【連載】vol. 2 旅行が苦手な私がたどり着いた新しい旅の選択 ~定住旅行家ERIKOの"幸感力"を磨く旅~

体験の一つ一つが、自分の常識や偏見から少しずつ視野や可能性を広げてくれるような気がするのです。

前回の記事で、私が「どうして旅人生を送っているか?」について書きましたが、今回から私の旅にまつわることを連載にして書き綴っていきたいと思います。

定住旅行って何?

"定住旅行" 私は自らの旅の活動をそう名付けて肩書きのようにして使っています。私の旅のスタンスは、ガイドブックに載っているような観光地や絶景などを見に行くことや、美味しいものを食べて非日常を体験する娯楽的な旅とは少し異なります。では「定住旅行」とはどんな旅なのか? それは、"現地の人の日常を体験する旅"です。

定住旅行家はホテルや

ホステルには泊まらない!

旅先では、現地の家庭に滞在して暮らすように旅をする、いわゆるホームステイという形式をとっています。私の旅の目的は現地の人の暮らし、生き方、文化、習慣などを体験し、発信することです。そのためには、そこに住む人の家庭の中に入ることが大切になります。そうすることで、より深いコミュニケーションをとることができ、文化や習慣、何を大切にして暮らしているかなどが分かるからです。

これまでに約40カ国、64家族の家庭に滞在させていただきましたが、現地では、主に滞在先の家族の活動に同行させてもらいます。仕事場を見学させてもらったり、教育機関を訪問して、日本や故郷の鳥取について講義をさせてもらったり。現地の人びとの日常を様々な角度から見て理解するよう心がけています。

また、私がホームステイにこだわる理由は、ホテルなどの宿泊施設に泊まってしまうと、たちまちそこではお客さんという立場になってしまい、現地の人の本当の姿を知ることが難しくなってしまうからです。

それに、ホテル滞在では、自分の都合で食事やあらゆる不都合を回避する選択ができてしまいますが、ホームステイでは、家族の生活スタイルを理解し寄り添い、彼らが食べているものと同じものをいただきます。そうすることで、その土地の仕様に自分を変化させてゆく勇気が試されます。そして、それらの体験の一つ一つが、自分の常識や偏見から少しずつ視野や可能性を広げてくれるような気がするのです。

定住旅行家はひとりで行く!

もともと団体行動や複数のグループでの行動が苦手ということもありますが、旅に出るときはひとりで行くようにしています。それは、ホームステイ先の負担を軽減するという理由もありますが、友達や親しい人と一緒だと、ステイ先の人たちと過ごす時間が圧倒的に少なくなり、現地の人たちとのコミュニケーションを取る割合が少なくなってしまうからです。本質的に人間が人と出会うときはひとりであることが大切だと感じています。

海外だけでなく魅力に溢れる国内

去年からは国内での定住旅行も始めました。日本には6,000以上の島があり、また地域によってそこにしかない独自の文化があります。これまで北海道の利尻島や三重県の答志島に定住旅行しましたが、どちらも海外に引けを取らないほど新しい発見があり、母国であり、よく知っているはずの日本に対しての見方も大きく変わりました。

滞在型の旅という選択

最近では、聖地巡り、離島巡り、列車の旅など、決まったテーマや目的を持って旅をするなど、観光地を巡るだけではない、従来の旅と異なった様々な旅を求める人が多くなりました。時間に余裕のある方は、1つの場所を拠点として、そこから色々な場所を訪ね歩くという滞在型の旅をするのも新たな発見があるかもしれません。

次回は、旅に出る前のプランニング、定住旅行先の選び方について書きます!

Lealta(レアルタ)/Photo&ライター:ERIKO(モデル・定住旅行家)

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