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大相撲ファンなら、1度は乗ってみたいあの列車

2014年10月01日 23時45分 JST | 更新 2014年12月01日 19時12分 JST

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両国国技館

今、大相撲の人気が再燃している。幕内では、若手力士の台頭に加え、中堅白鵬の充実、ベテラン旭天鵬の奮闘など、若貴ブーム以上に見どころがある。今回は大相撲ファン必見の列車を御紹介しよう。

■存命の人物が特急列車の愛称に

2001年7月24日、JR九州は同年10月6日から直方―博多間を結ぶ特急列車の愛称を発表した。その名も〈かいおう〉。福岡県直方市出身の大関魁皇にちなんだもので、過去に人名が列車愛称として採用されたケースは、同社の普通列車〈いさぶろう〉〈しんぺい〉、特急〈シーボルト〉がある(後者は短命に終わった)。存命中の人物が列車愛称となったのは、JRグループ初だ。

特急〈かいおう〉は、「地元の人に愛されるように」という願いを込め、同社の田中浩二社長(現・特別顧問)が同年名古屋場所前に発案。財団法人(現・公益財団法人)日本相撲協会(以下、協会)と魁皇本人の快諾を得た。

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現役時代の大関魁皇(画像右側)

魁皇は、1988年春場所初土俵。同期は第64代横綱曙(当時、大海)、第65代横綱2代目貴乃花(当時、貴花田)、第66代横綱3代目若乃花(当時、若花田)など、そうそうたる顔ぶれだった。

1991年九州場所後、19歳で十両に昇進。同期の曙や若貴兄弟に比べ、出世は遅いほうだった(とはいえ、10代の十両昇進は、出世が早い)。3人は1990年代中盤から後半にかけて横綱に推挙されていたが、魁皇は「大関候補」と言われながら、ケガなどで足踏みが続いていた。

2000年夏場所、小結で初優勝。次の名古屋場所で大関昇進を決めた。28歳での大関昇進は遅いほうで、「大器晩成型」という言葉が当てはまる。

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魁皇5回目優勝時の優勝額(すでに撤去済み)。

優勝は5回記録したが、次の場所では、ケガによる休場が多く、横綱に推挙されなかった。しかし、3人が引退してからは、土俵に対するひたむきな姿勢などが大相撲ファンの心をつかみ、地元の九州場所以外でも大声援を受ける。2007年から2011年にかけて、協会の不祥事が続き、国技存亡の危機に直面したが、魁皇が土俵にあがるだけで、重苦しい雰囲気を吹き飛ばした。

2011年名古屋場所、第58代横綱千代の富士が持つ通算勝利第1位を21年ぶりに更新したが、満身創痍の身体は悲鳴が止まらず、負けが先行し、7敗になった時点で引退を決意した。

引退後、年寄浅香山を襲名したのち、友綱部屋を独立して浅香山部屋を創設。後進の指導にあたっている。

●魁皇が樹立した1位記録(※はタイ記録)

通算勝利数:1047勝

幕内在位:107場所

幕内出場回数:1444回

幕内勝利数:879勝

大関在位:※65場所

大関勝利数:524勝

殊勲賞受賞回数:※10回

■直方―博多間の自由席特急料金が安い

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〈かいおう〉の書体に力強さを感じさせる行先表示器。

特急〈かいおう〉の魅力は、特急料金の安さだ。通勤客をターゲットにした列車なので、グリーン車を除き、すべて自由席。自由席特急料金は、25キロまで300円(小児150円)、25キロ以上は特例で410円(小児200円)と安い。グリーン車は自由席特急料金+300円、DXグリーンは自由席特急料金+1,600円で、それぞれ利用できる。

現在、特急〈かいおう〉は1日2往復運転(注、1号は平日、5号は土休のみ運転)。直方発は朝、博多発は夜に設定されている。

■新幹線の列車愛称が四股名に

2014年10月1日、大相撲九州場所の番付編成会議で、達(たつ)(高田川部屋所属)という力士の十両昇進が決まった。同日より、四股名を本名の達から「輝(かがやき)」に改めた。

輝は石川県出身。四股名の由来は、2015年3月14日にデビューする北陸新幹線最速列車〈かがやき〉にちなんだ。彼が生まれた1994年は、特急〈かがやき〉も存在しており、上越新幹線接続の在来線速達列車として、金沢―長岡間を結んでいた。

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北陸新幹線〈かがやき〉は、1日10往復運転される予定。

近い将来、2つの「KAGAYAKI」が石川県を盛り上げてゆくだろう。