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横綱の品位というまえに、相撲がおかれた現実を直視したら

2015年11月20日 00時39分 JST | 更新 2016年11月19日 19時12分 JST

ソフトバンク・グループの米国通信会社スプリントがなにかサプライズがありそうな予告をしていることを昨日書き留めて置きましたが、そのキャンペーン内容があきらかになりました。ベライゾン、AT&T、Tモバイルから乗り換えれば、通信費が半額。さらに無料のお試し期間(契約開始から28日間)を設定し、乗り換えに費用が発生すれば、最大で650ドル(およそ8万円)をスプリントが負担するというものでした。日本でもそれぐらい思い切ったキャンペーンをやってくれれば、ソフトバンクに戻ります。

ところで横綱白鵬が関脇栃煌山との一番で、猫だましをやったことに、賛否があって、また例のように、漫画家のやくみつるさんが、品格がないとテレビで批判していました。申し訳ないけれど、あーあ、またやっている、もうすこしこましなコメントしろよといいたくなりますね。相撲の応援団なら、相撲を面白く観るための話題でも提供してくれればと思います。

別に白鵬のファンでもないのですが、もはや角界では別格の存在となった横綱に、相撲オタクにすぎず、相撲道を極めたわけでもない、やくみつるさんがなにを偉そうなことを言っているの、あんた、どれだけ偉いんだと言いたくもなります。

また、スポーツ紙や夕刊紙が、相撲は品格がないといけないと書きたて、白鵬を批判するものも、それなら自らメディアの品格をまずは問うたらと感じてしまいます。まあどうせ頭の硬い年寄り向けのメディアなので、そうポジションするのが商売になるからでしょうか。

日刊ゲンダイ|白鵬はご満悦も...奇策「猫だまし」で地に落ちた横綱の品格

白鵬の猫だまし、面白いじゃないか。別に舞の海の専売特許じゃないのだから、どっちでもいいじゃないか、しょせん相撲なんだし。それに、あの技はかなり運動神経があって、俊敏でないと相手もひっかかりません。

時代についていけず人気が落ち、力士のなり手も減って、さらに八百長やったり、賭博したり、暴力沙汰が発覚して問題を起こし消滅の危機にさらされていた角界で、相撲人気を支え、場所を盛り上げ、大入りをつくってきたのは、朝青龍とか白鳳の外国人力士です。

北の湖理事長も白鵬に苦言を呈していましたが、あんた横綱としては別格の不人気だったんだよといいたいところです。

いまでも大相撲中継がプロ野球の巨人戦よりも高い視聴率を保っているのも、外国人力士が加わって、相撲の醍醐味を維持できているからでしょう。

角界も、相撲で商売しているメディアも、あなたがたの救世主である彼らにもっと感謝すべきで、本来なら足を向けて寝ることができないはずなのに、少し気に入らなければ、品格がないと批判を繰り返す。それってご都合主義そのもので、人の道を外していませんか。

猫だましは別にルール違反ではないにもかかわらず、批判が巻き上がるのは、相撲はたんなるスポーツや格闘技ではなく、神事でもあるからということですが、技として認められたものまで、それを持ち込むというのはどうなんでしょう。もし、格上の力士が、また横綱がやってはいけない禁じ手だと思うのなら、外国人力士で支えられている現実から言えば、ルール化してしまえばいいのです。