米国運輸省、V2V(vehicle-to-vehicle)コミュニケーション構想を発表

世界各国で安全で快適な交通を実現する取り組みが行われている。渋滞や事故、それらによる経済損失や環境汚染など、さまざまな課題を解決するためのITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)のようなシステムも登場している。

世界各国で安全で快適な交通を実現する取り組みが行われている。渋滞や事故、それらによる経済損失や環境汚染など、さまざまな課題を解決するためのITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)のようなシステムも登場している。

The VergeGigaOMによると、米国運輸省が自動車と自動車がコミュニケーションを取るコネクテッドカー、いわゆるV2V(vehicle-to-vehicle)コミュニケーション構想を発表した。数週間以内には、この構想に関する米運輸省管轄の高速道路交通安全局のパイロットケースのレポートが発表される予定だ。既に民間企業や団体がこの分野で動きを見せている中、今後は連邦政府主導のもとテクノロジーやサービスの開発が行われるとされる。

コネクテッドカーは、衝突事故を事前に防いだり交通渋滞を緩和することができるという。運転手が、前方車のテールランプや信号を注意深く見る必要がなくなるため、快適な運転環境の実現が期待されている。また、交通のあり方を変えるだけでなく、自動車同士がやりとりするデータにも新しい価値を見出そうとする動きもある。米国運輸省では、まず軽自動車にV2Vコミュニケーションのデバイスを搭載し、計画通りにいけば2017年までに大統領令を出したいとしている。

(鬼頭正己:in the looop 編集部)

※この記事は2014年2月4日の「in the looop」掲載記事より転載しました。

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