渋谷健司
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東京大学大学院 医学系研究科 国際保健政策学教授、一般社団法人JIGH理事長

東京大学医学部、米国ハーバード大学博士課程卒。医師、公衆衛生学博士、医療を通じた我が国のグローバル化と社会変革がテーマ。医学生時代に世界放浪の途中でマザーテレサの施設でボランティア。千葉県房総のER勤務、ルワンダ難民キャンプで医療施設の立ち上げ後、ハーバード大学人口・開発研究センターフェロー。2001年からは世界保健機関(WHO)本部にて、政策チーフとして世界50ヶ国以上で保健医療政策のアドバイスを実施しながら、ビル&メリンダ・ゲイツ財団や民間セクターとの連携を推進。2008年より現職。

渋谷健司さんによる記事一覧

ビル・ゲイツの描く2030年の世界とは?

(0) コメント | 投稿日 2015年03月09日 | 11時43分

ビル&メリンダ・ゲイツ財団の年次書簡が公表された。日本語版も3月6日からアクセスできるようになっている。今年の年次書簡のテーマは、ビル・ゲイツと妻のメリンダの描く15年後の世界の予想図だ。

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10月28日のGoogleのトップページと日本の関係

(0) コメント | 投稿日 2014年10月28日 | 17時05分

なぜ日本がポリオ根絶に関わらなくてはならないのか?感染症は国境を容易に越えるからだ。それは自分たちの問題でもある。

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福島県の甲状腺検査のやり方を見直してほしい、と私が発言した理由

(8) コメント | 投稿日 2014年06月22日 | 10時21分

6月10日に開催された、第3回福島県甲状腺検査評価部会での、「現行の甲状腺検査のやり方を見直してほしい」という私の発言の真意を説明しておきたいと思う。私は、原発事故がおきた直後から、福島県での活動をはじめた。相馬市や南相馬市での外部・内部被ばく量の測定を地元自治体や有志と協力して、ほぼ自費で継続し、モニターしている。それら全て、国や県からは独立して行っている。

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泥沼化する臨床研究不正問題の先にあるもの

(1) コメント | 投稿日 2014年05月30日 | 19時25分

今の医療界は20年前の金融業界を彷彿とさせる。科学こそ金融の世界と同様に、透明性を担保したルールのもと、世界とシビアな競争をして結果を出すべきものだ。

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国家安全保障としての保健医療:日本版CDCの設立を

(1) コメント | 投稿日 2014年02月28日 | 11時15分

公衆衛生と言えば、日本では、役所や保健所、大学、研究所があるではないかと言う方もいるだろう。もちろん、そうした機関も大事なのだが、国家安全保障的役割が重要であることを忘れてはならない。その一番分かりやすい例が、感染症対策だ。

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開発援助は無駄か?

(3) コメント | 投稿日 2014年01月21日 | 18時30分

「国内の経済状況が悪いのに、ODAや開発は本当に必要なのか」と疑問に思う方も多いかもしれない。1月21日にビル&メリンダ・ゲイツ財団の年次書簡が公表された。そこには、貧しい人たちが貧困から抜け出すことを妨げる3つの根拠の無い通説について述べられている。

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インドの快挙

(2) コメント | 投稿日 2014年01月17日 | 10時30分

成人式の今月1月13日、グローバルヘルス業界にとって大きな朗報が入った。インドが、2011年からの過去3年間のポリオ発症ゼロを達成したのだ。これは、世界保健機関(WHO)が定める「ポリオ根絶」の条件を満たしたことになる。

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ミャンマーへの贈り物

(0) コメント | 投稿日 2013年12月28日 | 12時10分

白内障は、日本でも高齢者に多い目の病気だ。一度罹ると目のレンズが曇ってしまい、放置すれば失明してしまう。しかし、適切な治療(短時間の眼内レンズ挿入手術)を施せば劇的に視力を改善することができる。

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医療に「ビッグバン」が必要な理由

(4) コメント | 投稿日 2013年11月29日 | 14時50分

前回、医療のイノベーションには国境を越えた多様な人材と公正な評価に基づく競争が必要であることを書いた。現在、医学研究の司令塔と期待される日本版NIH(日本医療研究開発機構)の具体化に向けた議論が行われている。そこでの大きな課題のひとつが、基礎研究の成果の実用化、例えば、創薬だ。

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日本で医療イノベーションを起こすために

(5) コメント | 投稿日 2013年10月29日 | 15時29分

先日、窪田良氏(アキュセラ社CEO・JIGHアドバイザー)と話をした。彼は、アメリカ西海岸シアトルで創薬ベンチャーを立ち上げ奮闘する孤高の日本人医師であり起業家だ。世界で推定1億2000万人が罹患している目の疾患のための薬を世界中に届けようとしている。

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世界ポリオ・デー:ポリオ根絶に向けた日本の支援

(2) コメント | 投稿日 2013年10月25日 | 17時37分

毎年10月24日は世界ポリオ・デーだ。ポリオワクチンを開発し世界の多くの子どもの命を救ったソーク博士の誕生日だ。テーマカラーは紫。これは、ワクチンを受けた子どもの爪に紫の染料を塗って接種の記録にしたことから始まっている。

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ルワンダ、福島、そしてルワンダ(2)

(7) コメント | 投稿日 2013年10月02日 | 10時56分

こういうスピード感と合理性は今のルワンダの特徴だ。女性や障害を持った人々が社会で活躍する国でもある。なんと国会議員の実に6割以上が女性である。

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ルワンダ、福島、そしてルワンダ(1)

(7) コメント | 投稿日 2013年09月27日 | 19時21分

ルワンダでの虐殺、私が医師として難民だったマリー・ルイーズさんと出会い助け、そして福島での震災の時に、マリー・ルイーズさんが福島の子供たちを助けている。壮絶な混乱と多くの人の命をつなげるための模索の中で、縁というのは不思議なものだと思う。

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生活習慣病は自己責任か?

(10) コメント | 投稿日 2013年09月17日 | 16時48分

生活習慣改善を全て個人の責任に帰することは、過去30年近くの公衆衛生の進化を無視した議論であり、医療費を減らすどころか、かえって増やしてしまったり、医療格差を広げてしまう事態になりかねないのだ。

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臨床研究不正問題 「ランセット」誌は日本からのメッセージを待っている

(7) コメント | 投稿日 2013年09月10日 | 11時49分

世界で最も権威ある医学雑誌のひとつである英国「ランセット」誌に掲載された降圧剤バルサルタンの臨床試験(Jikei Heart Study)が、9月7日付けで同誌から撤回された。京都大学の由井芳樹博士の一通のレターから始まった我が国の医学研究史上おそらく最大のスキャンダルは大きな節目を迎えた。

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肥満は長生き?

(12) コメント | 投稿日 2013年07月26日 | 17時22分

驚くべきことに、やや太り気味の人の方が、体重が正常な人よりも死亡率が低かったのだ。これは従来の常識とは全く反対の結果だ。一体、どう解釈すればいいのだろうか。まず、こういう場合は、肥満と死亡の双方に関連する要因の有無を確認しなくてはならない。

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医療による成長戦略を進めるために(2)

(7) コメント | 投稿日 2013年07月17日 | 12時32分

現行の皆保険制度は、今から50年以上前の高度経済成長の時代に、日本がまだ若く、病気になる人が少なかった時代にできたものだからだ。今では、その前提条件が成立しない。

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医療による成長戦略を進めるために(1)

(5) コメント | 投稿日 2013年07月16日 | 12時05分

保健医療は日本に比較優位があり、アベノミクスの成長戦略の要である。今後、日本はこの分野で世界にもどんどん進出していくべきだ。しかし、我が国の医療の成長とグローバル化は、戦略的研究支援と国内規制緩和がセットになって初めて可能となる。

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日本版NIHに期待すること

(14) コメント | 投稿日 2013年06月20日 | 11時50分

日本政府は最近、成長戦略の一つとして「健康・医療戦略」をまとめた。目玉としては、新たな医学研究開発の司令塔として「日本版NIH」を創設し、厚労省、文科省、経産省等の医学関連の研究資金を統合する点にある。

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オバマを大統領にした男:マーシャル・ガンツ

(24) コメント | 投稿日 2013年05月31日 | 17時42分

マーシャル・ガンツを一躍有名にしたのは、2008年の米国大統領選挙でオバマ大統領の選挙参謀をつとめたことだ。パブリック・ナラティブとコミュニティ・オルガナイジングという方法で、声なき声を拾い上げ、初の黒人大統領としてオバマを勝利に導いた。

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