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ジャーナリズムの新しい地平を切り拓く「ヴァイス・ニュース」、一気に7ヵ国展開へ

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■5億ドルの資金で7ヵ国展開

以前、「世界35ヵ国に展開するVice Media:2016年に売り上げ10億ドル&IPOも?」という記事でヴァイス・メディアおよび、「VICE News(ヴァイス・ニュース)」を取り上げたことがありました。

世界中のトピックをテキストや写真、動画、音声などマルチメディアを活用して伝えているヴァイス・ニュースが7ヵ国展開を発表しました。ドイツ、ブラジル、メキシコ、フランス、イタリア、スペイン、オーストラリアです。

一気にこの展開ができるのには、ヴァイス・メディアが運営する、サブカルチャーやアンダーグラウンドなトピックを扱うメインメディア「ヴァイス(日本版はこちら)」がすでに世界35ヵ国にオフィスを構えていることや、今年に入ってから5億ドル(約500億円)の資金調達をしたことが背景にあります。

現在では月間1億人の訪問者をもつヴァイスですが、タイムワーナーが株式取得などの交渉をしようとしていたことも業界では話題にのぼりました。若者を中心として、ここまで求心力をもつメディアは珍しいので、IPOするのかにも注目が集まります。

■コンテンツ拡充と流通拡大ーー動画に注目

さて、本題のヴァイス・ニュースですが、前述の投資を受けて、コンテンツ拡充と流通拡大を目指していくようです。展開する7ヵ国は、それぞれの言語で発信するとのことなので、人材をはじめとするコストもかかってきます。

特に動画に注力するようで、VineやInstagramのような短い動画から、ドキュメンタリー動画まで手がけていく計画です。昨年11月に開設したYouTubeチャンネルは100万人が登録し、再生回数も1.5億回に届きそうです。

実際、イスラム国に関する動画は42分という長さにもかかわらず、400万回再生を超え、ここまで近くで取材を続けるヴァイス・ニュースに対する評価が集まりました。

ヴァイス・ニュースの運営会社ヴァイス・メディアなどについては「"ストリートのタイムワーナー"ヴァイス・メディアとティム・プールが実践する横から目線のジャーナリズム」という記事も参照ください。

(参考)
Vice Media expands news channel to seven new countries | Media | theguardian.com

2014年10月21日「メディアの輪郭」より転載)

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