日本型の働き方から離れ、型破りに「道」を追求 ~フリーデザイナー藤氏の挑戦

Webデザイナーの藤氏は、「フリーランスは、結果さえ出せれば、自由な時間が取れる」「仕事の責任が増えても、やはり子どもとの時間を大切にしたい」「日本型の働き方から離れて、型破りに「道」を追求してはどうか」と語る。Webデザインの道を突き進む同氏に話を聞いた。
ランサーズマガジン

フリーランスの醍醐味は何か。それは「ゼロから完成までの仕事」が出来ることだと語るのはWebデザイナーの藤氏。

大手企業の分業による仕事スタイルから一転し、一気通貫で仕事を受け持つWebデザイナーとしてフリーランスに転身を遂げている。

最近では、一つの夢でもあった「ハワイに長期滞在しながら働くこと」を実現。フリーランスになってから「日々の生活の中で、幸せな時間が増えた」という同氏に今回は話を聞く。

■ 分業ではない「ゼロから完成までのサイト作り」

― フリーランスになられるまでの経歴を簡単に伺えますでしょうか?

以前はゲーム会社でグラフィッカーとして働いていたのですが、結婚を機に、残業の少ない外資系企業のデザイン担当へ転職しました。その際に働きながらデザインの勉強をおこない、会社の中でWebデザインを含めたデザイン全般の業務に携わることになります。

その後は、Webデザインをもっとやっていきたい気持ちから、大手のWebサービス会社を転々としてきましたが、分業ではなく「ゼロから完成まで」のサイト作りに携わりたく、「フリーランス」になることを決意いたしました。

■ 私にとって、Webデザインは「恩人」

― ご自身にとって「Webデザイン」の位置付けはどのようなものでしょうか?

私にとって、Webデザインは「恩人」だと思っています。それまで、ゲーム会社等でグラフィッカーとして働いていた時期には、徹夜続きのわりに十分な収入を得られませんでした。

Webデザインを始めて、これまで学んだデザインのスキルを活かしつつ、収入も、家族との時間も増えました。いまは、毎日「Webデザイン」ができることに感謝して仕事をしています。

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■ 一気通貫のWebサイト制作に関わっていける

― 現在、ランサーズではどのようなお仕事が中心になっているでしょうか?

主に、在宅での「Webサイト制作」が中心となっています。新しい事業を始めたいという方や、オンラインストアをオープンしたいという方、サイトのデザインを新しくしたいというクライアント様が多いですね。

なかには、親交が深まって個人的な付き合いもさせて頂いている方もいらっしゃいます。それぞれのクライアント様の希望に沿うように、頭をひねってデザインからサイトの公開まで携われるのは、大手の分業とは違ったやりがいを感じています。

結果さえ出せば自由な時間が取れる。[ハワイ滞在✕仕事]実現

― ランサーズをご利用いただくことで解決したこと/出来たことは何でしょうか?

なんといっても、家族をもっと大切にできることです。結果さえ出せば、自由な時間が取れるので、一日の「幸せな時間」が増えたと思います。仕事も「楽しい時間」ではありますが、全体的に見て、より充実した時間を過ごすことが出来ています。

フリーランスになってから運動の時間も増え、慢性的だった運動不足を解消しています。また、長期間ハワイ滞在しつつ仕事する、というちょっとした夢も叶えることが出来ました。

【ハワイでのワンシーン】

■ 仕事の責任が増えても、やはり子どもとの時間を大切にしたい

― 「幸せな時間が増えた」とは具体的にはどのようなことがありますでしょうか?

以前は、通勤で時間がかかっていたこともあり、「子供の寝顔しか」見られないような生活でしたが、いまでは子供のために使える時間が増えました。その部分のバランスをとるために仕事上の責任は増えましたが、私自身の生き方として非常に満足しています。

よりスケールの大きいWebデザインに向けて

― 今後どのようなお仕事をなされていくご予定でしょうか?

より大規模なWebサイト制作をやっていくために、システム面なども制作するような、さらに幅広いサービスを提供していきたいと考えています。そして、スマートフォンアプリの制作なども含め、Webサイト以外の総合的なマーケティングに携わりたいと思います。

■ 新しいチャレンジと自分自身の成長

― フリーランスとして働く「意義/やりがい」はどのようなことでしょうか?

やはり、分業では出来ない「ゼロから完成まで」の仕事が出来ることです。大変ですが、クライアント様に満足いただいた時は本当に嬉しいですね。

それに加えて、新しいことにチャレンジできることです。クライアント様との付き合いは会社組織と違い、お互いの知識を必要とするので、柔軟なアイディアでも、どんどん提案しやすい土壌があると思います。

さらに案件ごとに全く違うものを作る必要があるため、自分自身の成長も感じることが出来ます。

【Webサイト作品の例1】

■ 日本型の働き方から離れて、型破りに「道」を追求してほしい

―最後に、これからフリーランスを目指す方々に一言メッセージをお願いします。

フリーランスになる、という目標があるのでしたら、「勤続年数」など気にせず、いろんなところで働いてみるのもいいかもしれません。

また「全力で頑張れる目標」を持つことも大切だと思います。(私の場合は「ハワイで生活しながら働くこと」でした)

日本型の働き方から離れ、型破りで良いと思います。自分の道を追求するためなら、フリーランスになっても頑張れるのではないでしょうか。

【Webサイト作品の例2】

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