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ベンチャースポーツ普及のメリットと方法 -日本代表倶楽部-

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こんにちは。篠原肇(しのはらはじめ, Twitter@HajimeShinohara)です。

前回の記事で、ベンチャースポーツについて説明しました。マイナーの持つネガティブなイメージを一新するのが主な目的です。

さて特に無名なスポーツに関して、「普及をしたい」という話はよく聞きますが、何故でしょうか? 知る限りでは回答は「面白いから、知ってほしい」といったものが大半かと思います。確かにマズロー心理学では、頂点にあるものは自己実現です。しかしながら単に面白いだけであれば、人に知ってもらい、普及する必要はそこまでないでしょう。それでも「普及したい」と言っている人は後を絶ちません。

おそらくこれは、普及したいといっている本人たちも、「面白いから」以外にも普及のメリットを感じているものの、それが何なのであるかが、いまいち明確に言語化し表すことが難しいからなのではないかと予想しています。

私が考えたところを一言でまとめると、競技が普及し、イメージと競技人口を向上することは、競技の「資産価値」が上がります。競技人口が増えると道具や場所が必要になり、競技関連の経済も発展するでしょう。注目度が上がれば広告も付きやすくなり、長期的には資金面の解決にもつながります。

しかしながら、そもそも現在のベンチャースポーツでは、各協会をはじめとした競技関係者の方々が、表現は違えど、本質的には「普及をさせて有名にしたいが、資金がない、リソースがない、そもそも競技名が知られていないため、日本代表ですら、宣伝もままならない」ということに言及している現状があります。

確かに普及には何かしらの方法で宣伝が必要です。最近では「お金はクラウドファンディングで集める」という方法が一般的になっています。しかしこれは無名なスポーツでは厳しいものがあります。なぜならば、クラウドファンディングのプロジェクトは多くが、世界の貧困や難病治療を対象としているものが多く、社会的に見ても緊急性と重要性が高いものです。

ここで無名な競技がクラウドファンディングを行おうとすると、言ってみれば「無名な競技の支援」のライバルが「世界の貧困解決」や「難病治療」になっています。ひいき目に見ても、スポーツは分が悪いのではないでしょうか? さらにスポーツは一回やって終わりという単発ではないため、持続可能な環境が必要になります。

よって、外部に頼るのは非現実的であり、結果として競技に取り組んでいる当事者が自分たちでどうにかしていかなければならないという必然性があります。

さてこの状況を打開すべく、こう考えました。

「現在あるものは、ユニークな競技と、それらに取り組んでいる協会と選手のみ。費用を全くと言っていいほど(最高でも現在と同程度)かけずに効率的に宣伝を行い、持続的にそれぞれの知名度と影響力の向上を図るにはどうしたらよいか?」

現状では、各競技や協会がバラバラに取り組んでいるのが現状です。競技名が知られていないと、新規の方々の目に触れる機会が制限されてしまい、結局なんだかよくわからないといわれてしまいます。しかしどんなに知名度がない競技でも、国際大会がある限りは、ブランド力があるものを備えています。「日本代表」です。

現状、日本ではサッカー日本代表や、オリンピックの日本代表選手団は非常に人気があります。これは、「各スポーツの競技自体が好き」、というよりはむしろ「日本代表だから好き」「日本代表だから見ている」というところが大きいのではないでしょうか? 実は詳細なルールも知らない人が多いのではないでしょうか?

では、日本代表と、それに広く関連する事柄であれば、どんな競技でも様々な情報を掲載できる総合情報サイトを作れば、宣伝側と閲覧側のニーズに合っているのではないかと思い、あらゆる日本代表に関する参加型総合ポータルサイト「日本代表倶楽部」を構築しました。もちろんプロに製作を依頼する余裕はなく自作です。

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日本代表倶楽部
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日本代表倶楽部Twitter

費用がない中で、どうにか知名度を上げるには、検索に強くし、露出を増やす必要があり、検索エンジン最適化(SEO)を最重視したことにより、名前は何のひねりもなくなりましたが、ご容赦いただければ幸いです。各競技の知名度と人口はそうでもないかもしれませんが、ウェブのロングテール戦略同様、あらゆる日本代表を一カ所に集めれば、かなりの数にのぼります。

本サイトは完全に無料で利用できます。閲覧はもちろん無料です。さらにログインをすることで日本代表に関する事柄、例えば大会情報、大会結果、選手情報等を書き込むことができます。日本選考会の宣伝や、競技によっては日本代表選手の募集も行うことができます。よって、日本代表に興味がある人向けに、無料で宣伝や結果の報告を行うことができます。

現代まで各競技のSNSでの発信を行っていたように、情報をこのサイトに書き込むようにすれば、SNSで書き込んでいるだけのように閉じた環境で既にその競技に興味があった人だけでなく、新たに興味がある人の目に触れる機会が向上し、結果的に知名度や競技人口の向上につながります。

よくある質問に「私たちの競技は、超が付くほどマイナーで、知られていないのですが、それでも大丈夫でしょうか?」というものがありますが、答えはもちろん問題ありません。むしろそのような競技のために立ち上げた面が大きいです。

日本代表自体も広くとらえていただきたく思います。例えば日本選手権などの日本国内の決勝大会は、日本代表の選考会として、日本代表の関連項目として書いていただければ幸いです。これ以外にも年齢制限のあるアンダーカテゴリーやマスターズカテゴリー、障がい者スポーツ、マインドスポーツ、学術、芸術など、何でも大歓迎です。数学オリンピックやミスユニバースなどでも歓迎いたします。ごらんいただければわかりますが、聞き覚えがないものでも、国内決勝や国際大会となるとどれもレベルが高く、素人でも見ていて面白いものばかりです。

実際本サイトは順調に成長しており、アクセス数・登録者数・記事数すべてが伸びています。オリンピック競技の日本代表選手の方からも協力の申し出をいただくなど、拡大中です。各競技の知名度向上・影響力向上が最大の目的のため、現在サイトの収益をサイトの広告にすべて再投資しています。サーバー代やドメイン代、広告費の一部は私の個人負担です。よって、各協会や選手・関係者が情報をを書けば書くほど、記事数・アクセス数が増え、注目度が上がるに加え、上がった利益をさらに広告へ再投資するため、雪だるま式にさらに注目度が上がります。

これにより先ほどの問いに対する答えとして、各競技の人々が、SNSへ投稿するのと同程度の労力で、新たな人々にリーチでき、各競技の知名度向上を図ることができます。

長期的は知名度向上の他に、各日本代表の大会渡航費支援などで経済的な面の解決も目標としています。

さて、こうなってくると「私も(なんでもいいので)日本代表になりたい!」と感じる人も増えてくるかと思います。これを踏まえ、次回は、日本代表になるにはどうすればよいか、自分に合った競技を探す方法や、具体的な競技の紹介を行っていきたいと思います。