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市場を2時間早く開ければいいだけの話だろう

2013年05月22日 16時21分 JST | 更新 2013年07月21日 18時12分 JST

この記事がよくわからない。

日本標準時「2時間早く」 猪瀬都知事、提案へ 「世界一早く開く金融市場に」」(朝日新聞2013年5月22日)

東京都の猪瀬直樹知事は、22日の政府の産業競争力会議で、日本の「標準時」を2時間早めることを提案する。東京の金融市場が始まる時間を世界で最も早くすることで、金融機関の拠点を日本に置く動きを促す狙いだ。政府は6月にまとめる成長戦略に盛り込むことを含めて検討に入る。

いや別に東京市場を「外国為替市場などが1日のうちで世界で最初に開く」ようにすることに何の異存もないんだが、だったら単純に市場を2時間早く開けばいいだけの話で、わざわざ標準時を変える必要はないのではないか?

不勉強にして知らないが、金融市場の取引時間を早めることに関する規制というのは何かあるんだろうか。なければ勝手にそっちでやってくれっていうだけの話だし、法律で決まってるならその法律を変えればいい。東証は9時から、外為の市場は8時からだろうが、たとえば確か築地市場は午前5時に開くのではなかったか。野菜や水産物の市場が動いてるんだから、金融の市場も取引開始を2時間早めて午前7時なり6時なりにする(何ならもっと早めてもいい)ことに、(早起きしたくない業界関係者以外に)誰が反対するだろうか。

しかし標準時を動かすとなれば、これは影響が日本全体に及ぶから、そう気軽な話ではない。記事には「サマータイムと似た効果も得られ、エネルギーの節約にもつながる」とか書いてあるが、サマータイムならまだしも、標準時ってのは1年中だよね?冬は逆効果だろうに。これ取材した記者の方は何もつっこまなかったのだろうか。いやまじめな話、訳分かんない。ほんとに都知事はこんなことを主張してるんだろうか。ひょっとして、よくある誤報とか飛ばし記事とかの類じゃないかとつい疑ってしまう。

もし誤報とかではなくて、この記事の内容がその通りだとするなら、意図はわかるしいろいろ改革するのは悪くないと思うけど、思いつきみたいな案に日本中を巻き込むのはぜひ勘弁してもらいたい。

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