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「迷ったときは、思いに立ち返る」 当時23歳の私が、日本初のクラウドファンディングサービス『Readyfor』を立ち上げた理由

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「びびびと来た」

私が初めてクラウドファンディングのサイトをアメリカ留学中に発見したときに思ったことです。それまで大学生時代にも投げ銭で人を応援する仕組みを作り、インターネットで多くの個人のチャレンジを後押しできる世界ができると信じていました。

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これこそ人のチャレンジを応援できる新しいお金の流れだと確信して、私は日本で初めてクラウドファンディングサービスReadyforの立ち上げを決めました。

7年前グーグルで「クラウドファンディング」と検索しても、1記事しかありませんでした。(その記事も現在と定義が異なる記事でした)それがいまや130万件以上の検索結果がでてきます。

23歳当時、起業経験はもちろんのこと、ビジネスやサービス設計も全くわかりません。そのため、まずやったことは世界中の誰よりもクラウドファンディングに詳しい人間になることでした。誰よりも詳しい人間になれば、すべての人が私に相談をしてくれたり、Readyforに問い合わせてくれたりすると思ったからです。

すでにアメリカを中心に200サイトほどのクラウドファンディングサービスが存在していて、私はそのサイトをすべて目でみて、経営者やサービスのターゲット数値の伸びなどをまとめました。あのとき1ヶ月自宅で、一つ一つのサイトを入念に見ながら、それぞれのサイトからあふれる思いを感じながら調べたことは今の自分にとってかけがえのない経験になりました。

スキルも経験もなかった私はクラウドファンディングに誰よりも可能性を感じ、それが日本でチャレンジャーを生む出すことを固く信じて、前に進み続けました。

Readyforは日本初のクラウドファンディングサービスの会社として3月29日に6周年を迎えました。応援いただいている皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。

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創業1周年記念

私はReadyforを通して、「誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくりたい」と思っています。社内から「壮大すぎるのでは」という声もありますが、私はクラウドファンディングを、Readyforを、社会のインフラにしたいと本気で思っています。クラウドファンディングがあるから、自分の小さな夢でも一歩踏み出せるんだ、そんな風に思ってもらえる場にしていきたいのです。

特にこの1年は社内のメンバーを大幅に増やし、「誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくる」というミッションに進むための素地を少しずつ整えていこうとしています。

Readyforには相談窓口という無料の「やりたいこと相談所」を用意しています。自分はこんな事やりたいな、だけど何から進めていけばわからない。クラウドファンディングは聞いたことあるけど、こんなこと相談していいのかな?そんな疑問に1から答えます。その窓口に相談された方が1年かがりで自分のやりたいことを実現した例もありました。

昨年の8月に初めて相談をいただいたプロジェクトがそのひとつです。医学生の方による「毎日病院で過ごす子どもたちに、外の世界を見せられないか」という相談でした。

いつ、どこで、なにをやるのかも決まっておらず、私たちの相談窓口のメンバーと何度もやりとりを重ねることで、内容が決まり、ついに2017年1月にReadyforで資金集めを開始しました。

医学生が、子どもたちの行きたい場所を聞き、撮影をし、それを360°スクリーンで見せるという試みです。お金の使い道は、そのスクリーンの購入代にあてることにしました。プロジェクトは100万円の目標金額を達成し、現在新たな目標金額を定めて実施しています。

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実際に360°自然体験のサンプル映像を見て興味津々の入院患児

また、なかなかリスクの高い事業や、創業間もないベンチャー企業、中小企業の新規事業に「融資」するために、全国25の金融機関、信用金庫と提携を実施しました。クラウドファンディングで、まだ実績がない新商品のPRサポートや創業時の資金調達を行い、その事業が成功を収めた場合、金融機関からの融資に橋渡ししていくという流れを作りたいと思っています。

Readyforとスタートラインに立つことで、今まで始められなかった事にチャレンジできます。そして、既存のお金がもっと小さな事業にも流れるように、金融のステップの最初の一歩の場になることを目指しています。

また、「誰もがやりたいことを実現できる」というときに、個人や企業、NPOだけではなく、自治体も対象にしたいと考え、「ガバメントクラウドファンディングReadyforふるさと納税」という仕組みも始めました。

最近、国もその行き過ぎた返礼品合戦を指摘していますが、この「Readyforふるさと納税」は、通常のふるさと納税と異なり、具体的に寄付する先を指定でき、支援した気持ちが伝わるギフトをもらうことが特徴になっています。広島県では、3つの廃校をリノベーションする費用を合計4000万円近く集めました。ギフトの一つとして寄付者に3つの廃校の場所を1つ選んでいただき、その学校に寄附者専用の下駄箱を作る事が出来るという権利をギフトとして用意しました。こうすることで寄付をするだけでなく、その場所に行ってみたくなる工夫を生み出す事に成功しました。

Readyforをスタートした7年前、誰もクラウドファンディングというキーワードを知りませんでした。クラウドファンディングの事業を始める際に、実績もスキルもなかった私は当然人から疑われ、始めはクラウドファンディングを普及させることは本当に難しいと感じていました。

今、日本でインターネットを利用する多くの人がクラウドファンディングという言葉を聞いたことがあります。ここからが、日本の人々の挑戦をもっともっとそばで応援するクラウドファンディングとしてReadyforが成長する時だと思っています。

迷ったときには、思いに立ち返る。「びびびと来た」気持ちを忘れない。さらに多くのひとたちにとって、挑戦できる場を作って、その挑戦の背中を押せるサービスとしてもっともっと成長していきたいと思います。

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IVSにて登壇時

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