米国の若者に人気なのはYouTuber。ハリウッドスターはクールじゃない

米ティーンの間ではYouTubeのスターが、ハリウッドやテレビのスターよりも魅力的なようです。米エンタメ系メディアVarietyが行った調査結果によれば、13歳から18歳のアメリカ人にとって最も影響力のあるスターのトップ5はYouTuberであることが明らかになりました。
survey

米ティーンの間ではYouTubeのスターが、ハリウッドやテレビのスターよりも魅力的なようです。

米エンタメ系メディアVarietyが行った調査結果によれば、13歳から18歳のアメリカ人にとって最も影響力のあるスターのトップ5はYouTuberであることが明らかになりました。例えばジェニファー・ローレンスやセス・ローガンなどマスメディアに頻繁に露出がある一流のハリウッドスターなどよりも、オンラインを活動のベースにするYouTuberに人気が集まる傾向があります。

最も影響力があるスターに選ばれたのは、YouTubeでオリジナルのコメディコンテンツを制作し独自チャンネルを運営する、26歳のアンドリュー・ヒーコックスとアンソニー・パディラのチーム「Smosh」でした。

2位には人気のコメディユニット「The Fine Bros.」、3位には過去最高のYouTubeのチャンネル購読者数(約3000万人)を抱える、スウェーデンのビデオゲーマー「PewDiePie」ことFelix Arvid Kjellberg、4位はイギリ人の「KSI」、5位は日系アメリカ人YouTuber「Ryan Higa」が選ばれています。

6位にようやくハリウッドスターで昨年に自動車事故で死亡した俳優のポール・ウォーカーがランクインしています。

注目に値するのは1位のSmoshは26歳、PewDiePieは24歳、KSIは21位、Ryan Higaは24歳と、トップランク入りしたYouTuberは年齢が若いことです。またYouTuberはハリウッドスターなどと違い、テレビや雑誌、大手ウェブメディアに頻繁に取り上げられることはなく、露出が最小限であるにもかかわらず、若者の認知度が高いことです。

Varieryとブランド戦略家Jeetendr Sehdevが行った今回の調査では1500人のアメリカ人の若者に親しみやすさや信頼性といった影響力についての質問に答えてもらいました。調査結果によると、トップ10の内じつに6人がYouTuberで、若者の中でオンラインのスターからの影響力がハリウッドスターよりも高いことにあると言えます。

調査結果によると、知的で信頼性が高い一般的なスターに比べ、YouTuberはよりエンゲージメントが高く、驚きがあり関係性を作りやすいと回答しています。また若者にとってYouTubeセレブは率直なユーモアのセンスやフィルターされない発言、リスクをいとわない情熱があり、ハリウッドの一流スターが敬遠しがちな行動に共感を示しています。さらにPR専門家によるイメージ戦略に依存しないYouTubeセレブとの親しみやすいありのままの体験を若者は楽しんでいます。

調査結果のランキングは以下の通りです。

1. Smosh (YouTube)

2. The Fine Bros. (YouTube)

3. PewDiePie (YouTube)

4. KSI (YouTube)

5. Ryan Higa (YouTube)

6. ポール・ウォーカー(映画俳優)

7. ジェニファー・ローレンス(映画俳優)

8。Shane Dawson (YouTube)

9. ケイティ・ペリー(アーティスト)

10. スティーヴ・カレル (コメディアン)

11. セス・ローゲン(コメディアン、映画監督)

12. ベティ・ホワイト(テレビ俳優)

13. ヴィン・ディーゼル(映画俳優)

14. ジョニー・デップ(映画俳優)

15. ダニエル・ラドクリフ(映画俳優)

16. Jenna Marbles (YouTube)

17. michelle Phan (YouTube)

18. Ray William Johnson (YouTube)

19. Bethany Mota (YouTube)

20. レオナルド・ディカプリオ(映画俳優)

ソース