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第七回一億総活躍国民会議-子育て・介護の環境整備、特に保育・介護人材の確保、成長と分配の好循環~

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官邸にて第七回一億総活躍国民会議が開かれました。5月末頃を目途に「ニッポン一億総活躍プラン」として本会議での議論をまとめていく予定です。今回のテーマは「子育て・介護の環境整備、特に保育・介護人材の確保、成長と分配の好循環のメカニズムについて」です。

発言時間が2分と限られていたため、少し端折っているところはありますが、私の発言内容を付記します。

私の提出資料はこちらになります。

印象的であったのは、保育・介護人材に触れたほぼ全員が待遇改善、具体的には給与アップしないといけない、ということに言及していたことと、その財源手段として消費税アップの提案が複数あったことです。

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保育・介護分野について専門ではありませんが、若者の就労支援および学生へのキャリア教育を行っている観点からいくつかご提案させていただきます。

将来の職業を考える、または、職業選択と就職の支援を行うにあたり、当該分野における将来性や業務内容について伝えなくてはなりません。それにはやはり「専門性と将来性を担保する処遇と業務の改善」が必要です。

次に、保育・介護分野に限らず、その「職場に対する信頼性の担保」は大変重要な項目でありますので、特に若い世代に関して言えば「若者雇用促進法」をより具体的に進める必要があると考えます。主な施策は資料にございます。

最後に、「職業としての保育・介護の認知向上」になります。保育や介護の職業の存在を聞いたことがないというひとは少ないと思いますが、具体的な仕事内容などを、一般的な知識として知る機会は多くないと考えます。

今後の人材確保の観点から、その職業を伝える人材が必要であると考え、保育・介護に特化したリクルーター制度を提案します。特に、中長期的視点から直接的な「採用」以上に、若者や子どもたちに対しての啓発や職場見学・体験のコーディネートに特化した人材の配置を望みます。

学校や地域若者サポートステーションなど、これから職業を考える若者、子どもたちのいる場所にアウトリーチすることが重要です。また、人材像としては、保育・介護分野で働いた経験があり、キャリアコンサルタントの国家資格を取得している人材であれば、実務経験を基にした説明とキャリア形成の観点の両面から職業についての情報提供などができるものと考えます。

以上です。

(2016年04月27日「若者と社会をつなぐ支援NPO/ 育て上げネット理事長工藤啓のBlog」より転載)

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