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内閣総理大臣官邸前でデモ

2014年09月14日 17時17分 JST | 更新 2014年11月13日 19時12分 JST

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国会議事堂前駅付近。東京タワーのライトアップが夜の街を彩る。

■帰宅ラッシュ時にデモ

「♪原発やめろ♪」

「♪再稼働やめろ♪」

「♪すべてをやめろ♪」

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原発再稼働反対の声は、安倍晋三総理大臣の耳に入ったのか。

2014年9月12日18時過ぎ、東京地下鉄(東京メトロ)国会議事堂前駅最寄りの内閣総理大臣官邸(以下、総理官邸)前では、原子力発電所(以下、原発)再稼働反対と安倍晋三総理大臣辞任の両方を求めるデモに遭遇した。先頭は太鼓などの楽器を使い、参加者全員が熱唱後、代表者が原発再稼働反対を強く訴えた。その列は国会議事堂前駅の3番出入口付近から始まり、4番出入口を通り過ぎたあたりまで続いていた。

参加者のなかには、遠方(四国、九州など)から駆けつけていた人もいて、全国的に名の知られた団体かもしれない。駅前では署名活動も行なわれていたが、関心を持つ人はいない。ビラの1枚も用意していないのだから、詳細がわからないと、人々の同意を得られるはずもない。

東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)発生以来、原発に対する関心は高い。東京電力福島第1原子力発電所の事故以来、自宅やふるさとに戻れず、JR東日本常磐線の完全復旧も困難な状況だ。毎日、東京電力の作業員たちが廃炉に向けて、懸命の作業を行なっている。1日も早く帰宅や帰郷できる環境を整えるために。

最近では、総理官邸ホームページで吉田調書の公開、朝日新聞の度重なる不祥事により、原発反対デモ集団にとっては、"訴えるのは今でしょ!!"となるのだろうか。

■デモは意味がない

今回、総理官邸付近で原発再稼働反対を訴えていたが、私は無意味だと考える。騒いでも安倍総理は出てくるはずもなく、総理官邸内にいたとしても聞く耳を持っていないはず。一線を越えた行動も、公務執行妨害などで現行犯逮捕される(例えば、警官を押し倒して、総理官邸に強行突入するなど)。

根本的な問題として、冒頭の歌で原発再稼働反対などを訴えていたのは首をかしげる。政府側にとっては、イヤミにしか聞こえない。タチの悪い人なら失笑しているはずだ。私は「♪ショーコー、ショーコー。あさはらショーコォー♪」の歌を思い出してしまった。

本気で原発再稼働反対と全廃炉を訴えたいのならば、大きな声で直接安倍総理大臣にぶつけるものだ(ハフポストブロガーとして、脱原発の重要性を訴える手もある)。参加者のなかにはニヤニヤしている人がいて、不真面目な姿勢で臨む姿が見苦しい。

■原発反対タッグチームの結成を

今回のデモ集団は、自由民主党(自民党)に"直接交渉"を申し込んだとしても、応じてくれないと思う。多忙もあるが、原発を再稼働させたい考えもあるのだろう。

私は原発反対のデモを続けても、与党の心をつかむとは思っていない。強力な後ろ盾がいないほか、原子炉を保有しているところは、原発だけではないからだ。

今後、脱原発を唱える政治家や野党とタッグチームを組み、国会で"直接対決"するべきだ。そうしなければ、なにも変わらず、与党の強行が続く恐れもある。

疑問なのは、なぜ日本に原発を作ったのか。原爆と原発の共通点を1つだけあげると、「放射能」だ。昔の日本政府は、原爆を軽視していたのではないか。

蛇足ながら、総理官邸には太陽光パネルが設置されている。

★備考

・ハフィントンポスト「吉田調書・全文をテキスト化」

・ハフポスト「『命よりも経済』~九電川内原発 再稼働へ」

京都大学原子炉実験所ホームページ

・KAN-FULL BLOG「官邸の省エネ・温暖化対策」

・KAN-FULL BLOG「菅政権の仕事・総括報告(5):大震災からの復旧・復興とエネルギー政策の転換」