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ナイジェリア税関が窃盗――抵抗する被害者に襲撃、毒盛り、営業妨害が次々と

2014年02月02日 18時54分 JST | 更新 2014年04月04日 18時12分 JST

高成長しているとされるナイジェリアですが、以前にも増して電気がこなくなり、発電機は酷使のために壊れ、家電も故障、ノートPCのバッテリも死亡。役所が公務を装って窃盗を働いている国で、「高い成長率」も疑わしくなってきます。

ラゴスに到着した自社ブランドのバイクが保税倉庫で盗まれた後、警察は関与した税関と保税倉庫の職員を特定したのに、保釈してそれっきり。

損害賠償請求の裁判を起こしてから、弁護士に毒を盛られたり、追いはぎなどの営業妨害に加え、顧客の一人が急に資金潤沢になって仕入先の日本メーカーに「xxの2倍は仕入れる」とアプローチし、販売代理店のポジションも危うくなってきました。広告費をつぎ込んで、ようやくブランドの知名度も上がってきたのに...。

背後で出資している凶悪な窃盗犯を処罰してほしい――2007年11月、夫が首都アブジャで正・副大統領や財務相、警察長官などに直訴した後、夫の車が8台位のカムリに追跡され、1台と衝突しました。こちらはエアバッグのおかげで無傷でしたが、カムリは吹っ飛び、運転手は血だらけに。

大勢駆け寄って来て、何やら叫んでいました。ホテルまで夫を乗せたバイクタクシーの人が「あの人達、ハウサ語で怖いこと言ってましたよ。」

「失敗だ!」「やつは無事じゃないか!」と叫んでいたと言うのです。ハウサはナイジェリア北部にいるイスラム系民族です。

警察はこれも捜査せず、単なる「事故」扱い。そして相手の運転手は「死亡した」「修理代は払えない」と言われ、車の修理も自費となりました。写真はアブジャの修理工場です。こちらが無傷だったので、修理工は笑っていますが。

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年が変わって2008年、ナイジェリア日本協会(ナイジェリア日本商工会議所の前身)で紹介された印刷業者が、教会で知り合ったという同郷の女を連れてきました。住み込みのメイドにどうかと言うのです。教会系列の学校職員の兄が保証人でした。

日本のように便利なサービスがなく、水や電気も不自由な生活なので、ナイジェリアではよくヘルパーを置きます。

読み書きができず、英語も片言でしたが、買い物リストを絵入りで書いたり、料理好きなので色々教えていました。ナイジェリア日本協会の職員も、彼女が潜入したか確かめるように顔を出しました。

しばらくして、夫が「どうも膝のあたりが変だ。気力も萎えてきた」と体調不良を訴え始めました。

でも身の回りの物が不自由なので、イギリスの友達の所へ買出しに行く相談をしていると、メイドの姉から電話が入り「週末、妹の結婚式があるから手伝いに戻らせてほしい」と言ってきました。本人は妹の結婚は知らなかったと言います。ナイジェリアでは結婚式に大金をかけ、資金集めなど準備に時間をかけるのに、変です。

彼女は週明けに戻るはずが戻ってこず、電話すると異様な雰囲気でした。

週半ば、ようやく戻ってきた彼女は態度も不自然。荷物検査すると妙なガラス瓶があります。聞くと「吹出物につける薬」だと。

夫が臭いを嗅いで、衝撃を受けたほどの刺激臭。

「薬ならつけてみろ」と言うと、顔をそむけて拒否。強いてつけさせると、半狂乱になって知らない民族語で騒ぎ始めました。

その薬を買ってきたという兄に電話させると、口に入れなければ大丈夫とでも言われたのか、メイドは開き直りました。

部屋に閉じ込めておいて、薬局何軒かでその液体を見せると、「何だか分からないが危険。吹出物の薬ではない」。役所の知人が「これは食べ物に少しずつ入れる致死性の毒物だ」と断言したのです!

どうやら役人の世界も毒を盛られる危険があるようです。

告訴も考えましたが、誰に依頼されたか本人は知らないようだし、また警察に翻弄されるだけなので、交通費を渡して追い出しました。

イギリスで買出しして戻ってきたら、夫と子供が死体で転がっていたかもしれないのです。殴りたい衝動もありましたが、入院でもして大騒ぎされると面倒なので我慢しました。

写真は「敬虔なクリスチャン」のペイシェンス・サンデー(当時30)と致死性の毒物です。

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