メルマガ術③:同じ駅に、同じ曜日に、毎週立つのと一緒?!無理なく続けられるコンテンツづくり

具体的なコンテンツづくりについて考えていきたいと思います。

こんにちは、ブロガー議員のおときたです。メルマガ術最終回となる今回は、メルマガの具体的なコンテンツづくりについて考えていきたいと思います。

■簡単なのは、先行者をパクること!

身もフタもないですが、良いメルマガをつくるためには、先行者の研究をするのが一番です(笑)。ここでは手前味噌で恐縮ですが、私のメルマガコンテンツを見ていきましょう。

―◇ 目 次 ◇―――――――――――――――――――――――――――

[1] ブログに書けない、政治のセカイ

-政治家も人間、その行動力は限られている...-

[2] この本を読もうよ!

- 「学力」の経済学 中室牧子 -

[3] あの頃...

-人生で一番うつくしかった夜景、ネパールのナガルコット-

[4] お知らせ

-個人献金のお願い、有料オンラインサロン先行予約中 他-

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これは私の前号のメルマガの「目次」ですが、主に4つのコンテンツで構成されています。

「[1] ブログに書けない、政治のセカイ」は、王道のコラムです。文字通り、ブログで表だって言うのもアレだなあ...というキワどい話しや、ちょっとしたこぼれ話・舞台裏なんかを書いています。

とはいえ、購読者層が限定される有料メルマガと異なり、なんでもかんでも裏話が書けるわけではないので、正直ここのネタを捻出するのが一番大変です(苦笑)。ただ、やはり普段からブログなどを読んでいる読者に取っては、メルマガだけの「お得感」を得られやすいコンテンツと言えるでしょう。

考えるのに負担が大きい部分でもありますので、前回の記事で書いた「省エネ型」を目指す方は、ここの部分はブログの再利用で乗り切ることもできます。

「[2] この本を読もうよ!」は、書評・レビューです。私が最近、あるいは過去に読んで面白かった本を紹介しています。AmazonへのURLも貼って、アフィリエイトをやっている方ならちょっとした収入になるかもしれません?!

「[3] あの頃...」もコラムですが、こちらは学生時代の思い出や旅行に行ったときの体験談など、いわゆる自分の過去をネタにした「雑談」コンテンツとなっています。息抜き代わりに、昔を思い出しながら楽しく書いています。

「[4] お知らせ」が、ボランティアスタッフやカンパの募集、イベントや議会登壇の告知などに充てる部分です。前回触れた通り、ここの情報価値は受け手にとっては低いものになりますので、最後のオマケ的なポジションに配置しています。

■オススメは「書評」などの紹介コンテンツや、身近なネタを使った雑談!

私のメルマガは4コンテンツで構成されていますが、負担を減らすためには3つくらいが適当かもしれません。やはりオススメは「書評」や「雑談コラム」ですね。

「あまり本を読まないんだよね」という方は政治家にはいないと思いますし(?!)、「自分が気になる政治家が、どんな本を読んでいるか知りたい!」という方はけっこう多いので、私のメルマガの中でも人気コンテンツの一つです。読書感想文がてら書けばいいので、本を読んでいる限りネタに困ることはありません。

議員といえば仕事柄、色々なお店に行く機会も多いでしょうから、本より料理が好きな人はレストランのレビューなどでも良いかもしれません。政治家ではありませんが、ホリエモンのメルマガではレストラン紹介が多いのが人気の秘訣となっています。

もう一つの柱は、政治家の内面が見えるような「雑談」です。ブログで雑談ばかり書いていたら「仕事をしろ!」と怒られますが、月数回のメルマガならその心配もありません。「へえ、こんな一面もあるんだ」というイメージアップも狙えます。

前回の記事に引き続き例に出して恐縮ですが、衆議院議員の江田けんじ氏は「50歳からの子育て親バカ奮闘記」というメルマガコンテンツを掲載していた時期があり、強面の論客というイメージを逆手にとった興味深い連載となっていました。家族のことや、ご自身の趣味を書くのも良いかもしれませんね。

■頻度は月に1回~4回。続けるのに無理がない程度に!

最後に、メルマガを発行する頻度についてアドバイス。週に1度くらい送れれば良いのですが、なかなか議員でそこまで時間を作れる方はいないと思います(しっかりした「付加価値型」のメルマガを目指すなら、なおさら...)。気合を入れてコンテンツを並べたものの、それが負担になってイヤになってしまったら本末転倒です。

当初のターゲット、「SNSのチェックはしないけど、メールは見る」層にアプローチするのなら、メルマガ発行の頻度は月に1~2回程度で充分だと思います。私は当初は月に2回、負担を感じて思い切って月1まで減らしましたが、それでも充分に効果を感じています。

大事なのは、月1や隔週といった頻度を維持して、「そろそろ来るかなあ」「最近こないぞ?」と、受信者のアンテナに引っかかるメルマガにしておくこと。そうすることで、認知度や支援者が少しずつ拡大していくのです。同じ駅に、同じ曜日に、毎週立つのと一緒ですね^^

いかがでしたでしょうか。唯一のプッシュ型ツールのメールマガジン、ぜひとも着手をして様々な情報を届けていただければと思います。メルマガをマスターした方は次にぜひ、LINE@にも手を出してみてくださいね!

それでは、また次の連載でお会いしましょう。また次回!

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