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幻の任天堂製 Playstation プレイ動画が公開される

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SONY PLAYSTATION1
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永らく存在は噂されていたものの、今年7月に本物らしきハードが発見されて世界を騒然とさせた幻の任天堂製プレイステーション。その実機に電源が投入されてゲームをプレイしている様子とともに、発見者が入手した経緯を語るインタビューが米Engadget本家にて公開されています。

今でこそゲームハード市場で覇権を争うソニーと任天堂ですが、かつては「スーパーファミコンを作るメーカー」と「スーファミに音源チップを供給する部品メーカー」という蜜月関係にありました。

そこから両社はスーファミ用CD-ROMアダプターを共同開発する仲に発展したものの、1993年に任天堂がCD-ROMドライブをフィリップスと共同開発すると発表したことで、ソニーとの話はご破算に。「CD-ROMからの収益は全てソニーが独占」など金銭関係をめぐって決裂したとの説がありますが、真相は不明です。

任天堂との交渉に当たっていた久夛良木健氏は怒りに燃えて、ソニー独自のゲーム機開発プロジェクトをスタート。スーファミ用のCD-ROMアダプター、通称「プレイステーション」の名前を横滑りさせて...という波乱のドラマがありました。

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幻の任天堂製プレイステーション
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幻となったスーファミ版プレイステーションは、任天堂製やソニー製、ファミコン用ディスクシステムのようにスーファミ本体を上に載せる外付けタイプなど、いくつかのバージョンがあったという説があります。

その中で、今回発見されたのが本体とCD-ROMドライブの一体型。現存する個体が世界で約200台しかないと言われるハードの実際にプレイしている動画がこちら。前フリとして、チーム久夛良木に参加していたSCEワールドワイドスタジオの吉田修平氏が「こういうのは謎のままが楽しい」と真偽をはぐらかしているインタビューも収録されています。

この動画には、幻の任天堂製プレイステーションを入手したTerry Diebold氏と息子のDan氏にインタビューも収録というか、本来はそちらがメイン。レトロゲームエキスポで同機が展示された都合で香港にやってきた親子に、米Engadget本家が手に入れた経緯を伺っています。

幻のハードを手に入れた幸運の始まりは、Terry氏が勤めていたAdvant社が2009年に倒産したこと。そこでオークションにかけられた詰め合わせの箱を落札したところ、その一つに入っていたのが幻のハードでした。おそらくAdvant社の取締役の一人が、ソニー関連会社のCEOだった縁からと思われます。

落札価格は75ドル(当時、約6800円)。いくらなんでも安すぎますが、CDやネクタイ、靴などと一緒に無造作に放り込まれ、なおかつ件の(価値がわかってる)取締役が荷物の片付けを部下に任せっきりだったなど、偶然が重なったおかげです。

そして息子のDan氏がReedit(海外の電子掲示板の一つ)でソニーと任天堂との共同開発スレを見つけ、これじゃないの?と話を振ったものの信じてもらえず、最終的にムービーを撮影して公開したところ、100万回以上も再生されて世界に知れ渡ったわけです。

オーナー親子は幻のハードにスーファミ用のROMカートリッジを挿してプレイ。『ストリートファイターⅡ』の対戦も(リュウがコマンド技を使ってないのが気になりますが)PC用ゲーム『爆弾男』から発展したシリーズ『スーパーボンバーマン5』の三人プレイも問題なく動作しています。

さらにCD-ROMのメニューも表示。「NO CD-ROM SYSTEM」と表示され、CD-ROMドライブは認識されていません。ハードに詳しい人物に調べてもらったものの、原因は特定できず。いずれにせよCD-ROMドライブ起動システムは備えており、フェイクではなさそうです。

写真ギャラリーでは、あらゆる角度から見た実機の様子を確認できます。その内部にある基板の写真はこちら。NECやソニーのチップが混在し、ジャンパ線が飛んだ試作機ならではの味わいをご堪能ください。

(2015年11月10日 Engadget日本版「幻の任天堂製Playstation、スト2と爆弾男のプレイ動画を公開」より転載)

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