赤ちゃんのための写真共有アプリ InstaB、マレーシア発のスタートアップが狙う目的特化型市場

国際連合とBank of America Merrill Lynchがまとめた調査結果を掲載したInternational Business Timesの記事では、東南アジア各国での人口増加を予測している。

東南アジアは経済発展だけでなく、人口動態の観点からも重要な地域である。

国際連合とBank of America Merrill Lynchがまとめた調査結果を掲載したInternational Business Timesの記事では、東南アジア各国での人口増加を予測している。2077年までに人口増加が続くフィリピンを筆頭に、インドネシアでは2036年、ミャンマーでは2034年、そしてベトナムでは2033年まで人口が増え続ける。

Tech in Asia、インドネシアのネットニュースのVIVAnewsによると、マレーシア発のスタートアップのStrongByte Studioは新生児に特化した写真共有アプリ「InstaB」と連携した物理的なフォトアルバムをローンチ予定だという。InstaBはInstagramとPathを組み合わせたような写真共有アプリかつパブリックなSNSで、赤ちゃんの写真を一般向けに公開することに抵抗を感じたり、フォトアルバム機能に飽きた親たちをターゲットにしている。

*Image source: StrongByte Studio

機能面では写真に日付、赤ちゃんのムード、誕生からの日数のオーバーレイを選択できることが特徴的だ。さらに、LINEに似たステッカーを写真に付けたり、メッセージのやり取りに使うことができる。アプリのダウンロードは無償で、ステッカーや特別な機能を使う際に課金される仕組みになっている。

CEOのTang Tung Ai氏は、同氏に赤ちゃんが産まれた時に写真を共有することに適したSNSやアプリがなかったことがInstaBを開発した理由だという。同氏は我が子の大切な思い出作りのために、アプリだけではなく、アプリと連携した物理的な昔ながらのフォトアルバムを鋭意開発中だという。

(鬼頭正己:in the looop 編集部)

※この記事は2014年1月21日の「in the looop」掲載記事より転載しました。

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