれ話し合う スマホ部 を開催しました。今回は開催日がちょうどひな祭りということもあり、女性向け人気雑誌『Hanako』で活躍しているHanako SOCIETYのお姉さま方(いわゆる読者モデル)をお招きしてトークショーを開催。その模様をリポートします。

『Hanako』からは料理研究家として活躍している庄司文絵さん、スーパーコンピューターを開発する企業に勤めている小濱玲さん、化粧品関係の仕事をしている藤原由佳梨さんの3人が生徒役として参加。Engadgetからは10年以上モバイル業界を取材している津田啓夢記者や、USのEngadgetから駐日特派員として来日しているマット・スミス記者の2人が先生役として出席。会場にはスマホのことが大好きな部員が50人以上集まりました。

ちなみに今回の異色コラボは、Engadget 日本版が『Hanako』から取材を受けたことがきっかけ。取材の模様は3月13日発売の『Hanako』最新号にてチェックできます。それではさっそく"講義"の様子を見て行きましょう!

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料理研究家の庄司文絵さん

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スーパーコンピューターを開発する企業に勤めている小濱玲さん

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化粧品関係の仕事をしている藤原由佳梨さん

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Engadgetからは10年以上モバイル業界を取材している津田啓夢記者

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USのEngadgetからの駐日特派員 マット・スミス記者

■1時間目:スマホは小さいパソコン? ふわふわした定義でOK!

そもそもスマホって何? そんな質問にHanakoのお姉さま方はこんな回答。「小さいパソコンだと思ってます。パソコンを使わなくてもメールができたり、アプリで色々なことができるもの。主にゲームが多いですけど」(藤原さん)「簡単に持ち歩ける小さなパソコン」(小濱さん)「パソコンのメールが使えるケータイくらいにしか思っていませんでした。きっといろいろ使えるんだろうな~と思います」(庄司さん)などなど。

特にスマホで驚いたことは「動画」。画面も大きくなって画質もキレイだし、撮影も再生もぜんぶスマホで解決できます。撮影した内容はSNSにも簡単に公開できるので、友達との繋がりが密になったと感じているそう。「ガラケーだと画面が見にくい感じでしたが、スマホにしてYahoo!もFacebookも見やすくなりました」(小濱さん)。庄司さんは「自宅で料理教室をする際にスマホで撮影した動画やレシピの画像を生徒さんにその場で共有できるのが便利ですね」と言います。

スマホの定義はユーザーによって千差万別です。津田さんは「海外の携帯電話は元々電話とメールくらいしかできないものでしたが、スマホの登場で世界がガラリと変わりました。でも日本の場合はガラケーである程度のことができて、そのままスマホに移行したので定義がフワフワしているでは」と指摘。海外では日本で言うガラケーをスマートフォンに分類している場合もありますしね。

マットさんも「イギリスでもフィーチャーフォンとスマートフォンの差は日本よりも大きい。日本ならガラケーからスマホへの移行もスムーズですよね」と話しました。津田さんも「定義はフワフワしていていいと思う。でも、動画やSNSが使いやすくなったりした点がスマホの良さ」と続けました。

■2時間目:Xperia Z Ultraは小顔効果!?

2時間目は津田さんとマットさんの目に止まったスマホ端末を紹介。最初はauの「G Flex」(LGエレクトロニクス)です。本体が縦方向にカーブを描いたデザインになっていたり、特殊なコーティングで使用から生じた傷を自己修復してくれるのが特徴です。

本体そのものに弾力があるので、湾曲した背面を押し付けるとまっすぐになるのがHanakoの3人の気持ちを引いた模様。手に取った庄司さんは実際に背面から押したり、弾力を確かめたりして興味津々。「曲がっていることの利点は?」とマットさんに聞くと「手に持ちやすい点と、横にしたときに映像がより立体的に楽しめる点」だと言います。「このモデルが(変形スマホの)第一歩。これまでは似たような長方形の形でしたが、今後はいろいろな形のスマホが期待できるのでは」(マットさん)

津田さんが紹介したのがソニーモバイルの「Xperia Z Ultra」。曲面デザインの G Flex とは対照的に、一枚板をイメージしたシンプルなデザイン。鉛筆もスタイラスとして使えます。「かなり薄いので、カバンの中に入れておいてもかさばらず、女性にとっても実用的なモデル。大画面なのでウェブも電子書籍もとても見やすいですよ」(津田さん)

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「薄すぎるので落としたら割れてしまうのが心配」とは藤原さん(写真右)。ただ約6.4インチでの写真撮影の迫力に驚いた様子でした

「通話もできるの?」(藤原さん)「もちろんできます。小顔効果が期待できますよ!」(津田さん)。このやり取りで3人ともXperia Z Ultra 興味を持ったようで「カーナビとして使えるの?」「防水効果はどれくらい?」など熱心に質問していました。

藤原さんは続くパナソニックの「TOUGHPAD」に「エヴァンゲリヲンみたい」とおおはしゃぎ。堅牢性と強度を追求した分厚くてゴツいボディにインスピレーションを受けたのかもしれませんね。

ちなみに、藤原さんのiPhoneはホームボタンが回ってしまうくらい使い込んでいて機種変更を検討しているそうなのですが、新しいスマホの発売日が分からず買い時を決められないことにお悩み。

iPhoneは発表日に発売日もアナウンスしますが、そもそも発表日も直前に分かりますからあまり意味がありません。Androidスマホも発表があっても発売日がいつになるか不明なことが多いので分かりにくいですよね。ただ「ホームボタンが回って押せなくなってしまう前に、買い替えるのがベストでしょう」(津田)というのは真実のような気がします。

■3時間目:「アプリを入れすぎて容量がいっぱい」はみんなの悩み

3時間目は、津田さんとマットさんからお勧めのスマホアプリとその活用法を紹介。マットさんが今はまっているのは、Twitterが公開している動画アプリ「Vine」です。6秒という短い動画を撮影して友人と共有したり公開したりできるのが特徴。マットさんは大好きな焼肉でお肉を焼いている動画を撮影するのが楽しいとか。

津田さんは「Frontback」というカメラアプリに注目。スマホの前面カメラと背面カメラでそれぞれ撮影した2つの画像を上下に並べた写真を作れるアプリです。例えば、目の前の景色と自分自身をそれぞれ撮影した画像を作ることで、その景色を見ている自分という文脈が表現できる点がお気に入り。

「スマートフォンはコミュニケーションのツール。こうしたアプリで撮った写真のほうがよりコミュニケーションが深まります。Facebookに投稿すれば、目の前の景色と自分自身とを同時にいいね!してもらえます」(津田さん)

一方Hanakoのお三方はいかがでしょうか。マットさんも津田さんも興味津々で聞くと、やっぱりLINEを一番使っているそうです。

とはいいつつ、皆さんこだわりはありまして、庄司さんは写真を加工するアプリを活用してFacebookに公開したり、小濱さんは健康管理系のアプリやレシートをカメラで撮影して家計簿として活用したりと個々に工夫しています。

「アプリを入れすぎてスマホの容量がいっぱい」なのはみんなの悩みですが、中でも藤原さんはPintarestやInstagramなどのアプリを大量に活用中。そうしたSNSに投稿できる写真アプリや画像にモザイクが入れられる「モザリナ」、写真にスタンプやフレームでデコレーションができる「デコピク」、写真を撮影するとサイズを計測してくれる「測ってメモ」といったアプリを使いこなしていました。

ここでいったんHanako読モのお姉さま方との講義は終了。お三方が退場したあと、なぜか会場に津田さんとマットさんが残りました。

■補講:検証! LTEの「つながる」は各社同じ? 実は......

会場に残った津田さんとマットさん。反省会でも始めるつもりだったのかと思っていたら電波の話なども含めて少しマニアックな補講「つながるスマホとは」を始めました。

「つながるか、つながらないか」という大きなテーマに津田さんは「つながるスマホという意味では、日本はつながらない場所を探すのが大変」といきなりの出落ち。ただ「LTEがつながるかどうかという意味では各社の施策は異なってきます」と指摘します。「現状で最も高品質なLTEは800MHz帯を中心としたプラチナバンド」とコメントしました。

昨年Engadget日本版編集部が東北地方で行った速度調査でも、各社の「つながる」に大きな違いがありました。例えば沿岸部だと山側から海に向かって電波を発信しないと圏内にすることができないため、各社の努力がよく比較できるのだそうです。

「調査した時点と場所では、つながる範囲が広い800MHz帯を中心に展開しているKDDI(au)はやっぱり良い結果を残していますね」(津田さん)。800MHz帯は電波の直進性が弱いので、高層ビルなどが林立する都心でもそうした電波の遮へい物をう回してつながることが可能です。今回の調査でも800MHzの普及度が各社のつながらない、つながるの分け目になったと言えそうです。

「現状ではKDDI(au)が強さを見せますが、4月以降はソフトバンクがプラチナバンドでのLTE運用が始まったり、ドコモも電波強化の対策したりと競争は続くはず。ユーザーの環境によってもつながりやすさは大きく変わってくるので、Engadgetでも引き続き調査を続けて競争を活性化させたいですね。最終的には、3社の電波がみんな快適につながりやすくなるのがユーザーにとって一番です」(津田さん)。

なお津田さんが話したように、Engadget日本版では引き続き各社の電波のつながりやすさについて足と体力を駆使して検証していきたいと思いますので、今後のスマートフォン関連の記事にぜひご期待ください!

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(2014年3月13日Engadget日本版「スマホ部活動報告:『Hanako』読モ × Engadgetのひな祭りスマホ夜話、ただし来場者はほぼ男子(動画)」より転載)