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「都民ファースト」を貫く決意強調 小池百合子都知事記者会見

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写真:©Japan In-depth 編集部

今月2日に就任1か月を迎えた小池百合子東京都知事が6日、東京千代田区の日本記者クラブで会見した。

冒頭小池知事は、自らが都知事に選ばれたことは、
「都政の大改革、ギアチェンジ出来るチャンスだ。都の職員にも私を使え、と。変えられなかった部分を、これはある種政権交代ですから、これを機会に方向転換しよう。強めるところは強めていこう。モメンタム、きっかけにしていこう、と言っている。」
と改革にかける意気込みを語った。

改革の例として、都庁の書類をA3からA4に、かつ裏表印刷に変えてくれと指示したら一夜にして変わったというエピソードを紹介、「言葉遊びではないが、これまで都庁はいかに"大盤(判)振る舞い"だったのか、と」と述べ、会場の笑いを誘った。

会見の中で小池知事が多用した言葉は、「ミッション(使命)」、「マネジメント」、そして「都民ファースト」だ。知事は「都民目線を持とう。大義を共感に変えていく。みんなと一緒にやりましょう、そんな流れを作っていく。」と述べ、あくまで都民の為の政治を推進していく考えを強調した。

又、「透明性の確保」と「情報公開」の為に、「都政改革本部」を9月1日に立ち上げ、自律的な改革を進めていくと述べるとともに、オリンピック・パラリンピックの予算のチェックは、ひとつずつ精査し中間報告を9月末の議会前に改革本部が行うことを明らかにした。

焦点の築地市場の豊洲地区への移転問題だが、小池知事は「食の安全が命」であることを強調、モニタリングの結果を「市場問題プロジェクトチーム」がチェックする、とした。Japan In-depthが、市場移転にまつわるカネの流れや利権の存在が分かったら移転再延期もしくは中止もありうるか?との質問に対して小池知事は「科学的にもモニタリングの結果を待ちたい。今、だからどうかというのはモニタリングの意味がございません。」と述べるにとどまった。

今後の展開次第では「都民ファースト」と「食の安全」を貫く小池知事にとって、難しい判断が迫られる局面があるかもしれない。

待機児童問題については、補正を組み、年度内に道筋をはっきりさせる考えを示した。また、潜在待機児童という言葉は特殊な言葉で海外にはないことを紹介、10年後には死語にしていきたい、と意気込みを語った。

今後、小池知事が政治塾を立ち上げる可能性について聞かれると小池知事は、「(選挙を通して)応援する人が集まった。そういう人の受け皿、ワークショップなど開いてもいいのかなと考える。政治に関心が高まることが政治を磨く。いろんなやり方があるが、方法をいずれ考えたい。」と含みを残した。

また東京10区の衆議院補欠選挙に小池知事を応援した若狭勝衆議院議員が自民党の公募候補として立候補する、としていることについて小池知事は、「若狭さんは、東京自民党豊島総支部長にバトンタッチしている。信頼できる政治を受け継ぐ事が出来る人だ。公認については二階俊博自民党幹事長が正しい判断するだろう。」と述べた。

最後に自らの日々の業務について、「毎日近代5種か10種の試合をやっているかのよう。オリパラ、待機児童、環境、介護、情報公開、築地市場、と毎日いくつものテーマを全体マネジメントしながらやりがいを感じている。都民ファーストで納得いただける先を見て大きなテーマを紹介しつつ引っ張るリーダーシップを固めていきたい。」と締めくくった。