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統一地方選挙から1カ月。新人議員は今、何をしているか?

2015年05月25日 00時50分 JST | 更新 2015年05月25日 00時50分 JST
ASSOCIATED PRESS
A man casts his vote for parliament's lower house election at a polling station in Tokyo, Sunday, Dec. 14, 2014. Japanese voters headed to the polls Sunday in a parliamentary election that is expected to reaffirm the ruling Liberal Democratic Party's majority, though many analysts were predicting a record low turnout. (AP Photo/Eugene Hoshiko)

4/26の夜23時ごろ、市会議員に初当選が決まった。特に選挙事務所も構えてなかったので万歳三唱もなかった。自宅に帰ると母も既に寝ていた。私もパジャマに着替えて寝始めたところ、夜中の0時過ぎにインターフォンが鳴った。出てみると、市役所の担当者だった。当選告知書と当選証書付与式の案内を持ってきてくれた。

選挙の時だけは9時-17時のイメージが強い市役所も夜中まで仕事をしているようだ。大変そうに見えたが、残業代がきちんと出ているだろうから平気なのだろうと思いつつもう一度ベッドに入った。

翌朝、4/27は朝から当選祝いの電話や訪問が相次いだ。携帯電話も見慣れぬ電話番号からの留守電による祝福が沢山入っていた。この日はその折り返し電話や訪問対応をしているだけで1日が過ぎた。ちなみに当選の御礼として私から地域を戸別訪問することは法律で禁じられている。

4/28、午後13時半から当選証書付与式が市役所内で行われた。円卓の机に当選議員22名が座り、真正面には副市長や市長政策室長、各部長などの市幹部がズラッと並んでいた。机の上に小さな木箱が置いてあったので、何だろうと開けてみたら議員記章(バッジ)が入っていた。背筋が伸びた。

新人議員はこの後、別室に移された。目の前には大量の資料が山のように積んであった。配布目録を見ると「平成27年度 市の一般会計予算書及び予算説明書」~「市の都市計画マスタープラン」など分厚い資料が全部で43冊あるようだ。他の議員が市職員に「これ、もしかして持って帰るのですか?」と質問していた。そのまま紙袋を渡された。持って帰るようだ。

翌日、4/29の朝は3時半に起床した。倫理実践宏正会という団体主催の「朝起き会」に出席するためだ。来賓席でジッとしていると県会議員が「東猴君、今日の午後空けておきなさい。」と話しかけて下さった。行ってみると1対1の勉強会であった。内容は自治体財務。これから勉強しなくてはいけないことだったのでありがたかった。

最後に県会議員が私に一言。「東猴君、勉強しない議員になってはいけないよ。職員に何でも聞いて頑張りなさい。」そして、県会議員にまた大量の資料を頂いた。自宅の部屋が大量の資料で山積みとなった。しかし頑張ろうと思った。

4/30夜、会派の会議があった。江南市議会には保守(自民党系)の会派が2つあり私はその片方の会派に所属することになった。この時期、新人議員に対して会派のお誘いが盛んに行われる。私もこの日は朝から自宅に別会派からのお誘いが来た。選挙期間からどの会派に入ろうか決めていたので丁寧にお断りし、今の会派に入った。江南クラブといって、自民党系の会派である。

5/1、市議会議員の任期がスタートした。しかし、この日は市役所に行く必要がなかったためデニーズで勉強していた。すると、選挙期間に大変お世話になった主婦の方が偶然にもデニーズにおられ、「東猴さん、市役所の登庁表示盤に名前が入っていましたよ。」と教えてくれ写真も見せてもらった。選挙で当選してもその時点ではまだ市議会議員ではない。ただの当選した人に過ぎない。任期が始まってからが市議会議員である。この写真を見せてもらってはじめて地方政治家としての1日目が始まったのだなと感じた。

GWが終わり、5/7に市役所へ。各派代表者会議にオブザーバー参加した。各派代表者会議とは議会の前に各会派の代表者が集まって事前調整する会議である。5/14に選挙後、初議会(臨時議会)が行われ議長や副議長、各種委員会の委員を決めるのだがその議会が円滑に進むように事前に話し合っておく会議である。

そして5/14、初議会(臨時議会)が開会した。上述したように、選挙後、初めて行われるこの臨時議会の大きな目的は議長や副議長、各種委員会の委員を決定することである。つまり人事である。この時期、色んな議員がブログやFBで「臨時議会が開かれました」といった記事を書いていると思うが、人事を決めていると思って頂いて良い。この人事は自治体によっては揉めに揉めて徹夜しないと議長すら決まらないところもあるらしい。私たちはすんなり決まったようだ。

議長や副議長も決まり、次にどの委員会に所属するかということが決まる。私は常任委員会の一つである厚生文教委員会(教育や福祉に関する委員会)、特別委員会として議会広報編集特別委員会(議会広報の編集)、議会選出委員として愛北広域事務組合議会議員(近隣地域で共同処理している、し尿処理施設や火葬場の管理に関すること)、そして行政改革推進委員会委員に決まった。

委員会の委員が決まるときは、全体のバランスがきちんと考えられている気がした。たとえば委員会に所属できる委員が定員2名のときは、新人とベテランがペアとした方が望ましいようだ。実際、定員2名の委員会に私ともう一人の新人議員の名前が入っていたことに気づいた市担当者が言葉には出さなかったものの「これは大丈夫でしょうか」というニュアンスでやんわりとベテランを1人入れることを会派の会長におススメしていた。当然である。

こうした人事を決める臨時議会は2日間にかけて行われた。本会議(開会)→各派代表者会議の傍聴→本会議(議長選出)→各派代表者会議の傍聴→本会議(副議長選出)→各派代表者会議の傍聴→本会議(各種委員会の委員選出)といった流れであった。

人事も決まり、5月の残り期間に私が取り組まなくてはならないのは6月議会の一般質問(市長や市幹部に方針を問う質問のこと)に向けた準備と自分が所属した委員会の過去の議事録を読んで論点を整理し自分の意見をまとめておかなくてはいけない。一般質問の議事録はネットで閲覧できるのだが、委員会の議事録は市役所まで行かないと閲覧できない。つまり5月後半は市役所に引きこもって勉強し、分からない箇所は先輩議員や市の担当者にレクチャーをお願いする予定である。

以上、とある新人議員の当選後1カ月の報告でした。頑張ります。