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フルタイム・専業主婦・フリーランスを経験した3人のママ 試行錯誤しながら見つけた、自分らしい幸せな働き方

フルタイム勤務でもなく、専業主婦でもない「その中間」という新しい働き方とは?

2017年09月03日 16時57分 JST | 更新 2017年09月03日 16時57分 JST

ラシク・インタビューvol.88

株式会社 LIFULL FaM

豊田彩乃さん

鈴木さやかさん

石井美貴さん

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子育てを楽しむためのコミュニケーションアプリ「LIFULL FaM」を運営する株式会社LIFULL FaMが、次の事業として展開しているのがママが子育てと仕事を両立しながらスキルアップできる「ママの就労支援事業」。目黒区の閑静な住宅街にあるオフィスでは、キッズスペースが完備したオフィスに、ママたちが子連れで働き、ウェブマーケティングのスキルを身につけています。

ここで働くママたちは、全員子育て中のママで、在宅で仕事をしている人も含めると13名。その中には、遠くから電車で通う人も! 皆さん、週2〜4日で3時間〜5時間の間で働いています。

緑あふれる一軒家は、玄関から子ども達の賑やかな声が聞こえるアットホームな雰囲気。キッチンにはほ乳瓶が並び、すぐ横にはずらりとパソコンが並んでいる、そしてその横にはシッターさんがいるキッズルームがあります。

LIFULL FaMで、フルタイム勤務でもなく、専業主婦でもない「その中間」という新しい働き方を選んだ3人のワーママ達にお話を伺いました。

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フルタイムでもなく専業主婦でもない、中間の働き方

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編集部:子連れで出勤して働く!という新しい働き方をしている皆さんですが、これまでのキャリアと今の働き方にたどり着くまでを教えてください。

石井美貴さん(以下、敬称略。石井):私は新卒でIT業界に就職しました。やり甲斐はありましたが、徹夜や缶詰めも当たり前のような職場だったんです。そんな時、オフィスの中でずっと仕事をしていることが、本当に効率的なのか疑問に感じるようになりました。

そして自分の将来のことを考えた時、幼稚園までは子どもといる時間をしっかり持ちたいという気持ちがあり、結婚と同時に思い切ってフリーランスを選びました。ただ、ひとりで仕事をやってみると淋しい感じもあって...... そんな時、LIFULL FaMで「ママの就労支援事業」を立ち上げることを知り、チャレンジすることを決意をしました。

編集部:フリーランス時代と比べて、働き方や気持ちの変化はどうですか?

石井:誰かと一緒にコミュニケーションをとりながら仕事をすると、新しい学びもあるし、ひとりの時よりも視野が広くなるのが良かったです。

編集部:鈴木さんはリクルートHRマーケティング(現在のリクルートジョブズ)に入社後、専業主婦も経験されていたとお伺いしました。

鈴木さやかさん(以下、敬称略。鈴木):リクルートでは営業、人事を経験しましたが、とても忙しくて自分には合っていないと思い、退職をしたのです。いったん実家に戻り、地元の子ども達に家庭教師や塾の先生をやり、私にはのんびりした働き方があっているのかなと実感していました。結婚をして神奈川に戻り、第一子の出産までの6年間、専業主婦をしていたんです。

でも実際に子どもが生まれて、少し余裕ができたら仕事に対する考え方が変わってきました。たまたま、親子サロンの立ち上げを一緒にやってほしいとお声がかかり、子連れで参加することになりました。ただ営業だったので、子どもを連れて回らなくてはならず、子どもが成長するにつれて仕事も子育ても中途半端な感じになってきました。保育園に預けないという選択をするのであれば、仕事先の子どもの環境を選ばないとダメだなと思っていた時に、ここでの仕事の話を聞いたのです。

編集部:鈴木さんは大きなジョブチェンジを経験し、専業主婦の期間も長かったわけですが、復職のきっかけは何かあったのでしょうか?

鈴木ワーママという存在がやっと理解されはじめた頃は、保育園に預けてフルで働くか、専業主婦かの「白か黒」しかなかったんですよね。それからだんだんと色々な働き方が出てきた。自分の性格上、この中間ゾーンだったら働けるのではないか、と思いました。お金の為にとか、誰かの為に、ではなく、自分が幸せでいるために自分なりのペースで働くというのがとても大事だと思ったんです。

編集部:豊田さんは第一子の出産後はフルタイムの会社員として復帰されているんですよね?

豊田彩乃さん(以下、敬称略。豊田):はい、社長秘書や営業として働き、結婚をはさみながら部署の立ち上げなどに携わりました。その後、第1子が生まれたんですが、営業の仕事と子育ての両立が難しく感じられ、マーケティングの仕事に異動しました。

その後、第二子の出産などで心境の変化があり、とても短い子育てや家族の時間を大切にしたいと思いました。上の子は保育園に預けてフルタイムで働いてきたわけですが、とにかく仕事との両立で時間に追われていたんです。もう少し子供に目を向けたいと思うと共に、子どもに色々な経験をさせたいという思いも強くなり、思い切って退職をして、子どもを幼稚園に入れました。

編集部:1回きっぱり仕事をやめたんですね?

豊田:仕事は好きなのでとても悩みました。そして、先ほど話に出ていたように、フルタイムで働くか、働かないかの、どちらかしかないと思っていたんです。でもその後、LIFULL FaMの新事業の話を聞いて、第一子を幼稚園に通わせながらでも働けると思い、決めました。

LIFULL FaMで実現した「それぞれの働き方」

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オフィスの横にはシッターさんがいるキッズルームが

編集部:今まで豊田さんはフルで働いてきたわけですが、現在はどんな働き方をされていますか?

豊田:上の子が幼稚園に行っているので、10時に子どもを幼稚園に送り、午後2時にはお迎えに行きます。月に数日ですが、子どもを送って仕事をして、お迎えに行き、その後、またここへ戻って仕事をすることもあります。

保育園だと、どうしても連絡帳頼みで、保育の様子が見えない不安を少し持っていたのですが、ここは家族みたいにお世話してもらえるし、子どもの姿を見ながら安心して働けます。

鈴木:私は家が少し離れているので、電車で通勤しているのですが、ラッシュを避けた時間帯にベビーカー通勤ができるので助かっています。現在、主に10時半〜3時半で働いていますが、短時間・週数日という働き方を認めてくれる企業はなかなかありませんから。

編集部:フルタイムだった時期、専業主婦、そして今と鈴木さんは3つの働き方を経験していますが、その頃と比べてどうですか?

鈴木:今が一番しっくりきています。子連れで働いて、子どもも見てもらえて、仕事もできるなんて、最初はそんなおいしい話はないだろうと思っていたんです。

またうちの子は病気をしやすくて、やっぱり働くのは難しいのでは? と悩んだこともありました。でも、休んで戻ってきた時「子どもの体調はどう?」とみんなが心配してくれるんです。その言葉にとても安心でき、「続けられるかも」と思いました。

編集部:石井さんは、現在の働き方をどう感じていますか?

石井:自分で育児と仕事のスケジュールを組んで動けるのがとても良いです。

今は週2~3でLIFULL FaMで働き、夜にフリーランスとして在宅の仕事をしています。

日中は子どもと一緒に習い事にも通っていて、ベビースイミング・体操には週3〜4回通ってます。育児、仕事、そしてプライベートもフルに楽しめるのは、この働き方の特権だと感じています。

編集部:フリーランス時代と今の働き方の違いはどうでしょうか?

石井:フリーランスの仕事だけしていた時は、夫と子ども以外誰とも話さないこともありました。でも、ここでは他の働くママたちとも話せるし、子どもも他の子たちと遊ぶことができます。子どもも刺激を受けて成長をしている様子が目に見えてわかり、そういう点でもとても良かったと思っています。

編集部:皆さんは同僚? ママ友? どんな関係性なのでしょうか?

鈴木:ママ友に比べると、幅広い付き合いができていますね。みんな色々なスキルや経験を持っていて、仕事の面では様々な事を教えてもらっています。一方で、お昼になると子育ての話題で盛り上がったり、子育ての相談を聞いてもらったり。

石井:何も言わなくても、誰かが誰かのサポートをしている感じなんです。仕事だけでなく子どものことも含めてみんなウエルカムで引き受ける雰囲気。そこが他の会社とは全く違います。

豊田みんなでみんなの子どもの成長を見届けている感じがあります。そういう仲間意識というか、企業の同僚というだけではない繋がりはあるかもしれません。

編集部:例えば鈴木さんは全く違う職種からきていますが、今のお仕事についてはどう感じていますか?

鈴木:今まで営業や家庭教師などコミュニケーションの仕事でしたが、今は作ったものが作品になるという喜びがあります。私は、とても忙しい企業で働いてきたので、「何のために働くのか」をずっと考えてきたのですが、「自分が幸せでいられるかどうか」を大切にしようとある時思ったのです。だからこそ、この環境で楽しくやれているかどうか、が一番大事だと今は思っています。またパソコンのスキルも、webに関しても、ここでイチから学んでいる状態ですが、学べることがとっても楽しいんです。

子どもの成長と共に「これから」も働く幸せを

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(右から)豊田さん、鈴木さん、石井さん

編集部:これから自分の働き方について、今後の展望などお聞かせ頂けますか?

石井:フルタイムか専業主婦かの二択ではなくて、その中間のような働き方が当たり前になり、ママの選択肢のひとつになればいいなと思っています。

鈴木:私のようにコピペもできなかったママでも、学びながらスキルアップでき、子どもと一緒に出勤し、同じ場所で時間を過ごせる。この働き方できちんと利益が出る会社があるというのを多くの人に知ってもらいたいです。

子育て中は生活スタイルがどんどん変わりますよね。幼稚園や小学校入学。そういう生活変化を乗り越えて、仕事を続けていきたいのです。環境や事情が変わるとしても、ここなら、話し合って解決して、子どもも大切にしながら働き続けられるのではないかと思っています。

豊田:フルタイムでなくても働きたいママたちのニーズを満たすために、この会社をもっと大きくすることに貢献していきたいと思っています。また、子どもが小学生になるタイミングなどでまたフルタイムで働きたいと思っています。そのために、スキルは落とさず、どんどん上げていきたいですね。

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仕事のビジョンを明確に持ちながら、子どもの進路も見据えた働き方を選んだ「静かな熱意」を感じる豊田さん。元気いっぱいで、ITスキルをフルに活かして前へ前へと進む力強さが魅力的な石井さん。幸せでありたい、母としても働くひとりとしても、おおらかなプラス思考で邁進する鈴木さん。それぞれの情熱が伝わってくる素敵なインタビューでした。

白でも黒でもない、その中間で働くスタイル。今、子育てと仕事の両立にモヤモヤしている多くのお母さん方の参考になったのではないでしょうか。

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【豊田彩乃さんプロフィール】

2008年株式会社ネクスト(現 株式会社LIFULL )入社、営業部にて提案営業を担当する。2010年営業部マネージャーに就任、新組織の立ち上げに携わる。2013年に出産・育児休暇を取得後、2014年に復帰し、マーケティング部にてプロモーション業務を担当 。2016年に第二子出産を機に退社。現在株式会社LIFULL FaM勤務。 HP: 株式会社LIFULL FaM

【鈴木さやかさんプロフィール】

2005年新卒でリクルートに入社し、営業/人事を経験した後に退社。結婚出産後約6年の専業主婦生活を経て、子供が1歳半から親子サロンで営業その他の業務に携わる。その後2017年1月よりLIFULL FaMに参画。 HP: 株式会社LIFULL FaM

【石井美貴さんプロフィール 】

2012年新卒でグリー株式会社に入社。経営管理部に所属し、主に予算策定や管理会計の立ち上げに携わる。2014年11月にアドテクのベンチャーに転職。その後2015年4月、婚約を機にフリーランスに転換。産後も在宅で仕事を続け、2016年12月よりLIFULL FaMに参画。 HP: 株式会社LIFULL FaM

ワーママを、楽しく。LAXIC

文・インタビュー:インタビュー(宮﨑晴美)・文(大橋礼)

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