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親愛なる、ひどい親のみなさんへ。私は見ています。

2015年08月18日 20時31分 JST | 更新 2015年08月18日 20時35分 JST
Philippe Montes / EyeEm via Getty Images
Boy On Tire Swing In Playground

私は見ています。

あなたがiPhoneを片手に公園のベンチに座っているのを見ています。子供が遊び場から「お父さーん」と呼んでもあなたは気付かず、3、4回叫んでやっと自分が呼ばれていることを知りました。iPhoneの画面を少し確認して、子供に手を振って......それからまたデジタルの世界に戻っていくのです。

あなたが子供と一緒にスーパーに行ってレジの列に並んでいるのを見ています。上の子がジュースを欲しがっています。あなたが「ダメ」と言ったら、その子は泣きだします。あなたは子供の腕をつかみ、その耳に何かをささやきます。何と言ったかわかりませんが、きっとひどく恐ろしい内容だったのでしょう。一瞬にして子供の表情が変わり、キャンディーの箱を元の場所に返したくらいですから。

あなたが家族と一緒にレストランにいるのを見ています。一番下の子供がチキンナゲットとマカロニチーズを手にしていますが、もうこんな光景を見るのは40回目くらいでしょう。子供は、チーズにまみれた手であなたのiPhoneを触り、あなたが子供をあやすために見せている馬鹿げたアニメを観ています。あなたは怠け者なので、子供に気をかけることができないのです。

あなたがショッピングモールで怒っているのを見ています。子供がソーダを床にこぼしてしまったのですが......そこまでしなくてもいいと周りが思うくらいあなたは怒っています。多くの人が立ち止まり、あなたを見ています。大声でひどい言葉を張り上げているところを見ると、子供はひどく傷ついているように思えます。

しかし、以下について私は見ていません。

私は見ていません......。

あなたはいつも子供と遊んでいます。仕事から帰ると夕方は子供に本を読み聞かせたり、本の読みかたを教えてあげたりしています。毎週火曜日には書店に子供を連れていき、ご褒美として2冊の本を買ってあげます。週末には公園に行って、他の子供たちと一緒に遊ばせています。iPhoneでメールを確認している間、子供たちには楽しんでいてほしいと思っています。

私は見ていません......。

あなたは保育所に子供を迎えに行ってから、家に帰って夕飯の支度をする前に、鶏肉と牛乳を買いにスーパーに向かいます。昨晩、子供がスナック菓子をたくさん食べてしまったので、あなたの手料理を食べませんでした。あなたはそれを子供に話していたので、子供がスナックを買わないことはわかっています。でも「キャンディーが欲しい」とおねだりしました。あなたは子どもに近寄り、スナック菓子を買ってはいけない理由をあらためて説明し、元の場所に戻すよう言いますした。子供は「そうだった」と思い出して、少し悲しい顔をしながらも言われた通りにします。

私は見ていません......。

あなたはあまり外食をしません。お金のやりくりが厳しく、しかも家族4人で外食するのは高くつくからです。でも外食はご褒美なので、家族には楽しんでほしいとも思っています。あなたにとってのご褒美は、ミディアムレアのステーキとポテトです。子供のご褒美は、チキンナゲットとマカロニチーズ。今日はとっても特別な日。なぜならその週は、よちよち歩きの子供が(家の)キッチンに3度も入り込んで邪魔していたので、ちゃんと妻と会話するにはよいと機会だと思ったからです。

大声で叫ぶほどの事件なの?

私はあなたを見ていません……。

この1週間、あなたがあまり眠れていないところは見ていません。

妻と喧嘩して、気持ちの整理がついていないところは見ていません。

仕事のストレスがたまり、ちょっとしたことでイラつくところは見ていません。

何百回も、子供を大声で叱りつけているところは見ていません。

あとで(子供に)謝って、「大人でも怒ったり叫んだりすることがあるものだと言い訳し、それは正しくないことかもしれないが、でも人間には間違いはあるものなんだ」と伝えるところを見ていません。子供があなたを許すところを私は見ていません。

いいですか。そのようなところです。私が見たのは、あなたの生活の中にある一瞬一瞬のスナップショット――つまり、iPhone、チキンナゲット、こぼれたソーダ、怒った顔だけです。それは私が見たすべてです。いくつかの理由で、私はあなたのことを知っています。いくつかの理由で、あなたの何パーセントかは知っていると思います。あなたは"ひどい親"です。

お分かりでしょうか? あなたが目にした私の一瞬のスナップショット次第ですが、私もひどいんです。私も時々ひどい親になります。でもいい親である時もあります。あなたもそうでしょう?

だから、ここで取引をしましょう。

お互い無駄なところを省きましょう。お互い知らないところを理解して、気がラクにしましょう。目を丸くしたり呼吸を荒くしたりするのではなく、お互いに笑みを浮かべて「私もそんな状況だったよ」と軽くうなずき合いましょう。

本当に困ったときは相手の言葉を聞き、アドバイスを求められるまでは黙っておきましょう。特に大事なのは、私たちは時々ひどい親になる時があると自覚することです。私たちにはいい時もあれば悪い時もあります。それ以外の時は、どちらでもない真ん中の状態で、足踏みしながらベストを尽くそうとするのです。

「私たちは一緒」だと思うと、母親でありながら姉妹、父親でありながら兄弟、両親でありながら仲間......など何と呼ぼうと構いませんが、そのようなつながりを作り出します。自分は孤独ではないと思うと、悪いところを受け入れ、良いところを高く評価し、その真ん中に居心地の良さを感じます。だから、ひどい親、素晴らしい親、真ん中にいる親のみんな、あまり多くの判断をしようとせず、少し落ち着いて人生を楽しみましょう。

真ん中のところでお会いしましょう

ジョンより。

(追伸)ここに挙げたすべての事例は私のことです。私は他人を判断してしまうことで気分を害していました。それで自分自身を代役に使ってみたのです。騙されちゃった? ......こんなこと書くと「真面目に読んでたのに、ふざけないでよ! このバカ野郎!!」という声が聞こえてきそうです。すみません。

とにかく、メッセージは変わりません。お互いクールでいましょう。私たちは一緒なのですから(笑)。

このブログはハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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