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社会と科学、テクノロジーの関係をよくするためにはどうしたらよいか?

2015年04月12日 14時55分 JST | 更新 2015年06月11日 18時12分 JST

私たちが生活をしたり日常を過ごしたりしている社会。その社会と科学、社会とテクノロジーは、どんな関係にあり、またどうしたらその関係をより良くしていくことができるのでしょうか。

科学技術振興機構科学コミュニケーションセンターでは、今年3月までの3年間行われた調査・研究に基づいてそのひとつのあり方をわかりやすくまとめた冊子「科学コミュニケーション案内」をつくり、私はその編集にかかわらせてもらいました。

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同センターのWebサイトからPDF版をダウンロードできるほか、スライドシュアでも公開しています。また、紙媒体の冊子は同センター(csc@jst.go.jp)に問い合わせていただければ無償で手に入ります。

PDF版のダウンロード(53M)

スライドシュア

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社会と科学、テクノロジーをめぐるさまざまなコミュニケーションを俯瞰し、理解するための分類枠組み(左ページ)と、社会と科学技術をめぐり国内外で議論がされている「責任ある研究・イノベーション(Responsible research and innovation)」(右ページ)について。

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社会と科学、テクノロジーについてさまざまな人びとが考え、対話するための対話システムのイメージ。多様な人びとによる対話と協働によって、社会をつくっていくためのあり方です。

普段、私たちは生活をしたり仕事をしたりしている中で、「これが科学だ」とか「これがテクノロジーだ」とか、意識をすることはあまりないかもしれません。ただ、実際には私たちの社会は科学やテクノロジーによって成り立っていて、もはやそれらなしで生活を送ったり仕事をすることはできません。社会と科学やテクノロジーがよい関係でいるとき、生活や仕事をする上でそれらは私たちの役に立ちます。

一方、何か事件が起きたり問題が起きたりするとき、よくよく見ていくと社会と科学やテクノロジーの関係にひずみが生じているのかもしれません。例えば、東日本大震災後の福島第一原発事故による放射線の問題があります。また、ディオバン問題など相次ぐ研究不正は、医療の根拠となっているはずの科学への信頼低下をもたらしました。

「科学コミュニケーション案内」の内容は、社会と科学、社会とテクノロジーのあり方について解を出すものでも、さまざまなあり方を網羅的にまとめたものでもありません。調査・研究の成果にもとづいた、ひとつのあり方を提示したものです。

社会と科学、社会とテクノロジーの関係やあり方について、みなさんはどのように思われるでしょうか?また、それらの関係を良くしていくためには、何をどのように知り、どのように考え、誰と何を話して、何をすればよいのでしょうか?それぞれの立場(生活者、ひとりの市民、専門家、行政、企業・・・など)から、ご意見をいただけると幸いです。