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幸せに老いる達人たち、イカリア島の老人たちから学べることは?

2014年10月09日 22時13分 JST | 更新 2014年12月08日 19時12分 JST

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「人生を楽しめないなら 死んだ方がマシよ」

こう断言できる老人に出会ったこと、ありますか?しかも本当に幸せそうに。

彼女は、ギリシャの離島、イカリア島に暮らす101歳のおばあさん。

今にも走り出しそうなほど、心身ともに100%元気ハツラツなんです。

「これまで人生を悲観したことは一度もなかったわ」

とも言います。

※イカリア島については以前の記事死ぬことを忘れた人々が住むギリシャの離島「イカリア島」をご覧ください。

ここイカリア島は、ずっと平和だったわけではありません。

この100年で戦争や内乱、経済危機など幾度となく大変な困難があったんです。

それでもこんな老人たちが、活き活きと人生を楽しみながら生きている。

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商店を営む80歳ぐらいのヨルゴスさんもとてもアクティブ。

店に客が来なければハチミツを採る。

ハチミツがなければオリーブオイルを作る。

オリーブオイルの仕事がなければ野菜を作る。

そんなヨルゴスさんは、踊りの名人で女性たちに大人気。

生涯現役!リタイアなんて考えはないのでしょうね。

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別な老人はこう語ります。

「大富豪だって1人前の料理しか食べられない」

金持ちになることなんかに興味がないってことでしょうね。

日本的に言えば「足るを知る」。

イカリア島はギリシャの首都アテネから遠く離れた離島。

トルコの方が近いぐらいで、決して裕福な島じゃないのに、

イカリア島にはこんなふうに年老いても人生を楽しむ達人が沢山いるんです。

ギリシャの経済危機があろうと、

彼らがずっと人生を楽しんでいられる理由は、

どこか達観した考え方にあるのかもしれません。

ないものを数えるのではなく、あるものを数えること。

欲しいものではなく、必要なものを基準に物事を考えること。

そして、人生を楽しむこと。

そう、もしかしたら、進んで人生を楽しもうと思考するから、幸せに近づくのかもしれません。

とてもシンプル。

幸せになろうとするから、幸せに近づき、幸せになる。

映画 『happy - しあわせを探すあなたへ』でも近いことは触れられています。

幸せはスキルで、練習すれば誰でも上達すると。

そして、好きなことをすることが、幸せな人生の土台となるとも。

長寿研究者で医学者の、慶大医学部坪田一男教授は映画『ハッピー・リトル・アイランド ―長寿で豊かなギリシャの島で― 』をご覧になり、こう解説します。

2011年にHappy People Live Longerという記事がScienceという科学誌に掲載された。

「幸せだから、長生きする」という一般的には逆説的でありそうな事実を、世界の研究から証明した画期的な論文だ。

この映画で描かれている、ミニマムでも満足する、感謝して、笑顔で過ごす島の人々のその表情はまさに、Happy People Live Longer! を彷彿とされる笑顔だった。

「幸せだから、長生きする」。そうなのかもしれませんね。

いかがでしょうか。

イカリア島の人々は、きっと幸せになることを人生の目的にはっきりと置いているのではないでしょうか。そして、結果として長生きに。

最後に、イカリア島を含め、5ヶ所が世界で長寿な場所「ブルーゾーン」として選ばれていますが、ブルーゾーンに生きる100歳たちの共通ルールは以下の9つだそうです。ご紹介します。

適度な運動を続ける

腹八分で摂取カロリーを抑える

植物性食品を食べる

適度に赤ワインを飲む

はっきりした目的意識を持つ

人生をスローダウンする

信仰心を持つ

家族を再優先にする

人とつながる

※詳しくは、ダン・ビュイトナー著「ブルーゾーン 世界の100歳人(センテナリアン)に学ぶ 健康と長寿のルール」で紹介されています。

今回紹介した老人たちが出てくるドキュメンタリー映画『ハッピー・リトル・アイランド ―長寿で豊かなギリシャの島で― 』は10月11日(土)より渋谷アップリンクで劇場公開となります。ぜひご覧ください。