長谷川豊氏が参院選出馬を辞退「僕は政治家に縁がなかった」

「士農工商の下に、人間以下の存在がいる」などと差別発言をしたことで、部落解放同盟が「日本維新の会」に抗議していた。
長谷川豊氏
長谷川豊氏
YURIKO IZUTANI/HUFFPOST JAPAN

元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏が、参院選出馬を取りやめることになった。

夏の参院選比例区に長谷川氏は「日本維新の会」公認で立候補する予定だった。しかし、被差別部落をめぐって差別的な発言をしている動画がネット上で拡散したことを受けて、公認辞退を申し出ていた。維新の担当者によると、6月10日の常任役員会で長谷川氏の申し出が了承されたという。

朝日新聞デジタルによると、長谷川氏は2月の講演会で、近世で被差別階層とされた人たちに触れ、「士農工商の下に、人間以下の存在がいる」などの言葉を使った上で、「当然、乱暴なども働く」「プロなんだから、犯罪の」と述べていた。

部落解放同盟中央本部は5月21日、「発言は『部落は怖い』『犯罪集団』などの差別意識を助長する行為」とする抗議文を維新に提出していた。

長谷川氏は6月10日、自身のブログを更新。拡散した動画について「切り取られて編集されている」と主張した上で、「僕の負けです。僕は政治家に縁がなかったと思う」と述べている。

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