【ウクライナ支援】寄付金の受付窓口のリスト。大使館、赤十字から「国境なき医師団」まで

在日ウクライナ大使館や、国連関係の日本ユニセフ協会、「セーブ・ザ・チルドレン」などの国際NGOなど各種団体が寄付を呼びかけています。
ザポリージャ原発があるウクライナ南東部のエネルホダル市から、ザポリージャ市に避難する避難民(3月9日撮影)
ザポリージャ原発があるウクライナ南東部のエネルホダル市から、ザポリージャ市に避難する避難民(3月9日撮影)
Anadolu Agency via Getty Images

ロシア軍によるウクライナへの軍事侵攻が、2月24日から続いている。多くの民間人にも被害が出るなかで、日本から何かできないか考える人も多いだろう。ウクライナ支援のための寄付を受けつけている窓口をまとめてみた。

■在日ウクライナ大使館

在日ウクライナ大使館は「ウクライナを応援したい方々」に向けた寄付金用の口座を公式Twitterで公開した。

NHKニュースによると「避難者の生活支援、インフラ復旧、住宅再建などに使わせていただきます。大使館に寄せられた寄付は武器には使いません」と同大使館はコメント。

3月7日時点で約15万人から寄付が集まり、合計40億円近くになっているという。

銀行名:三菱UFJ 銀行
支店名:広尾支店(支店番号:047)
口座種類:普通口座
口座番号:0972597
口座名義:エンバシーオブウクライナ

■日本ユニセフ協会

プレスリリースによると、国連児童基金ユニセフでは8年にわたって続く東部地域の紛争や、武力行為の激化の影響を受けるウクライナの子どもたちのために、緊急支援を行っている。

寄付の申し込みは特設サイトから可能。金額は自由に設定でき、支払い方法はクレジットカード、インターネットバンキング、Amazon Pay、携帯キャリア決済、コンビニ支払いの5種類から選ぶことができる。

■WFP国連世界食糧計画(国連WFP)

プレスリリースによると、国連WFPはウクライナ国内の食料支援のために、近隣諸国の多くの場所にオペレーションと拠点を設置しており、310万人への支援を計画。

パンなどの食料配布のほか、現金が不足しているエリアでは現金や、特定の店で購入ができる食料引換券などを配る予定だ。

寄付は特設サイトから申し込みが可能。金額は自由に設定できる。

■国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)

UNHCRはウクライナや近隣諸国の当局、その他のパートナー団体と協力して支援を拡大し、毛布や寝袋等、極寒の東欧で避難を強いられる人々が必要とする支援を届け、逃れて来た難民が性的搾取や人身売買に遭わないよう、保護していく。

寄付は特設サイトから申し込みが可能。金額は自由に設定でき、支払方法はクレジットカード、コンビニエンスストア、インターネットバンキング、郵便局・ゆうちょ銀行から選ぶことができる。

■日本赤十字社

活動報告によると、ウクライナ赤十字社はこれまで、地下鉄の駅や防空壕に避難している2000人以上に応急手当のトレーニングを行い、応急手当を学んだ人が自分の家族や友人が負傷したときには即座に手当ができるようにしている。

また、ウクライナ周辺国の赤十字社は、ウクライナから避難した人びとを支援。赤十字ボランティアは、一時避難所や、国境の両側で食料、水、寝具、衣類などを配付。必要な人には医療と心のケアも提供中だ。

日本赤十字社は、今回のウクライナにおける人道危機を受け、各国の赤十字・赤新月社が実施する救援活動を支援するため、「ウクライナ人道危機救援金」の募集を開始している。

寄付の受付期間は3月2日から5月31日まで。

支払い方法はゆうちょ銀行・郵便局による振込、銀行振込、コンビニエンスストア・Pay-easyによる支払いから選ぶことができる。詳しい振り込み先などは特設サイトに書かれている。

■アドラ・ジャパン

アドラ・ジャパン は、途上国や災害被災地において開発支援や緊急支援活動を行なう国際NGO。

ウクライナ国内また周辺5カ国で、温かい食事や横になれる場所、水・食料・衣類・モバイルバッテリー・SIMカード、休憩所、移動手段や燃料の提供、また心理的ケアなと、状況に合わせた支援に取り組んでいる。

寄付は特設サイトから可能で支払い方法はクレジットカード、銀行振込、ペイパル決済から選ぶことができる。

ウクライナの国境の街「ウジュホロド」の検問所の光景(2022年3月9日撮影)
ウクライナの国境の街「ウジュホロド」の検問所の光景(2022年3月9日撮影)
Future Publishing via Getty Images

■国境なき医師団

国境なき医師団は民間で非営利の医療・人道援助団体だ。

ウクライナで紛争被害地で医療や心理ケアを提供してきたが、この度の情勢急変により、通常の医療援助活動を一時休止。緊急援助活動へのシフトを進めている。

今回の「ウクライナ緊急募金」は、現地ニーズ調査に基づき、通常の活動資金では対応しきれない緊急援助分を調達するもの。国外に避難した人びとへの物資の配布や、見過ごされがちな弱い立場の人びとの医療ニーズの調査、ウクライナ国内の支援拠点の確保などを準備している。

寄付の方法はオンライン(クレジットカード・コンビニエンスストア・ペイジーインターネットバンキング・ペイジーATM・楽天Edy・auかんたん決済)、ゆうちょ銀行への振込、電話(クレジットカード決済)から選ぶことができる。ゆうちょ銀行の口座情報と電話番号は以下の通り。

ゆうちょ銀行

口座番号:00190-6-566468
加入者名:特定非営利活動法人国境なき医師団日本

電話

0120-999-199 通話料無料(平日9:00~18:00/土日祝日、年末年始休業)

■AAR Japan(難民を助ける会)

AARは修道院に避難した女性・子どもへの支援、食料の配布、衛生用品など生活必需品の配布、その他必要とされる支援を行っていく予定。

寄付は特設サイトから申し込み可能で金額は自由に設定可能。支払い方法はクレジットカード、コンビニエンスストア、ゆうちょ銀行・郵便局への振込、銀行口座への振込から選ぶことができる。

■ピースウィンズ・ジャパン

日本発のNGO「ピースウィンズ・ジャパン」は、隣国ポーランドとモルドバにスタッフを派遣、ウクライナ国内の提携団体とも連携を取りながら支援を開始している。

ウクライナ国内の医療系NGOを通じた医療物資支援、周辺国の避難民支援、医療支援、モルドバからウクライナ国内への物資支援、ウクライナ国内で家を失った人々への支援やモルドバでの難民支援、安全が確認され次第現地での直接支援などを行っていく予定。

寄付はクレジットカード、郵便局での振込、銀行での振込から選ぶことができる。郵便局と銀行の口座情報は以下の通り。

郵便局

口座番号:00160‐3-179641
加入者名:ピース ウィンズジャパン

銀行

銀行名:三井住友銀行 青山支店 口座番号: 普通 1671932

口座名義:特定非営利活動法人 ピース ウィンズ・ジャパン広報口
トクヒ)ピースウィンズジャパン コウホウグチ

■ワールド・ビジョン

国際協力NGO「ワールド・ビジョン」は、避難してきた子どもたちとその家族への食糧や水、緊急支援キット提供、衛生環境を保つ支援、子どもたちへの精神的ケア、避難先でも学び続けることができる環境を整えるなどの支援を行っていく。

寄付の方法はクレジットカード、ゆうちょ銀行からの振込から選ぶことができる。ゆうちょ銀行の口座情報は以下の通り。

口座番号 00130‐6‐254059

振込先名義 特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン

■セーブ・ザ・チルドレン

子どもを支援する国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」は、子どもたちの命が守られ、未来へもその命をつなげられるよう迅速に必要な支援を届けるため、また、ニーズが最も高い場所で迅速に支援を実施できるよう、ウクライナならびに周辺国における「ウクライナ危機 緊急子ども支援」への寄付を募っている。

注目記事