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「ウチの子、スゴイかも!?」 幸せな親バカになるコツ

2017年07月07日 16時30分 JST | 更新 2017年07月07日 16時30分 JST

「子どもが東大に入学!」

ああ、なんて魅惑的な言葉でしょう。私、このフレーズに弱いです。子どもを東大に入れたママの体験談なんて、食いつくように見ています。子どもが東大に入れることもオリンピック選手になることも、夢のような出来事ですよね。

そこまでいかないとしても、心のどこかで「ウチの子出来るかも!?」とか、末は博士か大臣か、という昔の言葉が頭をよぎる瞬間、ありませんか? 世間ではそれを、「親バカ」というのでしょうが......

わが子の活躍、鼻が高いのは当たり前

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わが子が生まれた瞬間、大抵の人が願うのが「健康でケガなく元気に育ってくれますように」ただそれだけです。

ですが、子どもが少し大きくなってくると途端に「ウチの子は」と誰かと比べてしまいます。保育園や小学校になると、運動会で活躍する子がでてきます。その親が「何も習い事とかさせてないんだけど~」と言うのを、本当? と思いながら聞く...... そんな場面、あるあるです。

きれいな女優さんが「美容法? 何もしてませんよ」と言ってるのを聞いたときに「嘘だろ、それ」と思う、そんな感じに似ています。なんかやってるんじゃないの? スポーツスクールで鍛えてるんでしょ? なんて思ってしまいます。

子どもの出来に喜んだり、がっかりしたりするのは当然といえば当然ですよね。分身とも思いたいわが子が、何であれ活躍してくれれば鼻が高いに決まってます。

例えば、わが家の下の子。長らく、何かで表彰されるということがない子でしたが、小学校4年の時、絵画コンクールで優秀賞を取りました。......といっても、ごく小さなエリア内での小さな賞なのですが、それでも私は「将来は芸大行ってアーティストかも~」なんて過剰な妄想をしてしまい、エキサイト状態でした。銀座の伊藤屋(有名な文具・絵画の店)に行き、大枚はたいて額装しましたよ。その絵は今もリビングに飾られています。

こんなことでも自慢なんです

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でもこれって、どうやらわが家だけではなさそうなのです。ある日、ママ友と飲んでいたときのこと。

「○○ちゃんスゴいわ~、もう九九ができるなんて」

「逆上がり出来るんだ、運動神経いいのねぇ!」

と周囲に感嘆しながら、ひとりのママ友が「わが子5歳、ブルゾンちえみの『35億!』のモノマネが異常に上手で。

夫婦で『将来は吉本で大成功か!?』って盛り上がったの。恥ずかしくて誰にも言えない!」と酔った勢いで話してくれました。

ネタを上手に真似るだけでも、それを見る親は爆笑し、「ウチの子ときたらくだらないことばっかり、やれやれ」と思いつつも「個性的で面白いとこあるんだよなー」とニヤけてしまう。それは、とても正しい親の反応だと私は思います。

「こんなことでも、私、自慢なの」と言ったママ友の気持ち、思わずうなずきました。

親バカは成功を求めることではない

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私はわが子の絵を見て「うふふ」と思いながらワインを飲むのが日々の小さな楽しみです。「いい絵だわ~、センスあるわ~」ひとり悦に入る。これはまさに親バカです。

だけど毎日「うふふ」としているうちに、だんだんと

「あの子は賞とったことないのよね」

「ウチのが1番だわ、○○君は頭が良いのを自慢するけど、たいしたことないよねー」

そんなことが頭よぎるようになってしまった。ちょっとの出来る、出来た体験で私は優越感の甘い誘惑に包まれてしまいました。

子どもの成長を見守るうちに、誰かと比べるようになります。何が出来るか、何に秀でているか。もっとわかりやすく言えば、「ウチはリレーの選手」「塾で難関校クラスに入った」。

正直に言いますが、「ウチの子、他の子よりスゴい」とわかったら、やっぱり親は嬉しいものです。でも「誰かより上」と比べた時点で、「誰かよりは下」という真実がある事を私たちは気づいているのでしょうか。

1番なのか、2番なのか、3番なのか。母数がどれほどあるか知りませんが、ランキングでわが子を評価すると、順番だけが大切になってしまいがちです。ランキングは単純に、母数に対する他者の評価でしかありません。1番足が速い、1番勉強が出来る、それは確かにスゴい。でもそのナンバーワンは順位でしかない。

一等賞を取るのは素晴らしい事です。私は競争のない世界に違和感を感じる方ですし、1位をとる喜びと、とれなかった悔しさは子どもの成長に必要な経験だとも思います。

ですが、「1番」だけに親がこだわりすぎてしまうと、子どもの「出来るすごさ」その本当の価値が見えなくなってしまうような気がしてなりません。

親バカはシンプルに! 基本は「うふふ」

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そこで。もっとシンプルな親バカになってみませんか。誰かと比べて、ウチの子が上ではなく、単純に親だけで勝手に思う「ウチの子ってスゴイな~、いやー。母親に似たのかな、うふ」。これでいきましょう。「うふ」が大事ですよ。

しかし、足も速くないかもしれない、成績は真ん中かもしれない、何ひとつ表彰もされず、特別に褒められたこともない? それでも、あなたは知ってるはずです。子どものすごさを、どこかにある「ウチの子、ちょっとココはスゴイんじゃないの?」って思う、あるひとつの面を。それを「皆さん知らないかもしれませんが、実はスゴイんです、うふふ」とやりましょう。

親バカになるのは、親の特権であり、親の幸せです。だけどそれを他の誰かに認めてもらう必要もないし、誰かに保証してもらったり、順位づけしてもらうこともないのです。

必要なのは、「うふふ」だけ。あるいは「うひひ」です。うひひ、知らんのか、ウチの子のすごさを!

親バカにぜひ、なって下さい。そして、存分に夫婦で家族で「いい子よねぇ」と話して下さい。親バカって悪いように使われる事が多いけど、本当はとってもいい言葉だと私は思っています。

親バカ。シンプルなわが子自慢は、決して悪いことではないと私は思います。

【ライター 大橋 礼】

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌! 本とお酒があればよし。

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