最新のテクノロジーが支える「すばる望遠鏡」で、宇宙の神秘を解き明かせ

2014年09月25日 15時51分 JST | 更新 2015年03月22日 22時40分 JST

■ 人の目の6億倍の感度で、宇宙の果てを見わたす巨大望遠鏡

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すばる望遠鏡の上空を通過する国際宇宙ステーション (提供 国立天文台)

秋の気配が近づいて来ました。10月8日には皆既月食、さらにはオリオン座流星群、こぐま座流星群など、さまざまな天体ショーを楽しめる季節です。夜空を見上げる機会も増えるのではないでしょうか。

人々の夢や好奇心を掻き立てる宇宙。その謎を探るのに必要なのが巨大な天体望遠鏡です。深遠な宇宙を観測するには、何億光年も離れた天体が発する、ほんのわずかな光でも逃さずに集め、鮮明な画像にする技術が求められます。

国立天文台ハワイ観測所の巨大望遠鏡「すばる」は、富士山よりも高い標高4,205m、ハワイ島マウナケア山頂に設置された最先端の光学赤外線望遠鏡。世界最大級となる口径8.2メートルの一枚鏡で宇宙の彼方の微弱な光を集め、人の目の6億倍以上という高い感度で広大な宇宙のはるか遠くまでを観測することができます。

1999年の初観測以来、宇宙で最も遠くにある超巨大なブラックホールをはじめ、ダークマターと呼ばれる未知の星や物質の探索、約138億年前に起こったとされる宇宙誕生のビッグバンの研究など、「すばる」は世界トップレベルの研究成果を次々に生み出しています。

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接近する金星と木星、彩りを添える二つの「すばる」 (提供 国立天文台)

■ 巨大望遠鏡の制御と観測データの伝送・解析にICTを活用

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近赤外線で見た木星とガニメデ (国立天文台/JAXA/東北大学)

富士通が開発したのは、「すばる」が正しく天体の方角に向くようにコントロールする観測制御システムです。また、「すばる」は山頂に設置されているため、受信した観測データを解析するには、そのデータを山ろくの観測所をはじめ、東京・三鷹市の国立天文台まで伝送しなければなりません。そこにも富士通の技術が利用されています。

宇宙には、まだまだ解明されていないことが、たくさんあります。宇宙の起源、銀河系が生まれた時の様子、太陽系以外の惑星系、宇宙での生命の可能性など、謎や疑問は尽きることがありません。それらは、多くの人たちが感じ続けてきた宇宙の神秘ともいえるでしょう。今後も富士通は、ICTを通して、宇宙への「すばる」の挑戦を支えていきます。

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