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東武鉄道の新型特急形電車、500系Revaty登場!!

2017年02月12日 01時24分 JST | 更新 2017年02月12日 01時24分 JST

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2016年12月に登場した500系Revaty。今春のデビューが待ち遠しい。

東武鉄道は2017年4月21日にダイヤ改正を行ない、観光とビジネスの両方に対応した新型特急形電車、500系Revaty(リバティ)がデビューする。車両愛称名の「Revaty」は、「Variety」(多用、様々な)と「Liberty」(自由)を組み合わせた造語で、3社6線、1都5県を快走する。

■鮮烈なデザインに脱帽

500系Revatyのエクステリアを眺めていると、『KEN OKUYAMA DESIGN』(代表:奥山清行氏)がデザインを監修したこともあり、思わず「カッコいい」、「さすが」と口に出してしまいそうなほど鮮烈だ。

カラーリングは、"おおらかで豊かな時の流れ"を表現したシャンパンベージュを基調としており、光線によって色調が微妙に変化する。

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「TOBU」グループロゴは、先頭車をフューチャーブルー、中間車をホワイトとした。

車体側面は"沿線の豊かな自然"を表現したフォレストグリーン、東武グループロゴのフューチャーブルーを用い、シャープなイメージを持たせたほか、中間車500-2形のデッキ部分にななめストライプのアクセントを入れており、ヨコとタテのラインを組み合わせた配色は斬新だ。その隣には「Revaty」のロゴを配した。

このほか、前面、側面とも窓回りをブラックで囲った。特に前面はフロントガラスをななめ形状のデザインとしたので、その周りは翼に映り、スピード感を強調している。

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行先表示器は後述する分割併合に伴い、「号車」や「座席指定」も表示。

行先表示器はフルカラーLEDで、列車名、行先、停車駅などを表示する。100系スペーシアに比べると大きくて見やすい。

灯具は配置の自由度が高いLEDを採用し、貫通扉の上は"東武優等車両の伝統"といえる急行灯(補助標識灯)で、従来のオレンジからホワイトに変わった。

フロントガラスの下は、ヘッドライト(前部標識灯)とテールライト(後部標識灯)のほか、もうひとつ装備した。それについては、後述する。

■500系Revaty最大の特徴は分割併合機能

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報道公開では、分割併合作業の実演が行なわれた。

現在の定期特急は、6両もしくは4両固定編成で運行しているが、500系Revatyは3両編成(先頭車は電動車、中間車は付随車)で、浅草―下今市間など、2つの列車を併結できるのが最大の特徴といってよい。途中駅での分割併合作業を容易にするため、前面は電気連結器のほか、両開き式の自動貫通扉を設けた。

また、先頭車同士の通り抜けを容易にするため、乗務員室内にホロBOXを設け、併結運転時の3号車となる500-1形に台座、4号車となる500-3形に幌をそれぞれ装備し、ボタン操作により、自動で「展開」と「格納」ができる。ここまでは自動で、幌の接続や渡り板の昇降は手動で行なわれる。

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鉄道車両では珍しいハザードランプ。

併結運転時はホームからの転落事故を防ぐため、先頭車の灯具にハザードランプが追加され、5km/h以下と停車中に限り、3・4号車にオレンジの光が点滅するほか、「トントントントン、出入口ではありません」の音声案内も流れる。

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進化が続くVVVFインバータ制御。

機器面については、列車の駆動力を作るVVVFインバータ制御を各先頭車に搭載し、小型軽量化を図ったほか、その中に各種情報を容易に確認できるよう、LCD表示器を搭載した。また、屋根上にシングルアーム式のパンタグラフを各1基搭載した。

中間車には、車内の照明、旅客情報案内装置、空調装置などへ交流電力を供給するSIV(静止形インバータ)と、オイルレスタイプの電動空気圧縮機を搭載。いずれも片方がダウンしても、もう片方で機能を維持できるよう、冗長性が高い構成とした。

台車はボルスタレス方式で、蛇行動による乗り心地の悪化を防ぐため、ヨーダンパを装備した。また、新幹線の車両などで実績のあるフルアクティブサスペンション(車体動揺防止制御装置)を搭載し、乗り心地の向上を図った。

先頭車の台車に搭載する主電動機は、国内の特急形電車では初めてPMSM(Permanent Magnet Synchronous Motor:永久磁石同期電動機)を採用し、騒音の低減や、メンテナンスの負担を軽減した。

■江戸時代の"粋"を感じさせる座席

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天井の造形が印象的な客室。

タッチ式の自動ドアが開くと、500系Revatyに初めて乗った人の多くは、天井の造形に注目するだろう。鬼怒川や隅田川の流れをイメージし、LEDの間接照明が灯ると、優しいホワイトの光がそれを体現している。

客室は東京スカイツリーをイメージさせるホワイトをベースに、"雄大な大地と樹木"を表す木目柄を随所に配し、江戸時代の文化と沿線の自然を融合した。

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500系Revatyの座席。側窓と側窓のあいだは、江戸小物の縁起物「勝虫」(トンボ柄)をモチーフとした。

座席はリクライニングシートで、シートピッチは一番前の席を除き1,000ミリ。中間車に車椅子スペース用の1人掛け席を1つ設けた以外は、すべて2人掛けだ。座席番号も従来の数字のみから、JR線直通列車と同じ数字とアルファベット(AとDは窓側、BとCは通路側)の組み合わせとなり、わかりやすくなった。

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華やかさが感じられる座席の柄。

シートモケットは江戸紫で、江戸小紋の「継小紋」をモチーフとした柄を配した。ひじかけは江戸の伝統工芸である「印伝」をモチーフとしている。

テーブルは座席背面と、外側のひじかけ内にあり、いずれも重量制限は10キロまで。ひじかけの内側にコンセントが備えつけられており、60ヘルツ、交流100ボルト、2アンペアまでの製品(パソコン、携帯電話など)に対応している。また、座席背面にボトルホルダーを設けた。

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上段の号車と行先は常時表示し、誤乗を防ぐ。

旅客情報案内装置はフルカラーLEDで、大型化することで2段表示を可能にした。列車案内、停車駅、注意事項などを4か国語で表示する。

■トイレなどは中間車のデッキに集約

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「Revaty」のロゴは車内にも掲示。500系に対する東武の意気込みが伝わってくる。

デッキは乗降用ドアの上に防犯カメラを設置したほか、脇に発光手すりがあり、ドアチャイムの鳴動とともに開閉を知らせる。このほか、車両番号と製造元プレートの上に、「Revaty」のプレートを掲示しており、"自信作"の表れといえよう。

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車椅子及びオストメイトに対応した多機能トイレ。

中間車のデッキに男子用、洋式、多機能の各トイレがあり、いずれもハンドソープつきの洗面台を併設している。また、AEDも設置し、急病人の対応に備えている。

■高くて狭い運転席

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500系Revatyの運転台。最高速度は120km/h。

乗務員室を覗いてみると、運転台は高い位置に設けられた。速度計の表示、案内表示や自動放送の設定などは、「T-TICS」と称する2画面の車両情報管理装置によって表示する。

放送については30000系などの通勤形電車と同様に、車内、車外のどちらでもできるほか、乗降促進のブザーも設けている。

特筆すべきなのは2つあり、1つ目は力行とブレーキをひとつにまとめたワンマスコンハンドルを、両手操作式から東武初の左手操作式としたこと。今後、新型の特急形電車や、地下鉄直通を除く通勤形電車の標準になるかもしれない。

2つ目は先述のホロBOXを設けたことで、運転席からの視界が狭くなった。そのため、頭上に助手席側(進行方向右側)の状況を確認するモニターを設けた。

500系Revatyは冒頭で述べた通り、2017年4月21日から浅草―新栃木・東武日光間の〈リバティけごん〉、新藤原―浅草間の〈リバティきぬ〉(上りのみ運転)、浅草―会津田島間の〈リバティ会津〉、浅草―館林間の〈リバティりょうもう〉(下りのみ運転)、浅草―春日部間の〈スカイツリーライナー〉(一部の列車は100系スペーシアで運転)、浅草―大宮・野田市間及び大宮―運河間の〈アーバンパークライナー〉(いずれも片道のみ運転)で営業運転を開始する。縦横無尽の活躍に期待したい。

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【取材協力:東武鉄道】