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「すずきかん」を応援いただいた皆様へ

2013年11月19日 19時12分 JST | 更新 2014年01月18日 19時12分 JST

民主党を離れることとなりました。

本年9月に、民主党本部から、突然、私が代表を務め、政治活動の法的基盤である民主党参議院東京都選挙区第二総支部をすみやかに解散せよとの命令が届きました。正直びっくりしましたが、党規約に準拠した措置のようであり、ルールを文言通り画一的に当てはめるのにこだわるのも、民主党らしいなあと内心苦笑しながら、素直に受け止め、以来、総支部解散に向けて事務作業を進めてまいりました。作業もほぼ終了し、総支部解散届けを提出するのに合わせて、離党することといたしました。

皆様方には、2001年に初当選してからの2期12年間、多くの方に苦楽を共にしていただき、支えていただいたことを心より御礼申し上げます。

在任中、文部科学副大臣も2期務め、文部科学省の予算が戦後初めて国土交通省の予算を上回ることができたこと、国際人権規約学習権条項の留保撤回などが象徴的な出来事でした。「人づくりこそ国づくり」「どんな家に生まれても、どんな地域に育ってもすべての子ども若者に学ぶ機会を」という私自身の信念の集大成だったと自負しています。東日本大震災の折には、官民の枠を超えて多くの尽力をいただきました。そして、悲願だった2020年東京オリンピック・パラリンピック招致も実現いたしました。

明日には、党員資格を停止されていた最高幹部が復帰されます。私を熱心に応援してくださった支援者や友人の皆さんのなかには、分裂選挙の原因となった最高幹部の言動への批判の声が今だ強くあるのは十分承知しております。

しかし、私としては感謝の気持ちはあっても、恨む思いはありません。そもそも、一介のサラリーマンの家庭に生まれ、地盤もカバンも看板もない私が政治の世界に入るチャンスをいただき、文部科学省創設以来最長の文部科学副大臣を務めることができましたのも、多くの先輩や同志がゼロから作り上げてきた民主党があったからです。

今だからこそ打ち明けますが、参院選にあたって他党から何度もお誘いも受けていました。しかし、党が隆盛のときはお世話になりながら、落ち目になった途端に逃げ出すのは仁義にもとる、民主党のご縁で応援していただいた方々への恩義、信義を大事にするのが人の道だと私は考え、お断りしました。党に残っても、2期12年の実績を訴えれば、有権者のご支持を必ずやいただけるとの甘い思いもありました。その判断が、落選につながり、応援していただいた皆様には、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、筋を通したことは、今でも、正しかったと思っています。

私が好きな中国古典「中庸」に書かれた文章に「博学之、審問之、慎思之、明弁之、篤行之」があります。博学を机上の空論に終わらせず、それを篤く実行する、真心をこめてやり遂げるまで、プロセスをまっとうすることが大事という意味です。人づくり、国づくりの課題はまだまだ山積しています。オリンピック・パラリンピックも成功させなければなりません。

政治の表舞台から一旦、降りることにはなりましたが、日本を愛する気持ちに微塵の変化もありません。在野にいる方が出来ることもあります。これからも、人づくり、知恵づくりの現場で、「篤行」を積み重ねていくなかで、皆さんと一緒にコラボレーションできれば幸いです。来年早々には、新たな活動拠点も決まることと思います。改めて、これまでのご支援、ご厚情に、心より感謝申しあげます。ありがとうございました。

2013年11月19日

前参議院議員/元文部科学副大臣

鈴木寛

(この記事は鈴木寛氏のtumblrより転載しました)