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東京急行電鉄、ホームからの転落事故防止対策を強化

2014年06月12日 17時48分 JST | 更新 2014年08月10日 18時12分 JST

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田園都市線用2代目5000系。大半の編成は6扉車を3両連結している。

近年、東京急行電鉄(以下、東急)では、ホームからの転落事故を防止するため、安全対策の強化を進めている。

■安全柵の設置

東急では、ほとんどの駅を対象に可動式ホーム柵を設置する予定だ。しかし、一気に設置できないので、当分のあいだは安全柵で"代用"する。

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東急の安全柵は、JR東海の東海道新幹線に比べ物々しさはない。

安全柵はホームの線路側ではなく、黄色い線(点字ブロック)の外側に設置し、可動式ホーム柵の設置工事が容易にできるよう配慮した。人と列車が接触しないよう、ホームの線路側を通行禁止にしている。

残念なのは、安全柵の意味をよく知らない小学生の男子児童が2人いたこと。安全柵が珍しい存在なのか、笑顔で通行禁止部分を歩いていた。保護者や教師などが安全柵の存在を教え、事故防止に努めていただきたい。

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安全柵の設置は、ホームの線路側だけとは限らない。

さらに多くの駅では、ホームの端部付近にも安全柵が設置され、立入禁止スペースも作った。可動式ホーム柵設置後も取り外すことはない。

■車両の端部に黄色の縦ラインを貼付

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注意喚起のため、車両の端部に黄色の縦ラインを貼付。

最近、車両の端部に黄色の縦ラインを貼付し、ホームからの転落事故防止対策を強化している。保有する車両はすべて転落防止用の外幌を取りつけているが、色が濃いグレーなので視覚的に見づらく、存在に気づかない人が多いかもしれない。

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転落事故防止用の外幌は、目立ちにくい色を用いている。

車両の端部に黄色の縦ラインを入れることで、利用客に車両連結部であることを明確に伝えている。ただし、外幌自体はグレーのままなので、黄色に塗り替えると、注意喚起の強化にもつながる

今後、同業他社も"東急スタイル"を導入するのか注目したい。

■進むLED前部標識灯(ヘッドライト)

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LED前部標識灯。上半分の点灯はロービームを表す。

東急では東横線用5050系4000番代『渋谷ヒカリエ号』で、前部標識灯を省電力と長寿命に優れたLEDに変更した。最近では、田園都市線用2代目5000系も高輝度放電灯からLEDへの更新を進めている。

近年、多くの鉄道事業者は、LED前部標識灯の導入を進めており、近い将来は鉄道業界だけではなく、自動車業界でも当たり前になりそうな気がする。

★備考

(2014年6月11日、Yahoo!個人より転載)