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内山 宙 Headshot

2016年参議院選挙が面白くなる7つのポイント

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7月10日に参議院選挙があるんですが、与党が憲法改正の発議に必要な3分の2の議席を取りそうだとか、いろんな予想が出ていますよね。

それを見て、どうせ与党が勝つなら自分が選挙に行かなくてもいいか、そもそも政治も、どの候補者がいいかもよく分からないし、投票に行くの面倒だし、むしろ目の前の生活が大変で行く暇ないし、って思ってる方いませんか?

でも、7つのポイントが分かるだけで選挙はこんなに面白くなるのに、行かないなんてどうかしてるんじゃないかと私は思います。

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画 大島史子

1 選挙は参加すると面白くなる

競馬なんかだと、どの馬が勝つか予想して、勝てば配当がありますよね。でも、馬券を買わないで予想だけしてもつまらないものです。そして、他人がやっているゲームを見ていることほどつまらないことはありません。

選挙は、ある意味ゲームです。そのゲームは、自分の票で、相手の当落に影響があり、人間ドラマが見られて、しかも自分に配当があるかもしれないものです。

ただ、その配当は、今回の参議院選では命や自由や権利です。自民党が憲法を改正したがっているからです。これは、もう本気になるしかありません。

そして、実は、有権者は全員ゲームの参加料を払っています。税金として。

どうせ参加料を払っているなら、他人が勝手にゲームを進めるのではなく、参加して自分でやった方が面白いに決まっています。7月10日の開票速報がとても楽しめるようになります。池上彰さんの出ているものが、ピリ辛で面白いです。

2 金持ちでも貧乏でも2票ずつ

そして、税金という参加料は人によって違うのに、持っている票の数は平等です。

参議院選挙では、みんな選挙区1票と比例代表1票ずつ持っていて、たくさん取れた方が国を好きな方向に動かせるわけです。

ところが、経済を支配している側が自分に都合のよい政策をしてもらいたくても(例えば、残業代ゼロ法案とか、法人税減税とか)、自分だけでは2票しか持ってないので、なんとかしてお金の力で宣伝して票を取りたいわけです。

一方、私たちのような一般ピープルは、お金はないけど人数は多いので、創意工夫でなんとかしようとしているわけです。それでお金持ちに勝っちゃったりするんです。

そうしたら、ブラック企業への規制強化とか、保育士の待遇改善とか、給付型奨学金なんかもできるかもしれないのです。

3 棄権していた5人に1人が選挙に行くとこんなに変わる

前回の衆議院選挙では有権者約1億人の内、約48%の人が棄権したわけですが、1強の自民党だってせいぜい有権者全体の25%しか取っていません。もうね、棄権した人が最大野党ですよ。

ところが、その棄権した48%のうち5人に1人でも選挙に行ったら1000万票です。比例だと8人、選挙区だと16人~20人は当選します。これは政治が変わる数です。

今回、18歳から選挙権が認められますが、有権者が240万人増えるだけで、比例なら2人分です。投票率が上がる方が政治にはインパクトがあるんです。

4 選挙に行くと憲法改正を止められる

今回、参議院で野党が3分の1以上を維持できなかった場合には、間違いなく与党が憲法改正の発議を仕掛けてきます。自民党の出している憲法改正草案は、自由を制限して、緊急事態条項で三権分立も壊そうとするトンデモな内容で、権力者に非常に都合がよい内容です。

でも、選挙に行くと、これを止めることができて、権力者に一泡吹かせることができるんです。面白いじゃないですか。

そこで、ちょっと家族や友達を誘って行ってみませんか?
ちょっとアドレス帳を開いて、最近連絡取ってない人に声を掛けてみませんか?
与党は、こうやって有権者が目覚めるのが怖いんです。

5 誰に入れればいいか分からない、なんて心配しなくていい

そうは言っても、「誰に入れればいいか分からない」っていう方いますよね。自民党は嫌だけど、かといって野党の候補も微妙な気がするとか。

大丈夫です。古今東西、完璧な候補者はいませんから。選挙というのは、よりマシな人を選ぶものなんです。

選挙に行かないまま自民党が勝つと独裁になりかねませんが、野党が勝てば今の社会が維持できます。どっちがマシかと言ったら、後者ですよね。

6 よく分からないのは選挙に行かないからだった

「政治は難しくてよく分からないから、選挙に行かない」という人いますよね。

大丈夫です。みんな分かっていません。それに、誰だって最初は、よく分かりません。

で、投票してみて、失敗したなと思ったら、次にはちょっと変えてみて、失敗を繰り返して、だんだんとより良い選択ができるようになっていくものなんです。選挙に行かない人は、積み重ねがないからずっと分かることができないんです。

そして、今回は、民進、共産、社民に投票すれば憲法を守ってくれるので失敗はありません。

7 選挙に行くとお得

今回、盛り上がっているものの一つに、「選挙割り」というものがあります。選挙に行ったときに、申請すると「投票済み証明書」というものをもらえます。それを持って「選挙割り」をやっているお店に行くとオマケがついてきたりするんです。

例えば、ラーメンの一風堂に投票済み証明書を持って行くと、替え玉か玉子が無料になるというので、もう行くしかありません(選挙も一風堂も。)。

そして、私は期日前投票をしたことで満足してしまい、投票済み証明書をもらい忘れて大変後悔しています。ヤフオクで投票済み証明書が出品されていないか気になっています。

他にもいろいろなお店でやっているので、探してみると面白いのではないでしょうか。

これでも選挙に行かない人が多かったなら、与党に3分の2を取られて、憲法が変わって、自由がなくなり、とんでもない時代が来てしまいかねません。

そんな場合に備えて、自民党の改憲草案のとおりに憲法が変わってしまった場合にどうなっちゃうのかをシミュレーションした小説「未来ダイアリー もしも、自民党改憲草案が実現したら?」というものを書いてみました。

7月中には出る予定なので、憲法改正の国民投票に行く前に読んでおいていただけると、イメージできてよいのではないかと思います。

こんなものは必要にならない方が、本当は良いのですがね。