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トレンド素材、ベルベットとベロアをとりいれる、失敗なしの7つのルール

ベロアやベルベットといった起毛素材を取り入れるアイデアを集めてみました。

2017年11月06日 09時18分 JST | 更新 2017年11月07日 15時28分 JST

光沢やリッチな手触りが美しい素材を取り入れるだけで、いまどきのリュクスな部屋に格上げすることができます。

秋冬のファッショントレンドアイテムとして人気の高いベロアやベルベット。ベッチンも含め、綿や絹、レーヨンなどの素材でつくられており、毛足が長く光沢の美しいファブリックです。見た目にはどれもよく似ていて、起毛の柔らかな質感や、毛の動きによる光沢が多彩な表情を見せる、楽しい素材です。インテリアとしても、もちろん人気。そこで今回は、ベロアやベルベットといった起毛素材を取り入れるアイデアを集めてみました。

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1. クッションでアクセントを
インテリアに取り入れるなら、まずはクッションやファブリックがおすすめです。写真の例では、グレー系のシンプルな北欧風インテリアにグレーとショッキングピンクのクッションを置いてアクセントにしています。同じショッキングピンクでも毛足の長さによって光沢感が変わるところが起毛素材の面白さ。さっぱりとした空間でも一気に温かみが加わるのがポイントです。

Houzz | Beth Dotolo, ASID, RID, NCIDQ

クッションのデザインもさまざま。単色でシンプルに、幾何学模様でアクセントにと1つだけでも充分楽しめますが、形や配色を工夫して複数のクッションを組み合わせれば、複雑な面白さを演出できます。同系色や柄の1色をリンクさせるとまとまりがあり、反対色や彩度の高い色を集めるとインパクトが強い雰囲気に。オーナーのセンスの見せどころです。

Houzz | Maxwell's House of Egg Harbor, Door County

2. バリエーション多彩なベッドまわり
起毛素材はベッドルームのファブリックとしても人気です。肌寒くなってくると、滑らかな手触りが恋しくなるという人もいるでしょう。写真では、濃いグレーのキルティングの掛け布団に、色違いのカーキのユーロ枕(飾り枕・大)、リボンがポイントのアクセント枕(飾り枕・小)を組み合わせ、質感や配色、起毛生地のバリエーションを楽しめる工夫がされています。また、リボン地の光沢が動きと軽やかさを控えめに感じさせます。

Houzz | DHD Architecture and Interior Design

ポップな色を選べばかわいいイメージに。こちらの子ども部屋では、手触りがよいグレーの布張りのベッドフレームを中心に、カーテンやクッション、ラグなどでトーンの違うピンクを配置。掛け布団のフューシャピンクをアクセントに、快活さと温かさのある空間に仕上げています。

Houzz | Kelly Hoppen London

同じベルベットのベッドファブリックでも、色と合わせる雑貨でずいぶん印象が変わります。まずは同系色の場合。グレーからグレージュへのグラデーションはやさしく穏やかな印象です。光沢がある生地がつくる、美しいドレープもポイント。また窓際にはグレーやモーブカラーなど、陶器のフラワーベースを置くことで、温かみ溢れる女性的な空間になります。

Houzz | Kelly Hoppen London

同じ部屋、同じベッドで黒をアクセントにしたコーディネートです。コットンのピローケースに、リネンとベルベットのコンビのピローケースを合わせてモダンに。面積は少ないながらも黒のベルベットがフォーカルポイントになり、印象を強めています。黒のフロアランプやフラワーベース、窓際にはモノクロのフォトスタンドをまとめて置けば、モダンさがより強調されます。

Houzz | Domus Nova

日本ではあまり見かけませんが、ヘッドボードまでベルベットやベロア張りのベッドもあります。存在感があるので、ファブリックには白や淡い色を選ぶとぶつかりません。強い色や柄ものを加えるなら、面積の小さなアクセント枕で。ブルーのヘッドボードの重厚さ、サイドランプの硬質さ、枕の幾何学柄の爽やかさが絶妙なバランスです。

Houzz | Garman Builders Inc.

3. カーテンで印象を変える
ベルベットやベロアはカーテンにもよく使われます。写真はダイニングルームとポーチを仕切る扉につけられた赤いベロアのカーテン。劇場を思わせるたっぷりとしたドレープやポーチ側にリンクする赤いソファが、空間をドラマティックに演出します。春夏はガラス戸で明るく、秋冬はカーテンで暖かく、と同じ部屋にいながらにして2つの楽しみ方ができる設え。面積が大きく、選び方次第で存在感の出るカーテンならではの楽しみ方です。

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4. 質感を変えてみる
オフィスの壁面にベロアを使った珍しい例です。人が座ったときの頭の高さから床まで貼っているので、視線の高さによって壁面から受ける印象が変わる点が特徴です。硬軟の質感、淡いグレーと紺のツートンがリズムをつくり、オリジナリティあふれる空間にしています。椅子のナチュラルウッドのイエローや、写真にはありませんが、同じ部屋の《バルセロナチェア》もよいアクセントです。

Houzz | Life Interiors

テーブルや椅子としても使える、ダークグレーのベルベットのオットマン。テーブルの硬質な素材感がなくなると、空間のイメージもグッと変わります。淡いグリーンやグレー、ベージュなどでまとめた優しい空間を壊さず、フォーカルポイントとして活躍できるのは、ベルベットの柔らかで控えめな光沢があるからこそです。

Houzz | Monteliushome

5. 私だけのソファを楽しむ
クラシックなデザインのアームチェアは、さまざまな要素をミックスしたインテリアにもよく合います。このリビングの例では、大理石のテーブルやアイアンテーブル、モダンなランプシェード、モノトーンベースの写真やイラストレーションと要素は多いものの、そのすべてがバランスよく配置されています。コンソールテーブルとソファのクラシックさは、そんな軽やかな空間にほどよい重みを加えています。

Houzz | Galapagos Furniture

触り心地のよいベロアのソファがあれば、夜の長い季節も心地よく楽しめます。もし古いソファや中古で買ったソファなどがあれば、ベロアやベルベットの生地で生まれ変わらせるのもいいでしょう。写真は、ベルベット生地を張り直したヴィンデージのアームチェア。こんな鮮やかな柄なら、華やかさと重厚さの両方を手に入れられます。もちろん単色でシンプルに、ポップな色で華やかに、白黒でシックにとオーダーなら自由自在です。

Houzz | Master Paintmakers

6. 同じデザインを並べる
複数揃えることが基本のダイニングチェアに、起毛素材を取り入れてみるのもすてきです。白とグリーンの壁面に合わせた深いグリーンが印象的なダイニングチェア。森林のようなすがすがしさ、シルバーのペンダントライトや暖炉のモダンさの奥に、ノスタルジックさがほんのり感じられる組み合わせです。

Houzz | The Little Greene Paint Company

7. ソファを軽やかに
重厚感のあるビクトリアンソファを軽やかに、モダンにまとめるなら壁のペイントに一工夫してみましょう。ソファの高さに合わせて、濃淡のツートンカラーでペイント。重心を低く抑え、空間の上部に抜けをつくることで、重さと軽さのバランスが取れてすっきりした印象になります。またダイナー風のフロアランプや壁にグリーンの補色である赤をアクセントとして使うことで、ポップで軽快な空間にしています。

Houzz | Mia Mortensen Photography

ソファと雑貨の組み合わせ例です。この空間では濃紺のベロアソファが主役ですが、重くなりすぎないようピンクのクッションやマスタードのオットマンで軽やかにまとめました。ソファが直線的でシンプルなデザインなので、方形のクッションやアート、円柱形のオットマン、円形のテーブルが集まると、幾何学を組み合わせたアート作品のようにも見えるのが面白いところです。

Houzz | Jessica Helgerson Interior Design
Lincoln Barbour

グレーのグラデーションでまとめたリビングルーム。濃淡グレーのベルベットソファに〈アーバン・アウトフィッターズ〉のオレンジのクッションを置いて楽しさを加えています。壁面のアートと色を揃えたり、テーブルの下に敷いたダークブラウンのラグで空間を引き締めたりと、センスのよさが見えるコーディネートです。

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(2017年10月28日 Houzz『トレンド素材、ベルベットとベロアをとりいれる、失敗なしの7つのルール』より転載)