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英語とプログラミング、どちらを優先して学ぶべきか?

2014年06月30日 01時50分 JST | 更新 2014年08月28日 18時12分 JST

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photo by Rayi Christian W

 僕の子どもたちはもう成人したのだけど、もしまだ子どもたちが小さいとしたら、たぶんプログラムを勉強しておけよ、と勧めたと思う。

 実際はやったことは、「英語はなんとかしておけ」で英会話教室に通わせたりしたけど、プログラミングを勧めたことはなかった。

 英語は学校や大学受験でそれなりに勉強せざるをえないけれど、プログラミングはその場所を与えてやらなければ学ぶ機会は限られているだろう。そう考えると、英語よりもプログラミングを勧めてやったほうがよいのかな、とも思う。

 そもそも、英語もプログラミングも何かをするためのツールにしか過ぎないから、知らなくてもなんとかなる。

 たとえば、英語にしても(あるいは中国語にしても)、できる骨董屋ならいつの間にか商売のできるレベルに到達していて、正式に習わなくてもなんとかしてしまう。

 プログラミングでも、できる起業家ならプログラムのできる人を雇って必要なサービスはつくってしまう。

 

 だから、どちらも「わざわざ習わなくっても、ほかに学ぶべき重要なことがあるんだよ」と言われる。

 もちろん、それも真実だと思う。

 骨董屋であれば、最大の武器は英語ではなく、あくまで「目利き」であるし、起業家なら顧客が必要としているサービスのアイディアをつくることであって自分がプログラムをつくれなくてもまったく問題はない。

 そうなんだけど・・・

 本質的なスキルを磨くことが大前提であるとして、時間が許せば、そして、ほんとうはその気になれば必要な時間は捻出できるはずだと思うのだが、やっぱり、プログラミングか英語は学んだほうが良いと思う。

 

 「本質的なスキル」(自分の第一の専門分野と言ったほうがいいかも)というのは、ともかく王道なので競争も激しい。

 しかし、プログラミングもできると競争から抜きん出ることができる。

 たとえば、うちの顧問弁護士さんはまだ若いのに引っ張りだこである。なぜかと言うと、彼は「法律・弁護士」という本質的なスキルのほかに、「プログラミング」のスキルも持っているために、15年前ならほとんどなかったウェッブビジネスの会社から依頼が途絶えることはない。うちのような小さなウェッブショップからしても、それまで相談したほとんどの弁護士さんと違って、話がツーカーなのでめちゃくちゃ助かる。うちですらそうだから、大きなウェッブサービスを展開しておられる会社からすれば、彼のノウハウは余人をもって代えがたいものがあるのだろう。 

 

 

 

 「本質的なスキル」にプラスアルファとして、「英語」や「プログラミング」があり、それができれば有利になる場合が多くあるのだと思う。

 

 

 じつは僕もプログラミングを学ぼうとして、半年ほど個人授業を受けたことがある。

 色々なアイディアが浮かぶのだが、それをウェッブ上でカタチにしようとすると、いちいち誰かに頼まなければならないし、そのたびに、100万、200万というお金が必要となる。

 外注せずに、誰かを雇ってやってもらおうとしても、自分でそれがどの程度の労力が必要なものかわからなければ、その担当者に任せっきりになってしまって、それもうまくいかない(とくに、自分のビジネスが小さなうちは)。

 そういうイライラが募って、ついにPHPやSQLを学び始めた。

 ネットショップのひとつぐらいは自分ですべて書けるようになる、が目標だった。

 で、どうなったかと言えば、結局挫折した。

 挫折した理由は、

・それで商売ができるほどのものをプログラムして、サーバーにおいてセキュリティ万全で保守するというところまで行くには、相当に遠い道とわかった。

・開店にまでなんとか辿り着けるかもしれないが、さまざまな問題をクリアしていくためには膨大な時間がかかり、それはやっぱり、同じことを何度もしている人たちに任せるべき仕事だと思った。

・隅々まで論理的な整合をもたせて、巨大な建造物をつくるようなプログラミングの仕事は、僕の文系の頭には向いていないとわかった(のであるレベルまでしか行けないし、楽しくもない)。

 だから、僕自身は思っている。

 アタマの構造には向き不向きがあって、「プログラミング」に向くアタマと「英語」に向くアタマがある。

 僕の場合は「プログラミング」には向かないのだから、「英語」をがんばるしかない、と。

 で、最初の話に戻ると、それでも、自分の子供が小さかったら、プログラミングを勉強しておけよ、将来役に立つよと言っただろうと思う。

 とりあえずは。

 僕も嫁も数学的な思考は苦手だから、まずないとは思うけど、自分の子どもたちがプログラミングに必要な論理的な思考が得意である可能性だってあるのだから。

 それに、プログラミングの考え方に馴染んでおいて、小さなプログラムなら自分で書けたり、全体的なイメージをもっておけるというのは、将来とても役に立つと思う。

 

 まあ、ともかく、プログラミングのできる人が羨ましい。

 いまではオンラインで学ぶこともできるし、復数のメディアから平行して学べば理解も早くなるだろう。

 無理とわかっていても、こんな一文を書いていたら、またプログラミングを学びたくなってしまった。

 あなたのお子さんには、英語ですか、プログラミングですか?

(2014年6月25日「ICHIROYAのブログ」より転載)