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僕はインターセクシュアルでXジェンダー。LGBTだけではない性的マイノリティの姿は?

2016年02月17日 18時04分 JST | 更新 2017年02月13日 19時12分 JST

僕はインターセクシャルでXジェンダーだ。

LGBTなど性的マイノリティの話題がだんだん多くなる中、セクシュアリティをSNSのプロフィール欄に書く人も増えてきた。僕の場合はあまり耳にしない「インターセクシュアル」だ。さらに、最近よく聞くようになった「Xジェンダー」でもある。

この2つの単語は何を意味するのだろう。 当事者なりに、ひもといていこうと思う。


■インターセクシュアルとは?

インターセクシュアルはLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの頭文字を取った略称)のくくりにも入らず、あまり表に出ることはない。身体的な性別を男性・女性として分類できない人や男性・女性として分類できない人や性別の染色体に何らかの異常がある状態の人をさす。なお、女性器と男性器を両方もった人を真性半陰陽という。

近年はこの名称に議論があり「性分化疾患」と呼ばれている。多くの男性の性染色体は「XY」、女性の場合は「XX」だが、性染色体が「X」のターナー症候群(性自認:女性)や、「XXY」のクラインフェルター症候群(性自認:男性)などさまざまだ。

性自認とは自分が男性か女性か...どのような性別にあるのかという自己認識のことだが、インターセクシュアルの場合には、性自認の仕方も個人によってまったく異なり、本人に対する告知もさまざま。検査に行ってたまたま知ったという人もいれば、幼い頃に親から聞いたという人もいる。


■インターセクシュアルと「性別が無い」ことの違い

僕のような、性分化疾患で性別がない生き方をしている人はとても珍しいとMtFの方に言われた(MtF=トランスジェンダーで、体は男性だが、性自認が女性の人をさす言葉)。

実際に話した当事者の多くは自身が男か女か...という性自認がはっきりとあった。一方的に「性分化疾患=中性的...もしくは性別がない」というイメージを押し付けられる事を、あまりよく思っていない人が多いと感じた。

一方、同じインターセクシュアルの方から「中性的な生き方をしているというレッテルが付いてしまうのは、本当に迷惑」と不満を聞いたこともある。もちろんこういう方ばかりではない。しかし怒りをぶつけたくなるほど誤解に苦しんでいるのだろう。

逆に僕と同じような状態の人も少数派ながらいる。新井祥さんは、2005年に「性別がない!」というマンガを発表。インターセクシュアルで性別がない生き方の苦労などをおもしろおかしく綴っている。4コママンガでクスッと笑えて読みやすい。

インターセクシュアルといっても、いろんな人がいる。中性的イメージと混同されやすいが、僕は分けて考えるべきだと思っている。


■Xジェンダーとは何だろう?

もうひとつ、Xジェンダーとはどういうものなのだろう? Xは、F(Female=女性)とM(Male=男性)のどちらでもない第3の性別をあらわす。さまざまな意見があるけれど、体は男女のどちらかである人が多く、2つの性にとらわれない性自認を持つ人をさすようだ。

FtX...体は女性。自身は男でも女でもないと認識

MtX...体は男性。自身は男でも女でもないと認識

男でも女でもない認識のほかに、グラデーションのような濃淡で示す人もいる。自身を 「両性」(どちらでもある) 「無性」(どちらでもない)という人もXジェンダーにあてはまる。

とても受け皿が広く、この傾向だからXジェンダーだ!と決めつけることはできない。オーストラリアでは性別X(実際には不確定という表記)をパスポートに記載することが認められている。

日本でも理解が進めば、公的証明書などに「性別X」と記載される日が来るかもしれない。

渋谷区では昨年、パートナーシップ証明書の発行を開始した。これに登録すると、結婚とほぼ同じ権利が認められる。続いて世田谷区でも同じような取り組みがはじまった。

これから性的マイノリティへの理解が進めば、Xジェンダーや性分化疾患についても取り上げられる機会が増えるだろう。カミングアウトする人が増えるかもしれない。インターセクシュアルなどさまざまな人が、性別にとらわれず生きられる社会になる事を願っている。