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大学や専門学校などに進学を希望する里親家庭の子どもたちの給付型奨学金付与者を選考します

2015年11月19日 00時12分 JST | 更新 2015年11月19日 23時27分 JST

今年も大変つらい役割をいただきました。大学や専門学校などに進学を希望する里親家庭の子どもたちの給付型奨学金付与者を選考します。

そもそも、実父・実母の下での養育不可能な子どもたちです。育児放棄や虐待、死別や離別、理由は多様ですが、子どもたちのみに起こったことをは共通しています。

成績抜群であったり、部活等で非常に優秀な成績を収めた子どもたちもいます。際立った(わかりやすい)結果を持てなくても、非常に穏やかで優しそうな子どもたちもいます。

進学状況、里親さんの評価、里親にいたった経緯、御本人の作文、学校の成績などの情報が僕に与えられます。

そして、それらを相対的に評価をして結論を出さなければなりません。

「全員に給付型奨学金を付与する」と言えたらどれほど楽でしょうか。

「もちろん、みんなオッケーさ!」と伝えられたら、どれくらい自分を好きでいられるだろうか。

里親さんとは血のつながりはありません。しかし、血のつながりよりも深い愛でつながっていることを感じます。その一方、高齢の方も非常に多い里親さんがいなくなると天涯孤独です。少なくとも、誰もいなくなることをご本人も、里親さんも心配されています。

高校生のときから里親さんに迷惑をかけないようアルバイトをしています。将来に備えて貯金しています。学費は高くなる一方です。頼れる大人はいません。進学がかなったら何が起こるでしょうか。

アルバイトを絶対にやめられない世界がまっています。奨学生ともお会いします。彼ら、彼女らの収入は自分の稼ぎと未来からの借金と、PMJなど給付型奨学金、です。

彼ら・彼女らの、記憶にある限りの頃からいまにいたる作文を読みます。全員幸せになってほしいですし、幸せになるべきだとすら感じます。

僕はいただいた書類から選ばなければなりません。選びたくありません。とてもつらい役割です。でも、この役割をくださった皆様には感謝しています。

どこにでもありそうなくらい多くの、どこにあるのかもわからない子どもたちの声を受け止めることができるからです。普通に暮らすことや、当たり前に進学を考えれられる社会にさっさとしたいです。

このプロジェクトをPMJさんと担う千葉県里親家庭支援センターを応援します。担当の杉平さんには心から敬意を表します。僕の子どもたちまで心配し、成育を喜んでくださる、天使のようなひとです。