イタリアではナンパは日常茶飯事?ちょっと羨ましいイタリア文化と家庭料理

前編に引続き、人気のメニュー「イタリアン家庭料理」を振る舞ってくれたイタリア・フィレンツェ出身のキアラさんのインタビュー第5弾後編です。インタビュー前編もぜひご覧下さい!

世界の家庭料理を旅しよう!こんにちは、KitchHikeです。

前編に引続き、人気のメニュー「イタリアン家庭料理」を振る舞ってくれたイタリア・フィレンツェ出身のキアラさんのインタビュー第5弾後編です。インタビュー前編もぜひご覧下さい!

食後はお気に入りのコーヒーでリラックス!

それでは、インタビュー後編、スタートです!

■カプチーノは朝!昼や夜に飲むのは外国人だけ!?

イタリアの家庭料理、ご馳走様でした!まさか家庭料理でイタリアン・コースを食べられると思いませんでした

-キアラさん (以下、敬称略)

満足してくれて良かった!でも、コースはまだ終わりませんよ。

トスカーナのデザート、"セモリナタルト"も作ったので、食後のコーヒーと一緒に楽しんで下さい!

トスカーナ地方のデザート、"セモリナタルト"。こちらも自家製です。

濃厚なチョコレート・タルト

これは美味しそうですね! "セモリナ"という名前の由来は?

-キアラ

セモリナはパスタを作るために使う特別な小麦粉です。イタリアでは他の料理にもよく使いますけど、タルトに使うのが人気ですね。チョコレートガナッシュ、そして松の実をトッピングしました。

タルトと一緒にカプチーノやエスプレッソを飲んで、食後にリラックスするわけですね。

-キアラ

そうね、イタリア人はコーヒーが大好きなので、私も一日3〜4杯は飲んでいました。でもカプチーノは朝にしか飲まないわ。イタリアでもカプチーノをお昼や夜に飲んでいる人を見かけるけど、「ああ、あの人は外国人ね」と判断できるポイントでもあります (笑)。

■"冷蔵庫のありあわせで作る" イタリアのパスタ事情

「お昼にカプチーノを飲んでる人は外国人」初耳でした。他にもイタリアの食文化はどういったものがあるの?

-キアラ

基本的にパスタを毎日食べます。日本でも色々なパスタがありますが、イタリアはもっとレシピ自体が幅が広いですね。その日の気分や、冷蔵庫の有り合わせのものでパスタソースを作ることも多いですよ。

材料に特に決まりは無く、美味しそうなものはなんでも使うようです

各々の家庭が、自由に作るものなんですね。

イタリアと言えばパスタと並んでピザというイメージですが、ピザは?

-キアラ

ピザは毎日は食べませんね。お店で食べるもの、というイタリア人も多いと思います。でも私の実家には庭に石釜があったので、夏休みによくピザを焼いてもらいました。さすがに東京では難しいです (笑)。

キアラさんの実家の石釜

実家に石釜!それはすごいですね。

イタリアと言えばイタリアンワインのイメージもありますが、お酒事情はいかがでしょうか?

-キアラ

ワインはみんな大好きですね!でも日本みたいに、会社の人達と居酒屋で......という飲み方はあまりしません。お酒は家族や友達と楽しむもの、という気持ちが強い気がします。プライベートな感覚なので、子供にワインを飲ませる親はいますね、量はほんのちょっとですけど (笑)。

■日本とイタリアの違いは、ずばり......!?

「これは◯◯◯産の白で口当たりが......」と言ってる子供がいたら、驚きますね (笑)。

では、食に関わらず、日本とイタリアで全然違うことはありますか?

-キアラ

食と関係ないところで言うと......、東京に住んでみてビックリしたのが、電車の中の雰囲気が全く違った!

日本では車内はパブリックスペースだから、「できるだけ静かに」というのが常識。でもイタリア人はおしゃべりが好きだから、横に座った人同士でよく話したりしていました。

たまに、深刻な人生相談をしてくるおばあちゃんとかもいたりして (笑)。携帯電話で話してる人も、多いんじゃないかな。

"もうちょっとフラットに話してもいいのでは?"というキアラさん

他者とのコミュニケーション部分は大きな違いがありそうですよね。

街中でもよく話したりするの?

-キアラ

日本よりは沢山見かけると思いますよ。男女関係も、街中で声をかけられて出会ったというカップルはけっこう多いですね。でもナンパよりももっと軽い感じの、すれ違い様に「きれいだね!」といった言葉をかけてくることがあって、それは日常茶飯事ですよ (笑)。女性は「ありがとう!」って返すだけです。

なんでそんなことするの?と言われたらよくわかりませんが、挨拶としか言えないですよね (笑)。

なるほど......そのシーン、容易に想像できますね (笑)。日本ですれ違いざまに「きれいだね!」と言われたら、驚いてしまう女性が多いんじゃないでしょうか。

-キアラ

「ありがとう!」って笑顔で返す人は少ないかもしれませんね (笑)。

キアラさんのインタビューはこれにて終了!

イタリアの食文化、日本とイタリアの違い、色々と面白い発見がありました。

家庭料理を愛するキアラさんの優しい人柄が少しでも伝われば幸いです。

今回出してくれた料理以外にも沢山のレパートリーをもつキアラさん、イタリアの家庭料理に興味がある人は、ぜひ食べに行ってみてはいかがでしょうか。

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