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学校での様子、本当に知ってますか? トラブルを見逃さないためにできること

2017年02月25日 02時23分 JST | 更新 2017年02月25日 02時23分 JST

子どもが学校でどのような生活を送っているか、把握していますか? 

小学校は、保育園や幼稚園のように、連絡帳や先生との立ち話でその日の様子を聞くといったことがほとんどなく、生活の様子をなかなか知ることができません。子どもの話だけが頼りなのですが、まったく頼りにならないのが子どもの話でもあります。

何でもよく話す子もいるでしょうが、自分からは話さない子もいます。低学年の子どもなら、時系列で「今日学校であったこと」を話すのも難しいでしょう。それに、子どもはどうしても出来事について、自分の都合が良いように話しがちです。

でも保護者にとって、特に他のママやパパと話す機会の少ない方とっては、子どもだけが情報源。全てはわが子の話次第なわけですが......。

「今日学校どうだった?」

「フツ~」

会話終了。まあ、嫌なことはなさそうだしいいか...... と、安心してしまっていませんか?

今回は、わが子の身に起きたトラブルとそこから得た学びを交え、子どもの変化に気づくヒントをお話します。

ある日、ランドセルを開けてみたら......

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それは、次男が小学校3年生の頃でした。たまたま時間が出来たので、ランドセルの中を見て筆箱を取り出しました。なにげなく筆箱をあけると、買ってあげた覚えのないキャラつき鉛筆と練り消しゴムを見つけました。

「コレはどうしたの?」

「貰った......」

「え、貰った?」

そこで問いつめてみると、みんなで人気のキャラ鉛筆や消しゴムを交換していると告白。「欲しかったキャラの鉛筆を隣の子が持っていて、自分は2つあった練り消しの1つをあげた」というわけです。

学校はキャラクター文具を基本的に禁止しているので、それを理由に「学校が禁止しているものを持っていったり、交換したりしてはいけない」と話しました。「欲しいものがあれば、まず親に相談すること」とも言いました。でも、事はそれで終わりませんでした。

トラブルに気づいたきっかけは、子どもの些細な変化

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それから1~2週間後だったでしょうか、あるママから連絡がきました。

「A君って子わかる? あの子がね、なんか他の子たちから鉛筆とか消しゴムを取り上げてるらしいわ」

「取り上げてる?」

「A君に渡さないと仲間に入れないんだって。ウチの子、そういう文房具がなかったので持っていけなかったのよ、そしたら毎日のように通りすがりに机の上の筆箱とかわざとバーンと全て落としていくらしいのよ!」

そのママも、たまたまランドセルの中を見てみたら筆箱の蓋が壊れている。踏まれたらしき跡もある。ビックリして子どもを問いつめたら、「ママが練り消しゴム買ってくれないから、そういうことされるんだ」と泣かれたのだそうです。

「特に変わった様子もなかったし、学校へ行きたがらないわけでもなかったのよ。だから、わからなかったの」

「イジメってこと!?」

「本人も別にやられるのはそれだけで、拾えばすむことだって言うわけ。大騒ぎして先生に言ったりしたら、それこそ本当にハブ(仲間はずれ)にされるから絶対にやめてとも言われたわ。でも、それだけじゃないのよ」

ママは憤慨したトーンから一気に困惑したように、低い声になりました。

「実はウチの子も他の子に同じような事してるんだって...... 頭にきたけどA君は怖いからやり返せず、他の子の筆箱やノートをわざと落としてやったって......」

そんなことが起きていたとは。

トラブルそのものにも驚きましたが、同時にママ友が自分の子どもも同じことをしている、という事実に気づけたことに感心しました。

なぜ気づけたのか尋ねてみると、「A君の話を聞いたあとよく子どもを見てみたら、なんだか様子がおかしかったから」とのこと。

泣きながら訴えてきたのに、細かい事を聞こうとすると落ち着きがなくなる。妙に口数が多くなる。

子どもが小さな嘘をついているときに放つ独特の雰囲気が、彼女に警報を鳴らしたわけです。

ピンときて本人を問いつめると、「あのね、ボクね、ムカついたから......」となったのですね。

ちなみにその後彼女は、子どもに「やられたら黙っていないで言い返せ!」「やられたからって、今度は自分より弱い子に同じ事をするな!」と説教と激励を繰り返したそうです。

うちの子は○○だから大丈夫、と決めつけない

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周囲のママたちはみんな知っていたのに自分だけが、わが子の変化に気づいていなかった、ということもあります。私とママ友は、どちらも結局A君のママには何も言いませんでした。それでよかったのか、悪かったのか今もわかりません。このケースでは、私もたまたま子どもの変化に気づいただけで、本当は偉そうには言えないのです......。

「うちの子は○○だから」。この○○は「優しい子」「弱いタイプ」「ちょっとヤンチャ」など、色々な言葉があてはまります。でも親だからわかっている、と思い込まないのが大事なのだな、と学びました。子どもは親が思った以上の早さで成長し、様々な体験をしながら違う一面を持ち始めます。そこで混乱したり、間違った方向へ行きそうになると、子どもなりの「信号」をどこかで発しているはずです。

大切なのは気づくことです。先生や他のママパパは、子どもを通じて知ったり気づいたりしたとしても、教えてくれるとは限りません。まずはわが子と会話をすることが大事だと思います。

「今日はどうだった?」

そう声をかけても、そのうち「別に」しか返ってこなくなるでしょう。それでも、そのときの声音を、表情を、態度を、よく聞き見つめていくしかありません。子どもが「パパやママは自分のことをいつだって見ている」と感じ、それが安心感に繋がることを願って。

「子育て4訓」からわかること

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さて「子育て4訓」をご存知でしょうか。

・乳児はしっかり肌を離すな

・幼児は肌を離して手を離すな

・少年は手を離して目を離すな

・青年は目を離せ心を離すな

子どもの成長と共に、親がするべきことは変わるというのがわかりますね。

小学校入学といった大きな節目は特にそうでしょう。「保育園のときはこうだったから大丈夫」ではなく、成長のステージが変わるときこそ、親はより注意深く子どもを見守る必要があるのだと思います。

そのためにも、ちょっと想像できないトラブルが発生したり、理解しづらい問題行動をしたりすることがある、という心構えをしておきたいですね。

生まれてすぐ、わが子の寝顔をじっと見つめていた幸せ。小さな指が動く様子を何ひとつ見逃すまいとながめていたあの頃。私達親は最初から「見つめる」ことで子育てをスタートしてきましたよね。言われてみれば、わが子を見つめるのは得意なはず。優しく見つめて気づく親でありたいと、今改めて思います。

【ライター 大橋 礼】

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌! 本とお酒があればよし。

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