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就職で「体育会系」を売りにするのはやめた方がいい

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日本企業には「体育会系」というコンセプトが存在しています。一般的には学生時代に運動系の部活動に所属し、礼儀正しく、強い精神力があり(厳しい練習に耐えてきた)、目上の者には絶対服従(上意下達)、というような特徴があると信じられています。

もしあなたが今から就職しようとしている学生さんなら、自分が「体育会系」であることは売りにしない方が良いと思います。その理由は、企業が欲しい人材が変わって来ているからです。

確かにこれらの特徴を持つ「体育会系」の学生は、高度成長の時代、日本企業が、同じ製品をプロダクト・アウトで売りまくった時代には、ベストマッチだったと思います。というのは、基本的に同じ日本のカルチャーを持つ仲間たちと、同じやり方や製品の横展開をするというモデルだったので、同じ日本的な価値観を共有し、言われた通りに疑問を持たずに実行していくという社員が必要とされていたからです。

しかし、今、企業が求めている人材像は変わりつつあります。いろんな意見がありますが、例として人材会社のラッセル・レイノルズが提唱している「グローバル化時代に求められる人材とは?」を見てみましょう。そこで提唱されているのは、1)グローバル英語力、2)セルフ・スターター、3)柔軟性、4)異文化の相手に対するコミュニケーション能力、5)スペシャリスト、6)事業構想力、という6つのポイントです。

「体育会系」の特徴である「礼儀正しさ」に関しては人として必須なものですが、「上意下達」や「強い精神力」に関しては、全く違う要素が求められています。セルフスターターとは、誰かに言われなくても自分から高い目標を設定してアクションを始める能力です。部の方針を遵守しながら方針に従って行動した、または誰かが設定した厳しい練習に耐えた、という話ではありません。また、状況に応じて対応できる柔軟性は、同じ事をやり続けた、ということの反対です。当然ですが、グローバルでの英語力やコミュニケーション能力、ビジネスパーソンとしてのスペシャリスト的な能力は、普通の体育会では醸成されません。事業構想力という点では、体育会を自ら率いることで、大きな変化をなし遂げたとかで無い限り、素晴らしい結果を出した体育会に所属していたというだけでは、身に付く物ではありません。

体育会を否定しているのではありません。学生時代に組織としての体育会に所属していたことは、礼儀正しさや規律という社会性を醸成できたということで、その後の社会人生活を送る上では、かえってプラスの要素です(体育会以外の厳しい組織に属していたとしても同じですが)。ただ、今から就職するのであれば、就職活動で訴求するポイントは「体育会に属していたこと」ではない、ということです。

就職活動は、会社に対して自分を売り込むという営業活動です。ならば、学生時代に体育会に所属していたとしても、それ(だけ)を訴求するのは間違っています。今の企業側のニーズに合っていないからです。体育会に所属していたとしても、学生時代に別の活動も積極的に行い、上に挙げた6つの要素のようなポイントについても訴求できるような経験を積む事が理想なのではないでしょうか?

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GAISHIKEI LEADERSは、外資系企業での仕事等を通じて日々グローバル社会とかかわってきたメンバーが、自らの『和魂洋才』を一層磨き上げ、社内外で活用し、グローバル社会と調和した、開かれた元気な日本の未来を実現することを目指し、設立されたコミュニティ・プロジェクトです。『和魂洋才』の梁山泊となり、日本社会・日本企業の多様性の欠如や視野狭窄、長期停滞等の課題に対して、新たな視点での解決策を提案し、政治・経済・教育の各分野から日本社会に変革を起こしていくことをゴールとして活動を展開しています。

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