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上司に気に入られる企画は作ってはいけない

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外資系では一般的に、「(お客様や会社にとって)何が正しいのか」を常に念頭に置くことが求められます。ところが、 「このA案がビジネス上は正しいと思うけど、あの上司はきっとこんな反応をするから、承認してもらいやすいB案で出そう」というような会話が、多くの日本企業で、会社によっては外資系でも、当たり前のように行われています。

これは全くの間違いです。ビジネスに正しいと信じている案を、上司に通すため(気に入られるため)に変えては、絶対にいけません。この理由は3つあります。

1)まず、たいていの会社の就業規則には「誠心誠意、社業(または事業)の発展に努めなくてはならない」というような」条文があります。ビジネスのために正しいと信じている案を、どんな理由があれ曲げることは、そもそも就業規則違反の疑いがあります。

2)一般的に役職が上がれば上がるほど、豊富な経験をお持ちですが、現場からは離れていきます。なので、何がビジネスのために正しいかに関しては、現場に近い皆さんのほうが、上司の方より、正しい判断を下せる可能性が高いはずです。上司に言われたから、または上司の意見を気にして案を変えるのは、ビジネスのためには、必ずしも正しくありません。

3)仮に上司に気に入られる案が通ったとしても、仮に失敗したら、たいていの上司は責任はとってくれません。責任をとるのは(責められるのは)、その案を提案した自分です。ならば、上司に気に入られるかもしれないけど、自分は7割しか正しいと思わない案よりも、自分が10割正しいと信じる案を実行するべきです。でないと、もし失敗したら後悔します。

ビジネスのために正しい案を作ることと、その案の承認を得ることは全く別です。考えを巡らすべきは、上司の承認を得るために案自体を修正することではなく、自分が正しいと信じる案を、いかに修正・変更することなく、上司の承認を得るかです。自分が正しいと信じる案=上司が承認してくれそうな案、である場合には、全く心配する必要もありませんが、ご存知のとおり、こんなケースはめったにありません。

余談ですが、会社をいつでも辞める事のできるような莫大な資産を持つ「おぼっちゃん」の方が、会社で普通の社員より優れた実績を残せる、というような話を聞いたことがありませんか?もしこれが本当なら、その理由は、「おぼっちゃん」は上司におもねることなく自分が正しいと信じたことに邁進できるので、結果的にビジネスでの成功確率が上がる、ということだと思います。

というわけで、ビジネスで実績を残したいならば、上司に気に入られる(承認されやすい)企画なんて考えてはいけません。自分がビジネスで正しいと信じた企画を、 貫きましょう。

boss

GAISHIKEI LEADERSは、外資系企業での仕事等を通じて日々グローバル社会とかかわってきたメンバーが、自らの『和魂洋才』を一層磨き上げ、社内外で活用し、グローバル社会と調和した、開かれた元気な日本の未来を実現することを目指し、設立されたコミュニティ・プロジェクトです。『和魂洋才』の梁山泊となり、日本社会・日本企業の多様性の欠如や視野狭窄、長期停滞等の課題に対して、新たな視点での解決策を提案し、政治・経済・教育の各分野から日本社会に変革を起こしていくことをゴールとして活動を展開しています。

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