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眠れぬ夜は星空を眺める

2014年07月24日 15時11分 JST | 更新 2015年09月02日 01時55分 JST

眠れぬ夜は星空を眺める

ストレスが多い日々の中、今日はなんだか眠れない、そんな日もあると思います。睡眠は自律神経と連動していて、眠れないときは交感神経が優位になっているので、リラックスモードの副交感神経を働かせることが大切です。

緊張状態だと呼吸は浅く、心拍は早く、血圧は高く、発汗は増加します。瞳孔の大きさも自律神経と関連していて、緊張状態だと拡張して大きくなり、リラックスすると収縮して小さくなります。

瞳孔の大きさは、視線を向ける対象の距離によって変わり、近くを見るときは大きくなり、遠くを見ると収縮します。つまり、遠くを見るだけで自然にリラックスできるのです。日中はパソコンやスマートフォンなど、近くに視線を向けて緊張している私たち。夜になったら遠い宇宙の星空を眺めてみましょう。

実は、室内で星空が楽しめる家庭用プラネタリウム「ホームスター」は、実験によって快眠効果が証明されています。脳波分析と、免疫ホルモンを指標としたリラクセーション効果を解析した結果、

(1)寝つきがよくなる

(2)眠りが深くなる

(3)寝起きがよくなる

ということがわかりました。特に(2)は、ノンレム睡眠ステージ3~4の徐波睡眠という深い眠りが、平均30%も伸びたというので驚きです。新陳代謝を高めて疲労回復を促す成長ホルモンは、徐波睡眠が合図となって分泌されるので、しっかり疲れが取れて目覚めもよくなったのでしょう。

ホームスターは発売当初から「よく眠れるようになった」というお客様の声が多く届いていて、これは開発者の意図ではなかったので戸惑いもあったそう。家庭で手軽に星空を楽しむことが目的であって、快眠を意識して制作したわけではなかったからです。

ホームスターは平面の天井に星空が映っているのですが、1点に集中しながら眺めていると、星に遠近感が出てきて立体的に見え始める瞬間があります。このとき、頭の中は静かで、宇宙との一体感を感じていることに気がつきます。これは一種の瞑想状態。静かなマインドで、広がった意識で眠りに入っていけば、質の高い睡眠が得られます。

就寝前には空を見上げて星を眺める、毎日の入眠儀式としてもおすすめ習慣です。

文章:三橋 美穂(快眠セラピスト/睡眠環境プランナー)

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