ドライブスルー方式の新型コロナウイルス検査、イギリスや韓国で導入。 窓ごしで簡単、時間も短縮

窓ごしに症状のチェックや検体の採取。支払いを含めてその場でワンストップで行われ、10分たらずで終わるという。

世界規模で感染拡大する新型コロナウイルス対策として、韓国やイギリスなどで「ドライブスルー」検査が実施されている。

コリアヘラルド紙によると、韓国の高陽(コヤン)市では2月26日に始まった。

車で検査場に横付けすると、感染防護服を着た検査員が窓ごしに症状のチェックや検体の採取をする。支払いを含めてその場でワンストップで行われ、10分たらずで終わるという。

高陽市の担当者は、病院などで実施される通常の検査よりも、20分程度も早く済むとコリアヘラルド紙に説明している

高陽市のドライブスルー検査場は、3月11日までの期間、毎日午前10時から午後5時まで開いており、1日100人程度が検査を受けている。

ドライブスルー検査は、訪問者同士の接触もないため、感染のリスクを避けると期待されている。

すでに韓国の他の地域でも導入されており、市の担当者は導入地域は今後さらに広がると説明している。

ドライブスルー検査は、イギリスでも導入されている。

BBCテレグラフ紙が、検査のデモンストレーション動画を公開している。

テグ広域市で実施されているドライブスルー検査の様子
テグ広域市で実施されているドライブスルー検査の様子
NurPhoto via Getty Images

検査を受ける人は車に乗ったまま、検査員が窓ごしに鼻と喉から計2回、検体を採取。 デモンストレーションでは、所要時間は1分足らずだった。

ドライブスルー検査は、病院や救急サービスにかかる負担軽減のため、国民保健サービス(NHS)が導入。イギリス中のNHS施設で実施されるという。

BBCによると、イギリスでは7000人がコロナウイルスの検査を受け、そのうち15人が陽性反応が出ている。

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