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「議会から合理的配慮を」 筆談ホステス斉藤さんら障害ある議員が訴え

2015年06月24日 23時48分 JST | 更新 2016年06月22日 18時12分 JST

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「合理的配慮をまずは議会から」と呼びかけるトークイベント

障害のある現職・元職の議員が「合理的配慮をまずは議会から」と呼びかけるトークイベントが13日、都内で開かれた。「筆談ホステス」として知られ、今年4月に東京都北区議に当選した斉藤里恵さん(31)らが選挙活動や議会で感じたバリアを語った。精神障害者の就労支援を担うNPO法人わくわくかん(同区)が主催し、福祉関係者や同区民ら約60人が参加した。

視覚障害者、車いす使用者もシンポジストとなったこのイベントでは、聴覚障害のある斉藤さんが自筆の文字をスクリーンに映し出し、秘書が来場者に聞こえるよう読み上げた。斉藤さんはほかの人の発言を要約筆記や秘書の補足説明で読んだ。

斉藤さんは「選挙活動の時、チラシの配布を禁じられて困った。聴覚障害者は最初から政治の世界から排除されていると感じた」と振り返った。

同区議会では「音声同時翻訳ソフト」を全国で初めて導入。斉藤さんは議会でほかの人の発言をタブレット上の文字で読めるが、変換ミスがあるため、議会職員がサポートしているという。

視覚障害があり、全国で初めて盲導犬を同伴して議場に入った藤田芳雄・元新潟県長岡市議(67)は「国内の視察旅行の際に議会職員が一人ついてくれたが、盲導犬の同伴は認められなかった」と回想。また、「一番強いのは市民だ。議員になって初めて分かった」とし、市民運動の大切さを説いた。

下半身まひのため車いすを使う斎藤亮人・名古屋市議(55)は、自身の当選後、議場にスロープや車いす用トイレができたことを紹介しつつ、「障害者の政治参加は大変遅れている。障害の種類の垣根を超えて差別をなくしていかなければならない」と訴えた。

元参議院議員で視覚障害のある堀利和さん(65)は、白杖を用いて本会議場に入るのに議長の許可が必要だった逸話を披露。「日本の人口に占める障害者の割合から考えれば、障害のある議員は2000人超いても不思議でないが実際には遠く及ばない」とした。

合理的配慮とは、障害者一人ひとりの状況に応じた調整を、政府や会社などが負担のかかり過ぎない範囲で行うこと。2016年4月施行予定の障害者差別解消法では、行政機関が合理的配慮を提供することは義務とされている。

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