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開票作業、こんな感じでやってます。投票まだの方は急いで!

2014年12月14日 19時15分 JST | 更新 2015年02月12日 19時12分 JST

前回の記事「あきらめるな。絶望に飲まれるな。投票に行こう」で、なんとしても投票に行っていただきたい旨を書きましたが、本日の投票日、17時現在の投票率は前回よりも6〜7%ダウンとのことです。

まだ間に合います!

少しでも皆様に興味を持っていただくため、本日20:00からスタートする開票作業について、簡単にご紹介したいと思います。

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先の参院選のとき、板橋区における開票作業は悲惨な状態になりました。

不正選挙を疑う陣営が候補者を立て、開票立会人として乗り込んできて、ちょっとした開票ミスを見つけて騒ぎ立てたため、立会人全員がすべての票を一枚一枚チェックする羽目になってしまいました。

そのため、すべての開票作業が終了したのは、翌日の午後。

開票ミスはあり得ます。

また、不心得な関係者によって白票が投げ込まれるなどの不正が発覚した選挙もあったようです。

しかし、選挙結果に影響を与えるような大規模な不正は行われていないと、私は何度も開票立会人を務めた者として、自信を持って申し上げます。

本記事では、皆様に安心して投票に行っていただけるよう、開票立会人打合せ会資料を公開して、開票作業がどのように行われているかをご紹介します。

 

開票立会人打合せ会資料を公開!

私のホームページに、今回の選挙の開票立会人打合せ会資料をアップしました。

ダウンロードしてご覧ください!

選挙(開票)立会人打合せ会資料 (2014/12/14投票日の衆議院議員選挙)

http://nakatsuma.jp/index.php/docs/#a20141214

 

開票の流れ

まず開票立会人は、打合せ会のときに事前にくじを引いて着席順を決め、そのとおりに着席します。

このとき、開票事務執行に必要のない私物(かばん類、パソコン、携帯電話、カメラ、ボイスレコーダーなど)は控室に置いておくようにし、開票所に持ち込むことは一切認められません。

各投票所に最初に訪れた有権者は、投票箱が空であることを確認します。

その後投票箱は施錠され、開票作業が始まるまで一切開けられることはありません。

これを確認するため、立会人はまず、各投票所より送られてくる投票箱が施錠されていることを確認します。

そしてすべての投票箱が解錠され、票が机の上にぶちまけられますが、その後立会人は投票箱がすべて殻になっているかどうかを確認して回ります。

板橋区上板橋体育館における会場の配置図は、上記資料の6〜7ページをご覧ください。

そしていよいよ集計作業が始まります。

立会人の仕事としては、候補者別に分類された500票ごとの束が、確かに間違いなくその候補者の票であることを確認して押印する、ということの繰り返しになります。

立会人の押印が済んだ票は確定し、500票ずつカウントされていきます。

最初は有効票が回ってきます。

有効票がなくなったら、無効票や疑問票の確認になります。

これらのほうが「本当にこれは無効か、本当にこれはこの候補の票か」ということがわかりにくいので、このあたりをどう判断するかが選挙管理委員会(選管)の経験であり、またそこをしっかりチェックするのが立会人の主要な仕事になります。

 

票の按分は「等分」ではない!

今回の東京都第11区(板橋区)では、姓が同一の候補が2人出ました。

例えば「鈴木」という姓の候補者が2人いて、投票用紙に「鈴木」としか書いていない票が出てきた場合、定められた割合ごとに「按分」されます。

ただし誤解されがちなのですが、単純に「人数で頭割り」になるのではありません。

それぞれの有効得票数の比に応じて按分されます。

例えば「鈴木一郎」候補が有効票を10万票獲得し、「鈴木二郎」候補が1万票獲得したとしたら、10:1の割合で按分されることになるわけですね。

ですから、苗字が同じ有名候補に便乗しようとしても、そう大した効果はないということになります。

 

投票の効力1・「他事記載」に注意!

投票の際、皆様に最も気をつけていただきたいのは「他事記載」です。

投票用紙に候補者の名前以外のものを書いてしまうと、無効票となってしまうのです。

上記資料の9ページには他事記載の例が書いてあります。

かっこをつけたり、ハートマークをつけたり、よけいなものを書いてしまうと無効票になってしまいます。

これは、投票用紙にサインをつけることで、誰が誰に投票したかがわかるようになってしまうためです。

誰が誰に投票したかは秘密にしなくてはならないという「秘密投票主義」は健全な選挙を行うために非常に重要であり、このために他事記載は厳しく無効票と判断されてしまいますので、ご注意ください。

 

投票の効力2・選管は意外に「意」を組んでくれる

開票立会人打合せ会の際、自民党の立会人が「比例区の投票用紙に「自」とだけ書いてあったら、それは自民党の票になるのか」と質問しましたが、総務省の見解では、これは自民党の票になるそうです。

そう聞くと私も質問したくなります。

「比例区の投票用紙に「民」とだけ書いてあったら、民主党の票になるのか」と聞きましたところ、これも民主党の票として認められるそうです。

選管は票の集計にあたって、「有権者がどう書きたかったのか」の「意」を、かなり好意的に解釈して票として認めてくれます。

明らかに間違った名前を書いてあったとしても、候補者の混同がなく、「この候補のことを書いているのだろう」と1人に定まれば、これは有効票として認められます。

 

さて、時間が近づいてきました。

私はそろそろ開票所である、上板橋体育館に向かうとしましょう。

皆さん、投票箱が閉まるのは20:00ですよ!

まだ間に合いますよ!

身分がわかる資料(運転免許証)があれば、飛び込みで投票できます。

自分の小選挙区内であれば、指定された投票所以外でも投票できます。

ぜひ、投票を!